新婚旅行の予算はいくら?人気の海外の旅費目安や節約方法も紹介

新婚旅行の予算はいくら?

新婚旅行の行き先・費用の調査結果

 新婚旅行(ハネムーン)は結婚後に新婚夫婦が2人で行く特別な旅行です。最近は様々な理由から新婚旅行へ行かない選択をする夫婦も増えてはいますが、結婚を機に長期休暇などもとりやすいことから、「新婚旅行は絶対に行きたい」と思っているカップルはまだまだ多いようです。

 夫婦の思い出となる特別な旅行だからこそ、新婚旅行はすべてに満足のいくプランを立てたいもの。でも、こだわりが強くなるほど、旅行先や予算を決めるときなどに迷いが出てしまいます。

 そこで、新婚旅行に行った経験のある方にアンケートをとり、新婚旅行の行き先や旅行にかかった費用などを教えてもらいました。先輩夫婦たちはどの国へどのくらいの予算で行ったのか、新婚旅行の予定がある方は参考にしてみてください。

新婚旅行の行き先はどこ?

新婚旅行の行き先はどちらですか?
調査概要

 新婚旅行の行き先は大きく分けると国内・海外の2つ。海外も含めるとかなり多くの場所を旅行先として選ぶことができますが、新婚旅行先として人気の場所には一定の傾向がありました。

 「新婚旅行に行った経験のある男女に向けたアンケート」によれば、新婚旅行の行き先は海外が約60%、国内が約40%という結果に。海外では新婚旅行の代名詞とも言えるハワイがダントツの人気で約24%、そのほか、イタリアやスペイン、フランスなどのヨーロッパと、グアムやバリ島などのリゾート地に人気が二分しているようです。

新婚旅行にかかった費用は?

新婚旅行にかかった費用の総額はいくらですか?
調査概要

 上記のアンケート結果では、新婚旅行にかかった費用の総額で一番多かった価格帯は30万円~50万円の35.7%、次いで10万円~30万円がトップをわずかに下回る32.2%という結果になりました。そのほか50万円~70万円が13.9%、最高価格帯の90万円以上と最低価格帯の10万円未満は共に7.0%、70万円~90万円は4.3%と最も低い割合です。

 夫婦の年齢や経済力、新婚旅行に求めるものにもよりますが、「一生に一度のことだから」と新婚旅行にはある程度のお金をかけるカップルが少なくないようです。

新婚旅行で人気の旅行先と旅費の目安

 前述したとおり、人気の新婚旅行先は大きく分けるとリゾート地とヨーロッパに二分しています。ここでは、新婚旅行で人気の旅行先と旅費の目安を紹介します。旅費は行き先や滞在期間、ホテルなどのグレード、行く時期などによっても大きく変わるため、目安としてご覧ください。

国内
旅費目安 場所によって異なる(沖縄や北海道の場合は4泊5日で20~30万円程度)
ベストシーズン 場所によって異なる
新婚旅行におススメの観光地 沖縄/北海道/京都

 北海道から沖縄まで、日本国内にはリゾート地や観光スポットなど新婚旅行の行き先としておススメのエリアが多数あります。

 海外旅行と比べると国内旅行は言葉やマナーの心配がなく、移動時間が少なく済んだり、旅費が安く済むなどのメリットがあります。また、家族や友人たちも交えて旅行がしやすいのもポイントです。

 国内で人気の新婚旅行先は、日本にいながらも非日常のリゾート気分を満喫できる沖縄や、その近隣にある宮古島や石垣島などの島。絶景のビーチやスパでのんびりと過ごしたり、美しい自然の中でアクティビティを楽しむことができます。旅費の目安は4泊5日前後の旅行なら2人で20万円~30万円程度です。

 沖縄とは対局に位置し、広大な自然が魅力の北海道も人気で、沖縄同様、4泊5日前後だと2人で20万円~30万円程度です。また、日本屈指の観光地である京都も新婚旅行先として選ばれることが多く、旅費の目安は京都が3泊4日前後で15万円~20万円程度が1つの目安となっています。

ハワイ
旅費目安 40万円~80万円(旅行日数5日~7日程度)
ベストシーズン 5月~10月(乾季)
新婚旅行におススメの観光地 ホノルル/マウナケア山/ダイヤモンドヘッド

 海外の人気リゾート地・ハワイは、過ごしやすい気候で1年中どの時期に行っても楽しむことができる、新婚旅行先の王道です。世界で最も有名なワイキキやノースショアなどの美しいビーチ、オアフ島にある世界最大規模のアラモアナ・ショッピングセンターを始め、豊かな大自然、ホテルやアクティビティなども充実しており、海外ならではの非日常を存分に満喫できます。治安も良く、日本語も比較的通じるため、海外旅行に不慣れでも安心して行けることもポイントです。旅費は5日~7日で40万円~80万円が目安です。

