定期預金とは?金利やネットバンキングでの預金申し込みについて解説

定期預金とは?

定期預金の種類

 定期預金の商品にはいくつか種類があります。期日を指定し、その満期日までは自由に引き出しができないものが一般的です。

 ここでは、定期預金の主流となるタイプの概要を紹介します。

定期預金

 定期預金とは、預入期間をあらかじめ決めたうえで銀行にお金を預ける預金サービスです。1カ月から数年単位の一定期間は、預け入れたお金を原則として引き出せない代わりに、普通預金よりは金利が高めに設定されているのが最大の特長です。

 普通預金より金利が高く、一定期間は引き出せないという点で貯蓄の手段としても利用できます。

積立式定期預金

 毎月決まった日に指定の口座から預金用の口座にお金を積み立てていく預金システムです。預入可能金額は銀行によって異なりますが、1,000円など少額から始められる商品もあります。

 自動的に金額が引き落としされるため、給料日などを引き落とし日に指定して金額を積み立てていく人が多いでしょう。毎月決まった金額をコツコツと積み立てられるため、着実に貯蓄を増やしていくことが可能です。毎月の生活費を圧迫しない程度の金額を設定することがポイントです。

外貨定期預金

 外貨定期預金は、日本円から外国の通貨を購入して預金を行います。日本では低金利が長期化しているため、金利の良い国の通貨で預金をするこの方法が注目されています。取り扱い通貨や金利は銀行によって異なり、レートも日々変動するため、こまめにチェックするようにしましょう。

 円高のタイミングで外貨を購入し、円安の時に外貨を円に替えると為替の差で高い利益を生み出せるのが特長ですが、為替レートが常に変動しており、場合によっては元本割れのリスクがあることや、預金保険の対象外である点は事前に把握しておきましょう。

定期預金のメリット・デメリット

 定期預金を利用する前に、メリットとデメリットを確認しておきましょう。定期預金には様々な種類がありますが、ここでは一般的な定期預金について解説します。

メリット

 定期預金は原則満期まではお金を引き出せないため、貯めた資金を消費することなく貯蓄ができるのがポイントです。

 また元本割れの心配もなく、安定性、安全性が高いところもメリットです。預入先の銀行などが破綻した際には、預金者の貯蓄額が一定の金額までは保護される預金保険制度が適用されます。

デメリット

 定期預金の金利は普通預金に比べると金利が高いことは事実ですが、低金利が続いている日本では金利による利益を得ることが難しく、運用効率は良くありません。

 また、どうしても資金が必要な場合は貯蓄額の一部を解約して引き出すことはできますが、銀行の窓口に足を運ばなければならないケースがあり、手間がかかります。預金保険制度には上限額があり、1つの銀行で保証されるのは1,000万円までとなっています。そのため、1,000万円以上の金額を預けたい場合は銀行を分散して貯蓄することをおススメします。

定期預金を選ぶ際のポイント

定期預金を選ぶ際のポイント

 定期預金を選ぶときに注目すべきポイントを紹介します。事前に理解を深めることで、どこの銀行の定期預金が良いか判断しやすくなります。

金利

 定期預金は一定期間お金を預け入れることで金利による利益が発生します。しかし、低金利が長年続いている日本では、金利によって多くの利益を期待するのは難しいかもしれません。すこしでも高金利を狙うのであれば、銀行で行われるキャンペーンを利用して口座を開設するのも1つの方法です。

利息

 利息には単利と複利があり、利息の計算方法が異なります。単利は預け入れた元本分にだけ金利が発生し得ることができます。複利は元本のみならず利息も含めて金利が発生し運用することを意味しています。

 たとえば単利の場合、1,000万円の元本に金利が0.01%で運用すると、1年目に1,000円の利息がつきます。2年目以降も利息は一定で変わりません。複利の場合は1,000万円の元本で同じ0.01%の金利で運用した場合、1年目は単利と同じで利息は1,000円になります。

 2年目以降は1年目の元本1,000万円と利息の1,000円が元金に組み込まれて0.01%の金利が発生するため、手に入る利益の額が単利よりも多くなるということです。定期預金の運用を長期で検討している場合、複利が適用されている商品をおススメします。

定期預金の始め方

定期預金の始め方

 定期預金を始めるには、定期預金の種類や金利への理解を深め、自分に合った商品を選ぶことが重要です。定期預金自体は気軽に始められますが、効率的に資産運用をしていくためにはどの銀行のどんな商品をどのような条件で預金するかを考えて選択します。

 これらのポイントを意識しながら、定期預金の始め方を確認していきましょう。

預金先と条件の決定

 まずは各銀行の定期預金の内容をチェックし、金利や利息などを比較したうえで預入先を決定します。期間限定のキャンペーンなどでおトクな金利で提供されていることもあるため、すでに口座を解説している身近な銀行の定期預金や、興味を持った地方銀行などの情報も調べてみましょう。

口座を開設する

 預入先を選定した後はその銀行で定期預金の口座を開設します。銀行の窓口でも口座開設ができますが、近年ではスマホやパソコンからオンラインで手続きが可能となっている金融機関も多くあります。

スマートフォンで定期預金の口座開設が可能な常陽バンキングアプリ

 常陽銀行のバンキングアプリでは、スマートフォンと常陽銀行のキャッシュカードがあれば、窓口までお越しいただかなくても定期預金の口座開設が可能です。

 マニュアルがなくてもすぐに操作できるとても分かりやすいアプリとなっています。

お申し込み方法(3分で登録完了)

 常陽銀行のバンキングアプリをご利用いただくまでの流れをご説明します。キャッシュカードを手元にご用意いただければすぐに設定が完了しますので、お手元にご用意したうえでアプリをダウンロードしてください。

ステップ1 アプリをダウンロード
⇒各アプリストアで「常陽銀行 バンキングアプリ」と検索します。
ステップ2 アプリを起動して、お客さま情報を入力
⇒お名前、生年月日、口座番号、キャッシュカードの暗証番号を入力します。
ステップ3 パスコードの設定
⇒アプリを開くときに入力するパスコードを数字4桁で設定します。
ステップ4 生体認証の使用確認
⇒生体認証の使用をご選択ください。生体認証を使用することで、パスコード入力を省略できます。
ステップ5 プッシュ通知の利用設定
⇒プッシュ通知の利用設定を行います。お振り込みなどの一部取引については、セキュリティ認証のため通知機能を必須としております。
ステップ6 利用設定完了!

 以上の設定が終わった後は、アプリを利用して定期預金の口座を開設できます。常陽バンキングアプリでは、定期預金の残高照会、明細照会、口座開設、預入・払出取引などが可能です。操作マニュアルなどがなくても簡単に操作していただけるデザインですので、日々の家計管理や支出管理にお役立てください。

常陽バンキングアプリについてはこちら

まとめ

 常陽銀行の口座をお持ちの方であれば、スマートフォンで手軽に定期預金を始められます。金利や利息、外貨預金のことなどで不明な点がある場合は、お電話でもご相談を承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

(2022年5月10日)

本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
コラム内容を参考にする場合は、必ず出典元や関連情報により最新の情報を確認のうえでご活用ください。

以 上

関連記事