銀行のマイカーローンの金利相場は?他のマイカーローンから借り換えるべき理由

銀行のマイカーローンの金利相場は?

 現在のカーローンの返済が負担に感じるとき、金利が今より低くなれば返済額や返済総額を減らすことができます。

 銀行のマイカーローンは一般的に金利がおトクなだけでなく、他のローンと比べてさまざまなメリットがあります。

 今回は銀行のマイカーローンの金利相場と特徴、その他のマイカーローンとの違いや借り換えるべき理由についてお話しします。

目次

 はじめに銀行のマイカーローンの金利相場と特徴について解説します。

他のマイカーローンと比べて一般的に金利は低い

 銀行のマイカーローンは他のマイカーローンと比べて、一般的に金利が低いのが特徴です。

 金利が低いほど、総支払額を安くできるため、購入する際の負担を減らせます。

 また、返済期間も10年と長いローンもあるため、月々の支払額を抑えながら車を所有することもできます。

どの車を購入するか選んでいる段階で申し込みができる

 マイカーローンの仮審査では、どのくらい借り入れができるのかを知ることができます。借入可能額を把握できるので、予算に合わせてブランドやメーカーが選べ、車種やグレードをじっくりと検討できます。

 一方でディーラーローンの場合は、一般的に車種を先に決めて見積もりのタイミングでローン審査を行ないます。審査に通過しなければ車種を選び直したりオプションを変更したりしなくてはいけません。手間がかかるうえ、グレードやオプションを下げると同時にモチベーションも下がってしまうかもしれません。

ローンを支払い終えれば維持費のみで車に乗れる

 銀行のマイカーローンはローンの支払いが終われば、車検費用や税金などの維持費のみで車に乗れるようになります。必要がなくなれば車を売却することもでき、買い換え時には下取りや中古車買取業者に出して、新しい車の資金を得ることもできます。

 ディーラーの残価設定ローンの場合、そのまま乗り続けるためには残価を支払う必要があります。同じ車に乗り続けない場合はローンを借り換えるか返却となりますが、もし最初に設定した残価よりも車の価値が低くなっていれば、追加で支払いが発生する可能性があります。

 将来的にローンの支払いを少なくしたい、なくしたいとお考えであれば銀行のマイカーローンがおトクです。

 次に他のマイカーローンの金利相場と特徴について解説します。

銀行のマイカーローンより一般的に金利が高い

 ディーラーや販売店、信販会社によって異なりますが、一般的に銀行のマイカーローンより金利が高いと言われています。また、新車と中古車で金利が異なる場合があるので注意が必要です。

 他のマイカーローンで車を購入してしまうと、負担が増えてしまう可能性があるため、金利についてよく分からない場合は、まずは銀行のホームページで調べたり、相談してみたりすると良いでしょう。

残価設定ローンは車の利用に制限がある

 他のマイカーローンの中でも残価設定ローンの場合は、車の利用に制限があることも特徴です。月間や年間の走行距離の制限、車のカスタマイズの制限など、ローンを支払っているにもかかわらず、自由に乗れない場合もあるということを覚えておきましょう。

 車に愛着がわき、自分のものにするには、ローンの支払いが終わった後に残価分の代金を支払わなければなりません。

 次に他のマイカーローンから銀行のマイカーローンに借り換えるべき理由について解説します。

毎月の返済額と総支払額が抑えられる

 他のマイカーローンから銀行のマイカーローンに借り換えるべき理由として、毎月の返済額と総支払額が抑えられることが挙げられます。

 例えば、300万円を借り入れて5年で返済するとしましょう。(※元利均等返済、ボーナス返済はなしとする)

 金利が5%のとき、月額の返済額は5万6,613円。総支払額は339万6,780円。利息は39万6,780円です。金利が2%のとき、月額の返済額は5万2,583円。総支払額は315万4,980円。利息は15万4,980円です。

 5%と2%の差額は、月額で4,030円、総支払額は24万1,800円になります。

  • 返済総額は、元利均等毎月返済方式にて算出した金額です。計算結果は概算ですので、実際と異なる場合があります。
  • 返済総額は、完済までお借入時の金利が継続した場合の試算です。なお、常陽銀行マイカーローンは、変動金利(年1回)のため、市場金利の動向によって金利が変更になる場合がございます。