イタリア
旅費目安 50万円~100万円(旅行日数6日~8日程度)
ベストシーズン 4月~6月と9月~10月
新婚旅行におススメの観光地 ローマ/ミラノ/フィレンツェ/ベネチア/カプリ島

 世界遺産が多く、街ごとに異なる個性と美しい街並みが魅力のイタリア。ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ベネチアの4都市を巡る定番コースが人気です。カプリ島の「青の洞窟」を始め、美術館や博物館など魅力的な観光スポットも多数あるほか、ファッションが好きな方はショッピングを楽しんだり、食通なら本場のイタリア料理を堪能できるのも魅力です。日本からは距離があるため、旅費の目安は6日~8日で50万円~100万円と、他の地域と比べると高めになっています。

グアム
旅費目安 20万円~50万円(旅行日数4日~5日程度)
ベストシーズン 1月~4月
新婚旅行におススメの観光地 アトランティスサブマリン/アプガン砦/アンダーウォーターワールド

 日本から約3時間半の南国リゾート・グアムは、ハワイよりも手軽に行ける人気の島です。年間を通して暖かな気候で、1年中ビーチリゾートを楽しむことができます。大型ショッピングモールもあるため、ゆっくりと買い物を楽しむことも可能です。また、日本人観光客が多く、簡単な英語や日本語で現地の人とコミュニケーションをとることができるのも行きやすさの理由の1つとなっています。旅費の目安は2人で20万円~50万円です。

スペイン
旅費目安 50万円~100万円(旅行日数6日~9日程度)
ベストシーズン 5月~10月
新婚旅行におススメの観光地 バルセロナ/マドリード/アンダルシア

 冬でも比較的暖かく、美しい街並みと風景、素晴らしい芸術作品の数々に出会えるスペイン。バルセロナとマドリードの2大都市、それからアンダルシア地方を巡るのがスペイン周遊の定番ルートです。バルセロナには建築家のアントニ・ガウディの建築物が多く残っており、中でもサグラダ・ファミリアは必ず訪れたい観光スポットの1つ。また、スペイン料理は日本人の舌によく合い、グルメを満喫するのも良いでしょう。旅費は、6日~8日の日程で50万円~100万円が目安です。

バリ島
旅費目安 30万円~80万円(旅行日数5日~7日程度)
ベストシーズン 4月~10月(乾季)
新婚旅行におススメの観光地 ビーチリゾート/ウブド/タナロット寺院

 美しい海に囲まれたインドネシアの島・バリ。アジア有数のリゾート地で、世界的にも有名なホテルが多数あり、新婚旅行先としても人気のエリアの1つです。バリと言えばゆったりと過ごすビーチリゾートのイメージが強いですが、大自然に包まれた緑あふれるウブドも魅力的。また、バリ島に多数ある寺院の中でも特に有名な海に浮かぶ寺院・タナロット寺院や、バリ舞踊は必見です。旅費の目安は5日~7日間で30万円~80万円と、ハワイと同程度の費用感となっています。

フランス
旅費目安 50万円~100万円(旅行日数6日~8日程度)
ベストシーズン 4月~11月
新婚旅行におススメの観光地 パリ/セーヌ川/モンサンミシェル

 世界有数の観光大国・フランスは、様々な角度から楽しむことができる、新婚旅行の行きたい国ランキングでも常に上位に位置する国です。世界遺産のモンサンミシェルやヴェルサイユ宮殿を始め、エッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ通り、セーヌ川沿い、ノートルダム大聖堂、ルーブル美術館など、一度は行きたい観光スポットが数多くあります。また、街そのものの魅力も多く、本場のフレンチを堪能したり、一流ファッションブランドの本店を訪れるなど、様々な楽しみ方ができる国です。旅費の目安は50万円~100万円。ヨーロッパの中でも高めの価格設定になっています。

新婚旅行の予算の決め方

 新婚旅行は一生の記念となる特別な旅行。そのため、行き先や期間など夫婦の希望が全てかなう形で実現するのが理想です。しかし、希望どおりの新婚旅行に行くことができるかは資金次第、と言っても過言ではありません。まず初めに予算を決めておき、希望の旅行があまりにも高額になってしまう場合はプランを見直しましょう。

 結婚にかかる費用の主な内訳は「結婚式」「新婚旅行」「新居」の3つ。新生活が軌道に乗るまでのお金も必要です。そのため、新婚旅行の予算の目安としては、貯蓄額から「結婚式の費用」「新居にかかる費用」「3カ月分くらいの生活費」を差し引いた金額が理想です。

 予算を決めたら新婚旅行の行き先と日数を決め、出発する前に必要な費用(ツアー代金または飛行機代やホテルの宿泊代、海外旅行保険料など)と、旅行先で必要となる費用(現地での食事代や交通費、お土産代など)の概算を出して、予算と旅費の差額がどのくらいになるのかを確認してみましょう。

節約しつつ新婚旅行を楽しむには?

