あなたはご自身の老後についてしっかりと考えていますか?退職金や年金だけで老後の生活費をカバーできるのかと心配な方も少なくないはず。近年増えているおひとりさまの老後生活スタイルと必要な準備を紹介します。

増えているおひとりさま老後!

高齢者の一人暮らしの現状

 近年、老後を独居で過ごす高齢者の方が増えています。2014年に行われた内閣府の調査によると、一人暮らしの高齢者は2010年には男性約139万人、女性約341万人となっています。高齢者人口に占める割合は、男性が11.1%、女性が20.3%となっており、これからも右肩上がりに増加することが予想されています。

 日本においては年々高齢化が進んでいることに加え、核家族世帯を中心とした社会構造や産業の変化などの背景も、高齢者の独居増加につながっているといえるでしょう。

一人暮らしの現状

高齢女性の経済状況

 一人暮らしの高齢者のうち女性の独居世帯をピックアップしてみると、経済的に楽ではないケースが高い割合を占めていることがわかります。

 男性と比べて非正規・短期の雇用が多い傾向にある女性は、その職歴から安定的な再就職をすることが難しいと言われています。その結果、独居高齢女性のうちの実に4分の1が120万円未満の低所得層となっているのです。

参考:内閣府男女共同参画局

もらえる年金額

 厚生労働省によると、平成27年度の年金額は1人あたり65,008円(※1)となっており、前年までと比較すると0.9%の引き上げが行われているとのことです。

 このことを念頭に置いた上で、具体的な出費額についてご紹介してゆくこととします。

 ※1:満額支給された場合

参考:厚生労働省、平成27年度の年金額改定について

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12502000-Nenkinkyoku-Nenkinka/0000072680.pdf

老後の生活費

 老後にはいったいどのくらいの生活費がかかるものなのでしょうか?

 公益社団法人 生命保険文化センターの調査によると、消費支出の合計は143,263円となっています。実収入の平均(112,207円)から税金や社会保険料など(10,461円)を差し引いた可処分所得が101,746円であることを考えると、月々生活してゆくためには4万円余りが不足しているということになります。

 次に、消費支出の内訳を見てみましょう。

 もっともお金がかかっているのが全体の4分の1近くを占める食費で、約3万3千円。続いて教養娯楽費の約1万6千円。そして、光熱・水道費、住居費、交通・通信費が約1万3千円でほぼ横並びに続いています。

 以下の保険医療費、家具・家事用品費、被服及び履物費についてはいずれも1万円以下となっており、教育費については0円です。

 生活費の不足分を考えてか、自分の健康に対する支出や衣服・家具などの“物”に対する支出が少なくなっていることがわかります。

消費支出内訳

データ出典元:公益社団法人 生命保険文化センター

http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/oldage/11.html

おひとり様、老後の暮らしは?

 おひとり様のまま老後を迎えるのは、なんだかとても不安ですよね。自分一人の世帯で老後を過ごしている方は、どのように暮らしているのでしょうか?

 家族が巣立った後の家に住んでいる方、手狭な住居に引っ越した方、施設に入る方…それぞれの事情によってさまざまなケースがありますが、ここ何年かで増えているのが「サービス付き高齢者向け住宅」という形態の住まいに入居する方の割合です。

サービス付き高齢者向け住宅って?

 サービス付き高齢者向け住宅、通称「サ高住」は、高齢の単身者やご夫婦が安心して住むことができる住宅です。有料老人ホームとは違い、一般の賃貸住宅扱いとなります。

 住居はバリアフリーを考慮した広さ・設計となっており、安否確認や生活相談サービスがついているため、シニアの方に利用しやすくなっています。要望があれば食事の提供・訪問介護などを受けることができるサービスもそろっており、一人ひとりのニーズに合った生活スタイルを選択することが可能です。

相場はいくら?

