家計簿の初心者でも分かる!家計簿の種類やつけ方を徹底解説

家計簿の初心者でも分かる!

家計簿をつける理由とは?

 家計簿をつけようと思いながらも「なかなか実行できない」「なかなか続かない」という人もいるでしょう。家計簿をつける理由を理解することで家計簿をつける意欲が湧いてくるかもしれません。まずは家計簿をつける理由について考えてみましょう。

 具体的には次のような理由があげられます。

  • お金の動きを把握できる
  • 家計の見直しができる

お金の動きを把握できる

 家計簿をつけると、気付かなかった支出の癖が見えてくることがあります。家計簿はお金の動きを把握することに役立つため、収入と支出が可視化されます。

 お金の動きを把握することで、それまで曖昧にしていたお金の使い方を見直すことにもつながります。

家計の見直しができる

 家計簿をつけることにより、収支の改善点を見つけやすくなり家計の見直しができます。家計簿は項目ごとに記載すればどの項目にお金を多く使っているのかを把握することができます。

 見直したい項目が見つかったら、なぜその項目の支出が多くなっているのかを考えてみましょう。ムダな点を見つけたら、その部分をどうすれば節約できるかを検討して、しっかりと家計を見直しましょう。

初心者におススメの家計簿のつけ方4選

初心者におススメの家計簿のつけ方4選

 家計簿初心者におススメの家計簿のつけ方を解説します。具体的には次のような内容です。

 自分にはどの方法が向いているのか、内容を確認して検討してみましょう。

家計簿ノート

 家計簿ノートとは、市販されている家計簿専用のノートのことです。項目や表が記載されているので、家計簿に何を書けば良いか分からないという人でも比較的簡単に家計簿をつけられるのが特長です。

 家計簿と日記や手帳が一体化されている商品もあり、生活での出来事を1冊のノートで整理したい場合には便利です。

 ただし、市販の家計簿ノートは毎年同じものが発売されるとは限らない点がデメリットです。同じメーカーでも刷新されたりすると、項目などの仕様が変更になっている場合もあります。

ノート

 市販されている通常のノートに自分で家計簿をつける方法です。好きなノートに自由に家計簿をつけられるため、項目などを自分で決めたいという人には自由度が高くおススメです。

 ただし、必要な項目や表は自分で作成しなければならないため、手間がかかる点はデメリットと言えるでしょう。

家計簿アプリ

 ノートに手書きするのが面倒だという人には、スマホやタブレットにアプリをインストールして家計簿をつける家計簿アプリがおススメです。ノートを買いに行く手間も省けて、いつでも手軽に始められます。

 アプリの種類は豊富で、項目を自分で作成できるものや夫婦やカップルで共有できるアプリなどさまざまなアプリがあります。自分にあったものを見つけることで楽しく家計簿をつけられるでしょう。

Excel

 パソコンでの作業が得意な人であれば、Excelを使って家計簿をつける方法もあります。Excelは、計算式を設定して自動集計できるため、自分で計算する必要がないというメリットもあります。

 便利な機能が利用できるExcelですが、パソコン操作が苦手な人には難しいというデメリットがあるため利用できる人が限定されるでしょう。

初心者が家計簿をつけるポイント

 初心者が家計簿をつける際のポイントについて解説します。

目標を設定する

 家計簿をつける際には、なんとなくつけるのではなく、目標を設定するとやりがいが生まれます。例えば「海外旅行へ行くために1年で30万円を貯める」「引越しする3カ月後まで外食費を毎月1万円節約する」など具体的な目的と金額を設定すると良いでしょう。

 目標を設定することで節約意識も芽生え、家計の見直しにもつながります。無理なく長く家計簿を続けるためにも期間を定めた目標を決め、その目標をクリアしたら次の目標というように短期間でクリアできる設定にしておくのも1つのポイントです。

自分にあった項目を作成する

 家計簿には必須の項目はありません。自分にあった項目を作成することが長く家計簿を続けるためのポイントです。具体的な項目の例について、次の項目で紹介しますので参考にしてください。

コツコツ派は細かい項目

 コツコツと作業するのが得意な人におススメの項目は次の通りです。

  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 保険料
  • 食費
  • 日用品費
  • 衣料費
  • 美容費
  • 娯楽費
  • 交通費
  • 教育費
  • 医療費
  • 雑費
  • 小遣い

 このように使用したお金を細かな項目でまとめておくと、お金の動きが詳細に分かるため家計の管理に役立ちます。手間はかかりますが、家計を見直したい場合などにはこの方法がおススメです。

