投資信託は多くの種類がありますが、初心者に向いているタイプというものがあります。運用対象がわかりやすく、比較的リスクが少ない(値動きが安定している)ものを集めました。

投資信託の選び方

投資信託の種類と特徴

 投資信託は運用対象や運用方針の違いによって多くの種類があります。その種類の多さが初心者をしりごみさせてしまう一因かもしれませんが、自分に適した商品を購入できるかどうかも、投資信託を上手に続けるコツの一つかもしれません。まずは、投資信託の主な分類を知ることから始めましょう。

 【国内債券型】

 国内の公社債に投資。安定した運用が期待できる商品が多くあります。

 【海外債券型】

 海外の公社債に投資。国内債券型に比べて高い収益分配金が期待できますが、為替ヘッジをしていない場合、為替の変動リスクが伴います。

 【国内株式型】

 国内の株式に投資。商品によって「インデックス型」と「アクティブ型」に分類され、投資方針や運用手法が異なります。

 「インデックス型」

 日経平均株価やTOPIXなど、国内のインデックス(市場全体の動向を表す指標)に連動することを目指した運用。わかりやすさと運用コストの低さで人気があります。

 「アクティブ型」

 インデックスに対して、相対的に高い投資成果を目指した運用を行います。

 【海外株式型】

 主に海外の株式に投資。為替ヘッジ(将来のある時点に事前に決められた一定の交換レートで外貨を売り、円を買う取引を行うために通貨の先物取引やオプション取引を利用し、為替の変動に伴う資産価値の変動を回避する取引)をしていない場合、為替の変動リスクが伴います。商品によって、投資対象国や投資対象資産、運用の手法が異なります。

 【バランス型】

 国内外の株式や債券、不動産投資信託など、複数の資産に分散させて投資するファンド。分散することによって、リスクを抑えた運用が期待できます。

 初心者であれば、大きく分けて国内債券型、海外債券型、国内株式型、海外株式型、バランス型を頭に入れておけば充分かと思います。

初心者ならリターンよりリスクを先に考えよう

 初心者はとかく分配金に目を奪われがちですが、「分配金が多い=儲かる」というのは、必ずしも正しいとは限りません。分配金が多いファンドの中には、価格変動リスクが大きいものもありますので、分配金の多さだけでなく、トータルリターンで判断するようにしましょう。

 【トータルリターンとは】

 株式、債券などへの投資から得られる一定期間の利益、または損失のことをいいます。再投資された分配金、投資対象の価格の増減が含まれます。トータルリターンの求め方は、

 トータルリターン=(価格増減 + 受取分配金など)÷投資額

 となり、その値はパーセンテージで表されます。

 【トータルリスクとは】

 投資リターンの全変動を指し、その標準偏差で計量化されたものをトータルリスクまたは総リスクといいます。

 投資をするならば誰しも高いリターンと低いリスクを好みます。ですが、一般的にリスクが低い投資はリターンも低く、リスクが高い投資はリターンが高い傾向にあります。初心者は運用のしくみや価格の変動要因などはできるだけわかりやすいものがよいので、目論見書の最後にあるリスクの記載等も参考にしてはいかがでしょうか。初心者は、投資対象が理解でき、リスクの少ない商品からスタートしてみてはいかがでしょうか。

初心者におすすめの投資信託

 初めて投資信託をされる方の中には、少しでもいいから預金にしておくよりは増やしたいと思って始める方も多いのではないでしょうか。そういった初心者の場合は、値下がりを避けて少しずつでも安定して増やしていければよいという気持ちが強いでしょうから、リスクの小さいものから始めてみることをおすすめします。

◎債券型

 株式型に比べて価格変動リスクが小さい債券型の投資信託は初心者におすすめです。海外債券型は外国の政府や企業などが外貨建てで発行する債券へ投資する投資信託ですが、国内債券に比べ高いリターンが期待できます。ただし、注意したいのは海外債券型を選ぶ場合は、価格変動の大きな要因となる為替リスクを取らないで済む「為替ヘッジあり」の商品を選ぶことです。為替ヘッジにはコストがかかりますが、海外の金利が低いときには低コストで運用が可能です。

◎国内株式型【インデックス型】

 日経平均やTOPIXと連動するので、日経平均株価が上がれば投資信託の価格も上がり、日経平均株価が下がれば投資信託の価格も下がります。値動きの変動がわかりやすく、またインデックスについての情報も新聞やニュース、ネットなどで目にする機会が多いので初心者にとって始めやすい投資信託だといえます。

購入前に行いたい情報収集

 ある程度購入したい投資信託の方向性が決まってきたら調査を開始しましょう。

 【基準価額の推移】

 目論見書と呼ばれる投資信託の説明書は必ず発行されているので、チェックしておきましょう。また、基準価額や純資産残高の推移等がわかるレポートも毎月発行されます。商品を取扱っている銀行や証券会社のサイトに掲載されていますので、購入前に確認しておきましょう。

 【クチコミ】

 投信ブロガーが選ぶFund of the Year(http://www.fundoftheyear.jp/2014/)など、一般投資家の目線で情報を集めてブログで発信している投資信託の情報ツウである投信ブロガーさんのクチコミは非常に役立つ評価基準となります。

 【セミナー・相談会】

 各金融機関では、投資信託に関する相談会やセミナーを開催していることも多く、実際に専門の担当者が相談に乗り、アドバイスをしてくれるので、利用してみましょう。

常陽銀行のホームページでは投資信託選びに迷っている方に、販売実績ランキングや、カテゴリから自分に適したファンドを探せるぴったり検索機能があります。

おススメ商品・サービスについて

さらにオトクに始めるなら、NISAを活用しよう

 NISAは平成26年に導入された少額投資非課税制度のことで、年間の投資額100万円までは最大5年間、分配金や譲渡益が非課税になる制度です。NISAの投資上限枠を活かしきるなら投資信託がおすすめです。株式取引をNISAで行う場合、株価700円の銘柄で最低単元株が100株だとすると2単元購入することはできず、1単元の購入だと30万円余ってしまい非課税枠を活かしきることができません。一方、投資信託は金額を細かく設定することができるので非課税枠を最大限活用することが可能です。

NISAについて

(2015年6月24日)

以 上


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