地域に咲く、協創ストーリー
STORY
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安全・安心・満足を未来へ
〜循環型リサイクルと
事業承継に挑む和建機械産業の協創ストーリー〜

和建機械産業株式会社 代表取締役足立 勝治氏

1981年創業の和建機械産業株式会社様は、郡山市と全国4拠点にリサイクルプラントを
展開し、産業廃棄物中間処理や改良土プラント、電気工事、産業機械設計・施工・販売、
土木・建設業を手掛ける総合環境企業です。「安全・安心・満足」
「環境にやさしい、人にやさしい」を合言葉に、バイオマス発電の焼却灰などを無害化し
リサイクルする独自技術を持ち、地域の循環型社会に貢献しています。
その一方で、多法人化や経営者の高齢化に伴う事業承継と資本再編が課題となり、
常陽銀行とともにホールディングス化や資金調達の再構築に挑戦しました。
以下では、その歩みと協創の内容をご紹介します。

循環型ビジネスと人に寄り添うサービス

御社が掲げる企業理念と事業の特徴について教えてください。

足立社長 : 当社は1981年の創業以来、「安全・安心・満足」という信条を胸に、産業廃棄物の中間処理、改良土プラントの運営、電気工事や産業機械の設計・施工・販売など幅広い事業を展開してきました。近年はバイオマス発電所の焼却灰や紙パルプ工場の産業廃棄物を薬剤処理し、地盤改良材や緑化基盤材として再利用することで、リデュース・リユース・リサイクルの3Rに貢献しています。新たに産廃処理施設を4ヶ所設置し、地域の循環型社会を支える企業として日々邁進しています。

お客さまのニーズに応えるための強みや取り組みについて教えてください。

足立社長 : 当社のモットーは「環境にやさしい、そして人にやさしい」です。お客さまが求めるものに敏感に対応し、「痒いところに手が届く」サービスを提供するため、自社でプラントを運営しユーザー視点に立った技術開発を行っています。メーカー機器の納期が遅い場合は自社で設計・製作し、スピーディーに納品できる体制も整えています。また、砕石・電力・鋳物など多様な業界とのネットワークを持ち、役立つ情報を共有することでお客さまの課題解決に役立てています。

事業承継の課題とホールディングス化の決断

事業承継に関する課題をどのように捉え、どんなきっかけで取り組みを始めましたか。

足立社長 : 当社はグループ内に3つの法人があり、私自身の年齢や会社の規模拡大に伴って自社株評価額が大きく上昇していることから、早期の資本政策が必要だと感じていました。今のままでは相続税負担が増大し、次代への承継が困難になる恐れがあったため、家族が安心して事業を引き継げる仕組みを構築したいと考えました。

常陽銀行へ相談した経緯と、どのような提案を受けましたか。

足立社長 : ちょうどその頃、常陽銀行さんからホールディングス化を含む資本政策と事業承継の提案をいただきました。具体的には、グループ3法人を統括する持株会社を設立し、株式を集約することにより資本関係を整理することで、創業者一族への適切な対価を確保しつつ後継者中心の経営体制を構築する案でした。銀行支店長と担当者が何度も訪問し、資産内容や家族の思いを丁寧にヒアリングしてくださったことで、この提案に賛同し取り組みを進めることに決めました。

多角的な支援と資金調達の再構築

常陽銀行が提供した具体的な支援内容について教えてください。

足立社長 : 常陽銀行さんの支援は多岐にわたります。単なる持株会社化ではなく、グループ化に合わせた中核会社の財務改善を織り込んだスキームを設計していただきました。
さらに、シンジケートローン(協調融資)の組成により複数行から資金調達を行い、従来の借入金を一本化することで財務体質の改善と成長投資を両立できるようにしました。また、金利上昇リスクに備えた金利スワップなど、リスクヘッジ策も提案していただきました。

これらの支援により、御社の経営や財務はどう変わりましたか。

足立社長 : シンジケートローンを活用することで、従来よりも低金利で安定的な資金調達が可能になり、大規模なリサイクル設備投資をスムーズに進めることができました。金融機関の分散が解消されたことで財務管理がシンプルになり、金利スワップにより将来的な金利リスクも軽減できています。ホールディングススキームにより家族への資本継承も円滑に進んでおり、安心して次世代へ経営を引き継げる基盤が整いました。

成果と今後のビジョン

今回の取り組みを通じて感じた成果や社内の変化はありますか。

足立社長 : 最も大きいのは、財務基盤が安定し、将来を見据えた投資に積極的に取り組めるようになったことです。また、グループ各社が持株会社のもとで一体的に経営されることで意思決定が迅速になり、従業員もグループ全体の方向性を理解しやすくなりました。常陽銀行さんとの関係も深まり、事業計画や新規プロジェクトの相談を気軽に行えるようになっています。こうした取り組みは、会社の成長だけでなく従業員のモチベーション向上にもつながっています。

今後の展望と常陽銀行への期待を教えてください。

足立社長 : これからも「安全・安心・満足」「環境にやさしい、そして人にやさしい」をモットーに、廃棄物の再資源化や改良土の利用拡大を進め、地域の循環型社会に貢献していきたいと考えています。海外の最新リサイクル技術の導入や、新規プラント開設にも挑戦したいですね。そのためには、長期的な資金調達やビジネスマッチングを含め、常陽銀行さんにはこれまで以上に伴走していただきたいと思います。地域企業同士の連携や後継者育成に関する支援も期待しています。

和建機械産業株式会社様は、循環型リサイクルと総合環境サービスを通じて地域社会を支えながら、事業承継と資本再編という大きな課題に取り組んでいます。常陽銀行は、持株会社設立やシンジケートローンの組成、金利リスクヘッジなど多角的な支援を提供し、同社の財務基盤強化と次世代へのバトン渡しをサポートしました。今後も、「安全・安心・満足」を胸に未来へ挑戦する和建機械産業様の歩みに寄り添い、地域とともに持続可能な成長を目指してまいります。


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