
総合物流サービスが支える企業力
御社事業の強みを教えて下さい
岩松氏 : 当社は小美玉市を拠点に県内外8拠点を構え、輸送・保管・荷役を一貫して提供する総合物流会社です。幹線輸送や定期便、チャーター便、冷凍・冷蔵便まで幅広い輸送に対応し、各営業所のネットワークを活かしてお客さまの多様なニーズに柔軟に応えています。倉庫では冷凍・冷蔵・定温・常温の施設を備え、安全で信頼性の高い物流サービスを提供しています。

「ずっと働きたい会社」の実現、そして、地域活性化への挑戦
従業員の維持・確保に関する課題にどのように取り組んでいますか?
岩松氏 : 物流業界では担い手不足が深刻であり、当社でも従業員の定着は最優先課題です。 そこで、社員が安心して長く働ける体制を構築するため、時間外労働の削減や休暇を取得しやすい環境の整備といった労働環境の適正化に重点的に取り組みました。 こうした取り組みによって、若手や女性の活躍推進、ひいては地域活性化を担う後進の育成へと繋げています。

従業員の生の声を聞くための組織診断
従業員満足度調査を実施した理由をお聞かせください。
岩松氏 : 組織規模の拡大に伴い、拠点や従業員が増えたことで私の目が届きにくくなり、社員の生の声が把握しづらくなったことにあります。特に、定着率や評価制度に関する懸念が認識され始めたため、採用が順調な今だからこそ、将来的な労働人口減少に備えた「ずっと働きたい会社」にする必要があると考えました。こうしたことから、従業員の想いを正確に把握し、経営陣が客観的に課題を認識するため、常陽銀行さんとともに匿名アンケートやインタビューを用いた従業員満足度調査を実施しました。

調査結果と改善の方向性
組織診断で見えてきた課題と成果は?
岩松氏 : 調査では、従業員のエンゲージメントが高く、ワークライフバランスが保てていることが評価される一方、人事制度の透明性やキャリア形成に改善余地があることが分かりました。これを受けて、全社的な視点からこれらの課題を改善すべく、人事制度の再構築に着手しました。

働きやすい環境づくりの取り組み
職場環境や福利厚生の改善について教えてください。
岩松氏 : 無人フォークリフトや荷役作業の省力化、ドライブレコーダーや衝突被害軽減ブレーキなど安全装備の導入により現場負担を軽減し、有休取得推進や資格取得支援、社宅制度の拡充など福利厚生も強化しています。従業員が自社を「好き」と思える環境づくりを目指しています。

安全と環境へのこだわり
安全・環境への取り組みを教えてください。
岩松氏 : 全車両にドライブレコーダーを搭載し、国土交通省の安全性優良事業所認定「Gマーク」や環境負荷低減に取り組む「グリーン経営認証」を取得するなど、安全と環境に配慮した取り組みを続けています。物流業界の社会的責任として、今後も省エネや環境対策に積極的に投資していきます。

常陽銀行とともに歩む改革
常陽銀行の支援についてお聞かせください。
岩松氏 : 常陽銀行さんは従業員満足度調査の設計・分析から人事制度の再構築支援、事業に係る現状分析や幹部人材の紹介まで幅広く伴走してくれています。金融支援にとどまらず、本業に至る多岐にわたるご支援のおかげで、当社の課題整理や施策実行は大きく進展するに至っています。

未来への展望と地域貢献
今後のビジョンと常陽銀行への期待を教えてください。
岩松氏 : 今後は、これまでの取り組みで得られた知見を活かし、より良い人事制度の構築と運用・定着を図ることで、持続的な成長を目指します。特に、次世代を担う人材育成を強化することで、自社の競争力強化と地域社会への貢献を両立したいと考えています。常陽銀行さんには、同業他社の先進的な取り組みの情報共有や、公的支援制度、成長に向けた連携先の紹介、さらには地域での新たなビジネス機会の創出などの地域のハブとしての役割を期待しています。

美野里運送倉庫株式会社様は、総合物流サービスという強みを最大限に発揮し続けるため、従業員満足度の向上と働きやすい職場づくりを軸に人材確保へ取り組んでいます。常陽銀行はその歩みに伴走し、組織体制の強化や非金融ソリューションの提供などを通じて、地域とともに持続的成長を目指す美野里運送倉庫様の真のパートナーとして、これからも共に歩み、その実現に全力を尽くしてまいります。