 月額で見ると、そこまで大きい差額だと感じない方もいるかもしれません。しかし、最終的に約24万円の差があるのは、大きな違いだと言えるのではないでしょうか。

 また、さまざまな原因で一時的に収入が下がってしまったような場合においても、少しでも返済額が安いほうが安心です。

車の所有権を得られる

 他のマイカーローンから銀行のマイカーローンに借り換えるべき理由として、車の所有権を得られることが挙げられます。

 ディーラーローンや残価設定ローンの場合、ローン期間中の所有権は原則ディーラーや金融機関です。そのため、もしローン期間中に車を売却したくなっても勝手に車を売却できず、許可が必要です。また、自分に所有権を移すにはローンを完済して、車の名義変更手続きを行わなければなりません。

 銀行のマイカーローンであれば、最初から所有権は自分にあり、気兼ねなく自由に乗ることができます。

銀行ごとにおトクなサービスやオプションがついてくる

 他のマイカーローンから銀行のマイカーローンに借り換えるべき理由として、銀行ごとにおトクなサービスやオプションがついてくることが挙げられます。

 まず、銀行のマイカーローンでは、パートやアルバイトの方でも、安定した収入があれば借り入れが可能であり、中古車ならびにオートバイ、レジャーボートやキャンピングカー等、幅広くローンを利用できます。

 また、お申し込みからご契約までネットで完結する銀行も多く、来店せずに手続きすることが可能です。

 次に金利とともに各種手数料をチェックすることも大事な理由について解説します。

保証料や繰上げ返済手数料

 保証料とは、金利とは別で支払わなければならない費用であり、ディーラーによっては金利に上乗せされるケースもあります。他にも繰上げ返済手数料がかかってしまうことがあり、少しでも早く返済したいと思っても想定よりもコストがかかってしまう可能性があります。

 銀行のマイカーローンでも、保証料や繰上げ返済時に手数料がかかるケースがありますので、ご自身が利用したい金融機関を一度調べてみると良いでしょう。

残価精算金や各種違約金

 残価設定ローンの場合、ローン期間の終了時、同じ車に乗り続けたい場合は残価精算金を支払わなければなりません。

 他にも何らかの理由でローンを解約したい場合は違約金が発生する可能性があります。違約金の有無は借入先や契約内容によって異なるので、ローンを組む前にしっかりと確認しておきましょう。

新車や中古車、車種によって金利が異なることも

 ディーラーや販売店のローンは、新車や中古車、車種によって金利が異なる場合もあります。新車や特定の車種は販売促進のため、金利が低めに設定される傾向があるようです。

 一方、中古車は車1台ごとに値段が異なるので、販売店が受け取れる利益にも幅がでてきます。そのため、一般的にディーラーや販売店では、金利が高めに設定される傾向があるようです。

 しかし、銀行のマイカーローンの場合、一般的に新車や中古車、ブランドやメーカーの車種によって適用される金利は変わりません。もちろん、借入額等の条件によって金利は異なりますが、借り入れの条件が同じであれば金利も同じとなります。

 銀行のマイカーローンはディーラーや販売店のローンよりも金利も低い場合が多く、長期で返済期間を組めるため、無理なく車を所有できます。特に通勤や生活のために車が必要という場合には、なるべく負担を少なくしたいですよね。

 マイカーローンを利用して車の購入を考えている人は、さまざまな金融機関の金利を比較してみると良いでしょう。また、すでにディーラーや販売店のローンを組んでいる場合は、銀行のマイカーローンに借り換えることで月々の返済や総支払額を減らせる可能性もあります。

 常陽銀行のマイカーローンなら新車・中古車どちらにも使用でき、残価設定ローンを含め他社で借り入れ中のローンの借り換えも可能です。また、一度も来店せずにスマートフォンやパソコンから契約できます。借り換えのシミュレーションも可能ですので、ぜひ一度お試しください。

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(2023年10月25日)

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以 上

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