海外留学の費用はどのくらい?費用総額や国別の平均費用を解説

海外留学の費用はどのくらい?

海外留学の費用はどのくらい?

 海外へ留学する場合、渡航費のほか、生活費の平均額など国別で必要となる費用を紹介します。留学で勉強する内容や本人の言語スキルにもよりますが、実際に学びたいジャンルの授業を受けるために、事前に語学学校へ入学して必要な言語を学ばなければならないケースもあります。その場合は本来通いたい学校の授業料のほかに、追加で語学学校の費用も必要となります。

総費用の相場

 留学経験者を対象に実施したアンケート結果によると、留学にかかった授業料や滞在費、生活費など総費用の平均は319万円でした。数十万円しかかからないケースもあれば、数百万円が必要となるケースなど、留学している期間や国によってもさまざまです。例えば、海外留学の目的が英語の語学留学であれば選択肢となる国はたくさんあるため、自分が支払える予算内で留学先を選ぶと良いでしょう。

 【ご回答者数】100名【調査期間】2021/12/10~2021/12/13【調査機関】当行調べ

国別にみる留学費用総額

 留学先別の費用を見てみましょう。留学先として選ばれることが最も多かったのはアメリカ、その次がオーストラリアでした。イギリスは調査をした中では4番目となりますが、留学の総費用は2番目と割高なことが分かります。総合的な費用で見ると、ニュージーランドやフィリピンなどが英語圏であるうえに比較的費用を抑えられる国となりそうです。

 【ご回答者数】100名【調査期間】2021/12/10~2021/12/13【調査機関】当行調べ

留学に行った国
国別:留学総費用の平均額

生活費の月額平均

 留学中にかかる生活費用の平均額を国別で見てみましょう。同アンケート結果によると、生活費の月額平均は、132,760円となっています。しかし生活費は、国の経済状況や為替、通貨の価値などによって大きく左右されることを理解しておきましょう。さらに、国別で算出した平均額をグラフにまとめると以下のようになります。

 【ご回答者数】100名【調査期間】2021/12/10~2021/12/13【調査機関】当行調べ

国別:生活費の月額平均

 留学費用は物価などの観点から、アメリカやヨーロッパがより高いイメージを持つ人も多くいるかもしれませんが、フィリピンも費用が高くなっています。アジア圏で英語を学べる国として留学費用を抑えられるイメージのあるフィリピンですが、留学期間が長期にわたる場合は、申請しなければならないビザ等が増えるため予想以上に費用がかかる傾向にあります。

留学費用を抑える5つの方法

留学費用を抑える5つの方法

 留学費用は、語学学校の費用や渡航費、住居費用などをすべて合計するとかなり大きな額となります。それぞれの項目において、費用を抑える方法を紹介します。

語学学校の割引制度を利用する

 学校によっては早期の申し込みで授業料が割引されるところや、入学金が免除となる制度、長期受講での割引をしているところもあります。

 そのほかにも定期的にキャンペーンが行われている場合があるため、上手に活用して学費を節約しましょう。また、日中はアルバイトなどをして生活費などの費用を稼ぎ、夜間のコースに行くのも1つの方法です。同じ授業内容でも料金が抑えられる可能性があるため、イブニングコースのある語学学校を探してみるのも良いでしょう。

 なお、学費を抑えることは大切ですが、最初から学費だけを見て学校を選ぶことはおススメできません。価格と環境を総合的に判断して自分に合った学校を選択するようにしましょう。

航空券や学校を早い段階で決める

 留学の目途がある程度立った時点で航空券を取得すれば、航空券の価格を抑えられます。渡航日程が先であればあるほど早期割引率も高くなります。また、定期的に行われる航空会社のキャンペーンを利用すればおトクな料金で航空券を購入できる可能性もあります。

 また、料金を抑えるために移動が可能な範囲で発着空港を変更したり、乗り継ぎが多い便を選んだりするのも1つの方法です。留学を決意したら、その時点で航空券の価格をチェックし、なるべく早く購入することをおススメします。

ホームステイや学生寮の利用期間を短くする

 初めての留学でホームステイを選ぶ人が多くいます。しかし、ホームステイでは食事代がかかるほか生活のサポートをしてもらった場合は別途料金が発生する可能性もあります。

 そのため、友人や同級生とルームシェアをして暮らしたほうが月々の住居費用を抑えられるケースもあります。長期留学を予定しているのであれば、現地に慣れるまでの数カ月間はホームステイをして、慣れてきたらルームシェアに切り替えるというのも1つの方法です。

現地で働いて費用を稼ぐ

 留学をする際に、現地で働ける学生ビザやワーキングホリデービザを取得している場合はアルバイトをして生活費を稼ぐことも可能です。留学先で費用を稼ぎたい人は前もってこれらのビザを取得し、現地でアルバイトを探すことをおススメします。

 ただし、飲食店や販売店、オフィスワークの場合は特に高い言語力を求められる可能性があります。その国の第一言語で日常会話が難しい場合は、ある程度話せるようになってからアルバイトを検討したほうが良いかもしれません。

奨学金制度を使う

 海外留学でも申請すれば奨学金を利用できます。留学用の奨学金には「給付型」と「貸与型」の2種類があります。給付型は返済義務がない奨学金です。一方、貸与型は将来的に返済の義務が発生しますが、一般的なローンなどより低金利で借り入れることができます。

 奨学金を受給するためには申請時の受給資格を満たす必要があります。対象の奨学金制度を事前に調べておき、受給資格を満たすためにできることをエージェントに相談すると良いでしょう。

教育ローンの利用もおススメ

 語学学校の費用や渡航費など、支払期日が迫っており、すぐにお金が必要となる場合は、教育ローンを利用するのも1つの方法です。授業料への支払い以外にも利用が可能な常陽銀行の教育ローンを紹介します。

常陽銀行の教育ローン

 常陽銀行の教育ローンは、留学に関わる費用を申し込みから比較的短い日数で借り入れることができます。留学先の語学学校の入学金や授業料が必要なときに申し込めば、仮審査の結果が最短当日中に判明します。申し込みの前に借りられるかどうか不安な方は、ホームページで5秒診断や仮審査の申し込みが可能です。お申し込みからご契約までスマホやパソコンで完結なため、銀行店舗に行かずに自宅で手続き可能です。

 常陽銀行の教育ローンは、当座貸越型と証書貸付型と2つのタイプがあります。入学金や授業料など、必要な金額を一括して借り入れた後に毎月一定額を返済していく証書貸付型と、必要になったときに必要な分だけお借り入れが可能な当座貸越型があります。当座貸越型は、追加の利用をするとき在学中であれば審査や書類の提出なしで利用可能です。

 留学先の学校へ入学金や授業料を支払った後、現地での生活費などでさらに借り入れが必要になりそうな場合は、予め当座貸越型を契約しておくと安心です。費用を心配せずしっかりと勉学に専念するためにも、教育ローンを利用することは賢い方法とも言えるでしょう。

教育ローンについてはこちら

まとめ

 留学先では、予想以上の出費が発生する可能性も十分にあります。まずは、渡航費をはじめ授業料や帰国までの生活費にかかる金額がどのくらいになるのかを計算してみましょう。

 万が一の事態にも対応できるよう余裕をもって費用も準備する必要があります。留学費用が足りない際には、ぜひ常陽銀行の教育ローンを検討してみてください。

(2022年6月3日)

本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
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以 上

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