節約しつつ新婚旅行を楽しむには?

 せっかくの新婚旅行、「節約せずに満足のいく旅行にしたい」と考える方は多く、多少の予算オーバーなら気にしないケースも多いと聞きます。しかし、新婚旅行後の生活のことも考え、あまりにも予算をオーバーしてしまうようであれば、無理のない金額でのプランを考え直しましょう。

 ここでは、旅費を節約するポイントを紹介します。

パックツアーを利用する

 新婚旅行はオーダーメイドのプランを立てる夫婦も多いですが、費用を抑えるなら料金がパックになったツアー(パッケージツアー)を利用するのがおススメです。交通機関と宿泊先を個別で手配するよりもリーズナブルに旅行することができ、内容によっては食事、それから観光地の料金の優待や特典などがつく場合もあります。

 また、パックツアーの場合、早めに予約することで旅費が割引される「早割プラン」などもあり、ヨーロッパなど旅費が高額になりがちな旅行先の場合は割引特典を利用することで、通常価格よりおトクに旅行することも可能です。

オフシーズンなど旅行費用の安い時期を狙う

 行き先が同じであっても、旅行する時期によって、旅費は大きく変動します。

 国内・国外に限らず、年末年始、お盆を中心とした夏休み、ゴールデンウイークなど大型連休がある時期は料金が高く設定されています。しかし、旅行客が少ないオフシーズンなどであれば、ツアー代金や宿泊費自体が値下げされていることも多々あります。特に海外旅行の場合はオフシーズンを選ぶだけでもかなりの金額差になります。

 オフシーズンは気候が悪いなどのデメリットもありますが、旅費が安くなるだけでなく、旅行客が少なく現地をゆったり満喫できるというメリットもあります。

金銭的に余裕ができてから新婚旅行に行く

 新婚旅行といえば、通常は結婚式などの後に行くことが多く、結婚式、新婚旅行と大きな出費が続くタイミングです。新婚旅行に行く時期に決まりはなく、最近は、結婚生活が落ち着いてから改めて旅行に行く夫婦も増えています。金銭的に余裕がない場合は無理をせず、時期をずらし、ある程度の貯蓄ができてから改めて旅行の計画を立てるのも、理想の新婚旅行を実現する1つの方法です。

旅行先を国内やアジア圏にする

 旅行先にそこまでこだわりがないようであれば、比較的低予算で行ける国内やアジア圏を旅行先として検討するのもおススメです。海外旅行は旅費が高いイメージがありますが、場所によっては国内より安く行ける国もたくさんあります。近場なら、セブ島などのリゾート地があるフィリピン、日本から少し離れて海外の雰囲気を楽しむならタイやマレーシア。物価が安く、旅費や滞在中の費用などを抑えることができます。

新婚旅行のためにローンを組む

 結婚には色々とお金がかかるため、新婚旅行の資金までは準備できないこともあるかもしれません。そんなときは、ローンを組むという選択肢もあります。まとまった資金を準備するにはそれなりの期間がかかるため、ローンを組むことで貯蓄の時間を短縮し、金額を気にせず理想の新婚旅行に行くことが可能です。

 常陽銀行の「常陽フリーローン」は、結婚資金以外に新婚旅行や新生活資金など、様々な用途に使える商品性となっています。借入金額は最大500万円、返済期間は最長10年、保証料が無料のローンです。来店不要でパソコンやスマホでお申し込みからご契約まで可能。借入可能額が即座に分かる5秒診断や、最短で当日中に結果をお知らせできるインターネット仮審査なども実施しているため、ご検討の際にはお気軽にご活用ください。

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将来を考えて予算を組み、新婚旅行を楽しもう!

 理想とする新婚旅行は夫婦によって様々。後悔なくすべてに満足する新婚旅行を実現するには、やはり事前に新婚旅行の資金をどの程度用意できるかにかかっています。そのため、結婚式など他の結婚資金も含め、前もって計画的に貯蓄をしておくことが大切です。

 けれども、比較的長期間となる新婚旅行はタイミングも重要です。スケジュール調整などがうまくいかなかった場合、旅費が割高になってしまうタイミングでしか予約ができず、予算以上の費用がかかってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、審査に時間がかからない、銀行のフリーローンの利用も検討してみてください。

常陽フリーローン ブライダル編
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(2020年11月13日)

本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
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以 上

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