ズボラ派は大まかな項目

 ズボラ派で、あまり細かな作業はしたくないという人におススメの家計簿の項目は次の通りです。

  • 固定費
  • 食費
  • 医療費
  • その他生活費
  • 雑費

 固定費は、家賃や住宅ローンなどの住居費、水道光熱費、通信費、保険料など毎月必ず支払う費用です。その他生活費は、食費以外で生活に必要なものを購入した費用になります。雑費は、その月に特別に必要となった費用です。

 このように項目を絞ることで細かな作業が必要なくなるため、家計簿をつけるのが楽になります。

項目は少しずつ調整する

 家計簿の項目はずっと同じものを使い続けるのではなく、少しずつ調整して、自分の収支スタイルにあったものにしていくことをおススメします。月の途中で項目を変更すると計算があわなくなるため、翌月から変更できるように準備しましょう。一度、つまずくと家計簿をつけるのが面倒になってしまうこともあるので、項目変更も計画的に行いましょう。

家計簿をつけるタイミングを決める

 家計簿をつけるタイミングも家計簿を長くつけ続けるためのポイントです。自分のペースを決めておくことで、つけ忘れを防ぎ長く続けることができます。

 手間に感じない人は毎日つけても良いでしょう。自分にあったペースであれば1週間に一度、1カ月に一度のペースでも問題ありません。大切なのは長く続けられる無理のないペースにすることです。

細かい金額は気にしすぎない

 家計簿はきっちり1円単位で計算しなくてはならないと考える人もいるでしょう。コツコツと作業することが苦にならない人はそれでも構いません。しかし、あまり細かい点にこだわっていると家計簿をつけることが面倒になって続かなくなってしまう可能性もあります。

 大切なのは「家計を把握すること」であるため、端数は切り上げて計算するなど細かなことを気にしないのも大切です。おおまかな計算であってもお金の動きに気付くことはできるので家計管理には十分に役立ちます。

レシートの保管場所を決めておく

 家計簿をつけるのに必要となるのがレシートです。レシートはどんどん溜まっていくため、保管場所を決めておくと良いでしょう。財布にレシートを溜める癖がある人は、いっぱいになったからと捨ててしまわないように注意が必要です。

 保管できれば問題ないため、封筒や紙袋などでも問題ありません。

クレジットカードは使った月に記入

 家計簿をつける際に迷うのがクレジットカードの利用履歴です。クレジットカードは、利用してから1、2カ月後の支払いになるため、どのタイミングで家計簿に記載するかが難しいと感じるでしょう。

 おススメは、クレジットカードを使った月に家計簿をつけることです。使った月なら忘れることもなく計算もしやすくなります。

 注意しておきたいのは、実際の支払いは購入してから1、2カ月後である点です。家計簿に記載して安心していると支払い月に残高不足になる可能性があるため、支払い月のページに備考などでクレジットカードの支払いがあることを記載しておくと良いでしょう。

家計簿を振り返り分析する

 家計簿はつけるだけでは意味がありません。つけたものを振り返り、どの項目が多いのか節約できる項目はあるのかなどを確認することで、家計の見直しにつながります。

 振り返るためには家計簿を長くつけ続けることが必要です。そのため無理のない範囲で家計簿をつけるためのコツを押さえておくことをおススメします。

お金の動きが分かる常陽バンキングアプリが便利

 手書きで家計簿をつけるのが苦手、もっと手軽に家計管理がしたいという人におススメなのが常陽バンキングアプリです。常陽バンキングアプリは、口座の動きが確認できたり明細にメモが残せたりする利便性の高いアプリです。

 定期預金やローン状況の確認、目標金額を設定できる目標貯金機能もあり、家計簿やお金を貯める際に便利な機能が多いのも常陽バンキングアプリの魅力と言えます。スマートフォンと常陽銀行のキャッシュカードがあれば、銀行窓口までお越しいただかなくてもすぐにご利用いただけます。

常陽バンキングアプリについてはこちら

まとめ

 家計簿は、お金の動きを把握して家計を見直すためにもつけておいたほうが良いと言えます。ただし、細かな計算までしていると長く続けることが苦痛になり、途中で挫折してしまうこともあるでしょう。

 家計簿をつける際には、自分にあった方法を見つけて長く続けられるようにすることが重要です。手書きが苦手な人はアプリの利用も便利です。

 常陽銀行が提供している常陽バンキングアプリなら無料で利用でき、お金の動きを簡単に把握できるため便利ですので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

(2022年7月8日)

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以 上

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