初心者必見!お金を効率よく貯めるためのカンタンな家計簿のつけ方を紹介

初心者必見!お金を効率よく貯めるためのカンタンな家計簿のつけ方を紹介

家計簿はつけた方が良いのはなぜ?

 家計簿、と聞くと毎日出費がある度に記録をしなければならないような、面倒な印象があります。「毎日、毎週続けることができない」、「収入と出費のことで一喜一憂したくない」という方も多いでしょう。しかし、世の中には家計簿を長期間つけ続け、うまく家計を回している方もいます。なぜ、長期的に家計簿をつけることが重要なのでしょうか。その理由を解説します。

貯蓄・節約のため

 家計簿をつけ続けること自体にメリットはありませんが、お金を貯めたり節約を上手に行うために非常に便利なツールです。毎月の収支の流れを把握することで、今まで気付かなかったお金の使い方のクセや無駄な出費に気付くことができます。もっと「お金を賢く貯めたい」、「節約したい」と考える方は家計簿を続けられる可能性が高いでしょう。家計を担う主婦・主夫に限らず、お小遣いをうまく管理したい男性や学生さんも、家計簿をうまく利用することでお金の管理が楽しくなるはずです。

家計簿をつけるための準備

 家計簿をつけ始める前にチェックしておくべきポイントを紹介します。家計簿をつける目的や、自分に合った家計簿のつけ方を見つけましょう。

家計簿をつけ始める前のチェックポイント

 家計簿をつけ始める前に確認すべきポイントは「何のために・どうやって・何の項目で行うのか」を明確にすることです。毎月節約をして貯蓄金額を増やしたいのか、欲しい物があって貯蓄をしたいのか等、何のために家計簿をつけたいのか自分の中で整理してみましょう。次にどうやって家計簿をつけていくか、目的を達成するためにも家計簿を長く続けられるよう自分に合った最適な方法を考えます。具体的な例については後ほど紹介しますが、その他にも楽しく節約や家計簿を続けられる方法をインターネットや本などで調べてみるのも良いでしょう。家計簿を長期間続けていけるように分類する項目も自分なりに整理したり、工夫してみましょう。また、項目が細かくなりすぎると面倒になってしまい、続かない可能性もあるため、必要な項目を最低限設定するようにしましょう。

家計簿をつける方法

 家計簿を初めてつける方や、自分に合った方法が分からないという方へ向けて家計簿のつけ方の例を紹介します。まずは家計簿の冊子を購入しましょう。家計簿ノートを購入すると、記入する項目があらかじめ記載されているため、自分なりに項目を決めたい場合は通常のノートでも問題ありません。

基本のつけ方

 まずは当月の収入予定を整理し、その月に使える金額を把握します。当月の収入から、家賃や光熱費、携帯電話代など毎月一定額発生する固定費を差し引いて、生活費を算出しましょう。算出した生活費をもとに、食費は3万円以内、日用品は1万円以内など、それぞれの項目で使える金額の予算を決めていきます。この時、変動性のある医療費や交通費などは「雑費」としてまとめておくと管理しやすくなります。あとは日々購入したレシートの金額を項目ごとに記入していき、予算内に収められるようにやりくりします。各項目の欄に使用した金額を記入していき、金額を合算して最初に決めた予算から差し引いてみましょう。差し引いた結果マイナスになった場合は、赤字となります。

レシート家計簿

 何かを購入する度に家計簿に記入するのは面倒という方におススメの方法は、レシートをノートに貼るだけの家計簿です。ノートを用意し、1カ月間の予算を項目ごとにノートに記載していくところまでは同じです。その後は日付ごとにレシートを貼っていき、3日に1回、1週間ごとなど定期的にいくら使ったか集計を行います。次の給料日が来たら、前日までの合計金額と予算を照らし合わせて予算をオーバーしていないかどうか確認します。この方法は、レシートを日ごとに貼る時点では金額を記入する手間がないという点がメリットです。しかし、例えばスーパーで食品と日用品を購入した場合、1枚のレシートにまとめられてしまうため最終的にはそれぞれの項目の金額を目で確認し、合計しなければなりません。しかし、レシートを日ごとにまとめていけば紛失することはないため、月末に合計する際、何に使ったか分からない金額が出ることは少なくなるでしょう。

家計簿アプリ

 使った金額を定期的にノートに記入したり、レシートを毎日取っておくのも億劫という方は家計簿アプリが便利です。アプリをインストール後、初期設定と項目を設定します。クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済をよく利用する場合は、利用履歴を連携できるアプリを選ぶと良いでしょう。あとは日々買い物をした際にレシートをスマートフォンのカメラで読み取っていき、月末に予算との照らし合わせを行います。キャッシュレス決済を読み込んでくれるアプリを利用する場合は、キャッシュレスでお会計をすると自動で登録されます。

 アプリで家計簿をつけるメリットは、スマホ1つで管理が可能な点と、毎月の内訳を自動で計算・グラフ化してくれることです。また、アプリによっては他の金融機関のアプリと連携可能なものもあり、口座の残高や入出金も記録してくれます。毎月口座のお金をどれだけ利用したかも同時に管理できます。さらにクレジットカードとの連携もできるアプリを選んで使用すれば、非常に便利なツールとなるでしょう。唯一のデメリットは、すぐにその場でレシートを読み取ったり、入力をしないと忘れてしまいがちになる点です。キャッシュレス会計でも金融機関やクレジットカードを連携しない場合や現金などで買い物をした場合は、毎月の自分の収入や購入したレシートを毎回登録しなければならないため、慣れるまでは少し面倒に感じるかもしれません。

