2014年に開始されたNISAは、貯蓄ではなく投資による将来の資産形成を助けるための投資優遇制度で、投資信託等の分配金や売却益にかかる税金が非課税となるなどのメリットがあります。そんなNISAにはどんなデメリットがあるのでしょうか?デメリットをきちんと理解して、契約することをおすすめします。

大人気のNISAのデメリット

見落とされがちなNISAのデメリットとは?

 NISAの最も大きなデメリットは他の投資と同じように資産が減る可能性があるということです。

 また貯蓄はずっと継続できますが、NISAには期限があります。そのほかにもNISAを活用するうえでの注意点がありますので紹介します。

【NISAのデメリット】

 ●損益通算や損失の繰越控除ができない

  一般的な投資では、損失が出た場合に他の投資の利益と通算することができるため、利益が減る分だけ納める税金額も減らすことが可能です。しかしNISAの投資で発生した損失は、NISA以外の他口座での利益と通算することができません。
また一般的な投資では、損失を確定申告しておくと、その年から3年間は投資利益からその損失分を差し引く「損失の繰越控除」ができますが、これもNISAでは利用することができません。

 ●特別分配金はもともと非課税

  投資信託の運用益である分配金には、税金がかかる普通分配金と税金がかからない特別分配金(元本払戻金)があります。このルールはNISA口座での保有であるかどうかに関係ないため、NISAの非課税メリットを受けることはできません。

 ●NISA口座は一人一口座

  NISAは一人が一つの金融機関に一つの口座しか開設できません。例えば、証券会社と銀行にそれぞれNISA口座を開設するということはできないのです。そのため「どの金融機関でNISAを開設するか」といった検討が重要になってきます。

 ●既に保有している投資信託などは対象外

  NISA口座は新たに購入した上場株式や株式投資信託などが対象となりますので、NISA以外の他の口座において既に保有する株式等をNISA口座へ移すことはできません。

 ●「NISAの商品やサービスは同じ」ではない。金融機関は厳選が必要

  NISA口座は一人一口座しか持てないので、NISAを開設する金融機関の選択は十分に検討してください。NISAを開設した金融機関が「投資したい金融商品を扱っていなかった」といったことにならないようにしましょう。

NISAのメリットを整理しよう

 ここまでNISAのデメリットを解説してきましたが、やはりメリットは魅力的です。メリットについても確認し整理しておきましょう。

【NISAのメリット】

 ●毎年、新規投資額で120万円を上限に非課税

 ●投資した年から最長5年間は非課税

 ●少額から買うことができる(常陽銀行では積立なら最低1,000円から)

 ●投資可能期間は2014年〜2023年までの10年間

 ●利用目的は、老後資金や子供の教育資金などなんでも問題なく、自分次第

NISAの特徴を理解して賢く運用する方法

NISAの特徴を理解して賢く運用する方法

 超低金利時代がこれほど長期化すると、貯蓄だけでは将来や老後が心配になります。そこで政府や日銀も「貯蓄から資産形成へ」と呼び掛けているのです。

 NISAも投資である以上リスクはありますが、それでもなお、初めて資産運用する人や気軽に投資をしたい人にとってメリットが多い制度といえるでしょう。

 次に紹介する「賢い運用方法」とNISAを組み合わせれば、きっと将来の資産形成に役立つはずです。

長期保有・分散投資をする

 投資リスクを軽減するには、長期保有と分散投資が有効です。少々損失が発生したからといってすぐに売却するのではなく、配当金や株主優待といった利益を考慮しながら長期的な視野を持つことが賢い投資方法といえます。

 また一点買いを避け、さまざまな金融商品を検討することも大切です。資産の分散化は「損失の防波堤」になります。

NISAのロールオーバーを使う

 NISA口座を使った投資で得た利益の非課税期間は5年ですが、その5年を経過した後に、次のNISAの投資枠を利用することができます。これをロールオーバー(翌年の非課税投資枠への移管)といいます。通常のNISAの投資上限額は年間120万円ですが、ロールオーバーの場合は120万円を超えても全額移管することが可能です。

 ただしロールオーバーができるのは同じ金融機関のNISA口座内のみとなっています。また次に紹介する「つみたてNISA」では対応できません。

つみたてNISAを使う

 これまで解説してきたNISAは「一般NISA」と呼ばれる仕組みですが、NISAにはこのほかに「つみたてNISA」という制度もあります。

 【つみたてNISAと一般NISAの比較】

  つみたてNISA 一般NISA
年間上限投資額 40万円 120万円
非課税投資期間 20年 5年
最大投資総額 800万円 600万円

  このように「つみたてNISA」と「一般NISA」には、「年間上限投資額」「非課税投資期間」「最大投資総額」等に違いがあります。つみたてNISAは、年間投資額が40万円と少額ですが、非課税期間が20年となっているため、少ない金額でコツコツ投資したい方におすすめの制度です。

  とはいっても、投資初心者はどうしてもナーバスになってしまうもの。「一般NISA」「つみたてNISA」のほかに「ジュニアNISA」もあり、3種類のうちどれが最適なのかわからないこともあるでしょう。そこで、金融機関などで行われている投資説明会などに足を運んでみることをおすすめします。常陽銀行では定期的にセミナーを行っています。NISAについて気になることがありましたら、お気軽に窓口までどうぞ。

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(2018年6月28日)

以 上


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