世帯年収1000万円

 年収が1000万円を超えている・・・うらやましい話ですよね。しかし、年収が1000万円以上あっても、貯蓄ができないという人が結構いるのです。さらには家計が赤字になることもあるのだとか。年収1000万円世帯の生活習慣等をみながら、原因を探ってみます。

高収入でも貯蓄ゼロは10人に1人?

 年収1000万円を稼ぐことは、憧れであり、裕福な家庭のイメージがありますよね。

 では、どのくらいの割合の方が1000万円以上の収入を得ているのでしょうか?

 『平成25年度 国税庁 民間給与実態統計調査』によりますと、
男性では6.2%
女性では0.9%
合計では3.9%
という結果になっており、やはり少数です。

 収入が増えると、将来のために貯蓄をしておくことができると思っていませんか?

 金融広報中央委員会の『家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](2015年) 』によりますと、
年収750万円以上の貯蓄率は、11.5%〜13.5%
となっていて、
年収300万円以上500万円未満の20.0%〜31.6%
と比べると少ない結果になっています。年収が多くなるにつれて、貯蓄率は増えていくのかと思いがちですが、この結果から収入の多い少ないは関係ないことが分かります。

 そして、年収1000万円以上の世帯の10%が貯蓄ゼロというデータもあります。ではなぜ、貯蓄ができないのでしょうか?

年収1000万円超えの落とし穴

 年収1000万円の割合は全国で3.9%となっています。年収300万円であれば買いたいものを厳選し、節約せざるを得ないですが、年収1000万円という数字で安心してしまい、買いたいものを買う、その結果貯蓄ができなくなってしまうという悪循環にあるのではないでしょうか?

見栄を張る生活をしていませんか?

 収入の多い世帯は、習い事や学習塾にも多くお金をかける傾向があります。音楽、語学、スポーツ、進学塾等々、それが本当にやりたいことなのか、とりあえずやっておきたいことなのかを見極める必要があります。また、収入の多い世帯では洋服にかけるお金や、外食にかけるお金も多くなる傾向があります。お高めなランチなど、交際費にも費用が掛かっているようです。

世帯年収を1000万円にした方がお得な場合も

 夫一人が1000万円の収入がある場合と、世帯としての年収が1000万円の場合の税金面ではどのくらいの違いがあるでしょうか?

 例えば、夫のみの年収1000万円と夫の年収600万円、妻の収入400万円とで比較してみましょう。

給与所得 給与所得
控除
基礎控除 配偶者
控除
社会保険料控除等 課税所得 所得税額
夫のみ 10,000,000 2,200,000 380,000 380,000 1,400,000 5,640,000 700,500
6,000,000 1,740,000 380,000 0 820,000 3,060,000 208,500
4,000,000 1,340,000 380,000 0 550,000 1,730,000 86,500

 合計年収が同じでも、所得税の差は40万円以上にもなる結果となりました。言い換えると、手取り収入が40万円多くなるということです。

 これは、日本の所得税の課税制度が累進課税を取っているためで、年収が高ければ高いほど税率は高くなってしまいます。

まとめ

 年収1000万円の世帯は、600万円の世帯より手取りが少なくなることはありませんが、所得制限にかかり、児童手当等が少なくなったり、所得税率も高くなります。そのうえで、日々の生活に無駄はないのか、無理はしていないかを振り返り、計画的にやりくりしていきましょう。そして、将来のライフプランを考え、貯蓄目標を立てながら将来に備えていきましょう。

NISA

 将来の目標を立てるとともに、運用方法も考えていきたいものです。

 NISA(少額投資非課税制度)というお得な制度があります。投信や株式等から生じる値上がり益、配当金等が非課税になります。価格が値下がると元本が割れる等のリスクを理解したうえで、分散投資、長期投資、複利運用で殖やす方法も検討してみてはいかがでしょうか。

 NISAについては『大人気のNISA、そのデメリットを知っておこう』で詳しく解説しています。

外貨預金

 為替差益や金利で利益を期待できる外貨預金もお勧めです。

 円預金より金利が高いことと、預入時より円安になると為替差益が得られるというメリットがあります。もちろん為替差損が発生する場合がありますので、リスクを正しく理解することが大切です。

外貨預金について

(2016年10月20日)

以 上


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