家計簿をつけるときのポイント

家計簿をつけるときのポイント

 自分に適した家計簿のつけ方を選択したうえで、さらに続けやすくするためのポイントを紹介します。面倒だと思う原因を追求し、それを解消する方法を考えてみましょう。

家計簿に記入するタイミングを決めておく

 家計簿で最も面倒と感じることは、ノートやアプリに記入することです。これを解消するためにも、ノートへの記入タイミングは3日や1週間に1回など、自分が続けられそうなペースで定期的に記録するようにしましょう。アプリの場合は購入した直後にすぐ入力していくことをおススメします。ノートへ記入する場合、1週間や10日以上の期間が空いてしまうと1回の記入量が多くなり続けられなくなる可能性が高くなるため、最低でも1週間に1回は記入するように努力しましょう。帰宅直後や寝る前など、1日のうち決まった時間にアラームをかけて家計簿を記入するタイミングを習慣化させるのも1つの方法です。生活リズムの中に家計簿の記入が馴染んでしまえば、記入忘れも少なくなり着実に家計簿を続けていくことができます。

予算を超えた場合は改善点を見つける

 最初に設定した予算を超えてしまった場合は、いずれかの項目のどこかで多くお金を使っている可能性があります。レシートを確認し、どの項目でどのくらいの金額を使いすぎてしまったか原因を把握しましょう。そのうえで、次月の予算を立てるまでに改善策を考えます。また、予算をオーバーしてしまった項目は使いすぎたのではなく、最初に設定した金額自体が少なすぎたという可能性もあります。その項目内で必要以上の出費がなかったのであれば、黒字になっている他の項目の予算を削り、赤字となった項目の予算を次月は増やすという方法も有効です。次月は全ての項目が予算内、または黒字になることを目標として管理しましょう。

端数の計算は切り上げる

 家計簿が続かない原因の1つとして、1円単位の細かい金額の計算が面倒ということが挙げられます。毎回電卓を使って計算しなければならず、打ち間違いが続くと面倒になり記入をやめてしまう人も多いでしょう。この場合は、端数の計算を切り上げてしまうと簡単になります。端数を切り捨てにしてしまうと金額が少なくなるため、切り上げで計算するようにすれば不足にも気付きやすく、計算間違いも起こらなくなります。

クレジットカードの支払い分はその日のうちに

 近年のキャッシュレス化に伴い、決済を現金以外で支払う機会も増えています。クレジットカードの支払いをノートの家計簿に記録するには、主に2つの方法があります。

【クレジットカード払いの家計簿管理の方法】

  • 使ったその日に家計簿につける
  • 引き落とし日ベースでつける

 「1.使ったその日に家計簿につける」方法は、現金払いと同じようにクレジットカードで買い物をしたその日に家計簿へ項目別に記載します。あわせて、「クレジット払い」なども記載しておくと月末確認する際に分かりやすくなるでしょう。月末にクレジットカードで支払った分の合計を算出すれば、利用金額を把握できます。「2.引き落とし日ベースでつける」方法の場合は、利用金額の合計をクレジットカードの引き落とし日に家計簿に記載します。この場合、買い物をした月と引き落とし月がずれるため、何をいつ買ったかが分かりにくくなる可能性があるため注意が必要です。

 家計簿アプリで管理している場合もクレジットカードを利用したらまずレシートを読み込みます。メモ機能や備考入力にクレジット払いのレシートであることを記載しておけば、月末に出費を振り返る際に分かりやすくなります。また、アプリによってはクレジットカードのアカウントと連携でき、利用履歴が即座に反映されるものもあるため、事前に設定しておくと便利です。しかし、金額は連携できても、何を買ったかまでは反映されない可能性もあるため、メモ機能などを活用するようにしましょう。購入した物の名前やジャンルなどを記載しておけば、月末に整理しやすくなります。

常陽バンキングアプリでお金の流れを把握しよう

 お金の流れを把握するためには、銀行口座の入出金を把握する必要があるのではないでしょうか?常陽銀行のバンキングアプリは、常陽銀行の口座とキャッシュカードをお持ちの方なら、誰でも無料ですぐご利用可能です。銀行店舗やATMに行くことなく、残高照会をはじめ入出金明細の照会や振替・振込手続きなどがスマートフォンからお手続き可能なアプリです。さらに、月間入出金額の自動計算や支出のグラフ表示、出金レポートなども手軽にスマートフォンから確認でき、家計簿をつける際にも役立ちます。節約して黒字になった分の金額を貯蓄に回したい場合や定期預金の口座開設もご自宅にいながらスマートフォンで簡単に手続きでき、手軽に貯蓄の準備が始められます。

 常陽銀行の口座とキャッシュカードをお持ちの方は、ぜひダウンロードのうえ家計簿と一緒にご活用ください。

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まとめ

 日々の支出を家計簿に記録し、お金の流れを把握することは非常に大切です。また家計の管理だけではなく、上手に節約や貯蓄を行う練習として、学生の方が自分のお小遣いやアルバイト代を収入として家計簿をつけてみるのも良いかもしれません。利用している銀行のバンキングアプリと家計簿をうまく利用しながら、計画的に節約と貯蓄を行いましょう。

(2022年3月10日)

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以 上

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