 サービス付き高齢者向け住宅に入居する際、必要になる費用は「敷金・礼金」と「月額利用料」の二種類です。

 入居時に敷金・礼金が必要となる施設の場合、一般的な賃貸住宅と同じく家賃(この場合、月額利用料のうち賃料分)の2〜3ヶ月分が相場です。

 月額利用料には、賃料(家賃相当額)、管理費・共益費(職員人件費・施設維持管理費など)などが含まれます。水道光熱費や生活支援サービス利用料が月額利用料に含まれるかどうかは施設によって違うため、確認が必要です。

 立地や月額利用料の構成(水道光熱費・サービス料込みかどうか)による金額差はありますが、月額利用料の相場は10〜20万円といったところです。

介護や支援が必要になったときのために

 公益社団法人 生命保険文化センターによると、支援や介護が必要な高齢者の割合は年々増加しており、80歳〜84歳では全体の3割が、85歳以上になると6割を超える人が要支援・要介護の状態であるとのことです。

 高齢者の単身世帯に便利な住居やサービスが増えているとはいえ、この数字を聞くとのんびり構えてはいられません。

 そこで、急にひとりになってしまったときにも慌てることのないよう、今のうちからできる対策を取っておくことをおすすめします。次のような点には普段から気を付けておく習慣をつけましょう。

貯金

 年金があるから、と安心していてはいざというときに困ってしまいます。

 時々の楽しみやささやかな贅沢も必要なこととは思いますが、ある分だけお金を使っていては蓄えに回すことができません。日頃から無駄な出費は控えるよう心がけ、少額ずつでも構わないので貯金をする習慣をつけましょう。500円玉貯金など、手軽にできるところから始めると良いかもしれません。

友人とのコミュニケーションを大切に

 何かあったときに頼ったり、愚痴を聞いてもらったり…そんなことができるのは、同じ年代の友人かもしれませんね。ご近所の友人と仲良くしておくのはもちろんのこと、連絡が途絶えがちになっている同級生などともこの機会に旧交を温めてみるのはいかがでしょう。同年代同士、情報交換の場にもなってお互いにメリットがあるはずです。

老後のために資金運用

 いずれ来る老後のために、今から効率よく資産運用を始めませんか?

 “資産運用”と聞くと何だか手を出しにくい、自分には無縁のこと…というイメージを抱いてしまいがちですが、きちんとした知識と計画のもとに行えば決して難しいことではありません。

 以下に、老後に役立つ資産運用の例をご紹介します。

投資信託

 投資信託とは、「投資家から集めたお金を資金として株式や債券などへの投資・運用を行い、生まれた利益を投資家へ還元する」という仕組みの商品で、少額からチャレンジすることができます。運用はファンドマネージャーという運用の専門家が行うので、投資初心者でも比較的安心して始めることができます。

 投資対象を少額ずつ分散させられるため投資リスクの軽減につながること、個人では難しい投資先にも投資ができることなども利点です。

外貨定期預金

 常陽銀行の特約付外貨定期預金「ニューブリード」は、外貨定期預金に「為替特約」を組み合わせることにより、一定の範囲内で為替変動リスクを回避しながら円ベースでの安定した利回りを目指す商品です。

 10千通貨単位以上であれば1セント単位でのお預け入れが可能で、外貨預金に興味はあるけれど為替変動のリスクはなるべく避けたいというお客様におすすめできる商品です。

NISA

 NISA(少額投資非課税制度)を使うと、株や投資信託による売却益および分配金を非課税で受け取ることができます。年間の新規投資の上限額が100万円・非課税期間は最長5年です(年間投資額上限は、2016年から120万円に拡大)。

 常陽銀行では「安定重視」「シンプル・コスト重視」「おまかせ運用」「値上がり期待」「利回り期待」など、お客様のニーズにぴったりのファンドを見つけるお手伝いをいたします。

 投資が初めて・少しずつ安定的に増やしたいという方には「安定重視」のファンドがおすすめです。お一人で老後を迎える不安、心配がある方は無料でご請求いただける資料や相談窓口をご活用ください。

NISAについて

(2016年2月3日)

以 上


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