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銀行マイカーローン(自動車ローン)申し込みの流れは?融資までの期間も解説

 車を購入する際はローンを組むのが一般的です。さまざまなローン商品があるなかで、銀行のマイカーローンの契約を考えている人もいるでしょう。

 銀行のマイカーローンの特徴は、以下の3つです。

 銀行のマイカーローンは、どのような流れで申し込み手続きをしていくのでしょうか。この記事では、銀行のマイカーローンを申し込む際の流れや、審査のポイント、マイカーローン選びのコツなどを解説します。

目次

 銀行のマイカーローンを申し込む流れは、以下のとおりです。

  • 1.仮審査を申し込む
  • 2.仮審査の結果を受け取る
  • 3.正式審査を申し込む
  • 4.正式審査の結果を受け取る
  • 5.融資(入金)を受ける

 手順を1つずつ見ていきましょう。

 なお、常陽銀行では窓口だけでなくWEBからも申し込みが可能です。今回は常陽銀行のWEB申し込みを例として手順を解説します。

1.仮審査を申し込む

 まずは仮審査に申し込みます。自動車販売店で購入する車を選んで金額を見積もってもらい、おおよその価格からいくらのローンを組むかを決めます。このときに、頭金をいくら用意するかもあわせて決定しておけば、ローン金額の見当をつけやすいでしょう。

 なお、常陽銀行では、車の購入前からローンの申し込みができるため、購入する車をまだ迷っている段階でも目安の金額で申し込み手続きが可能です。購入する車が決まっている、もしくはある程度固まっている段階の人は、ホームページの「インターネット仮審査」から手続きをはじめてみてください。

 はじめに申し込み用のマイページ登録を行います。メールまたはショートメールにて申し込み用のURLが送られてくるため、そのURLにアクセスして、個人情報や世帯構成、勤務先、借入希望額などの必要事項を入力しましょう。

2.仮審査の結果を受け取る

 必要事項の入力が完了したら、そのまま仮審査に移ります。仮審査は最短で当日には結果が出るため、気軽に審査を受けやすいです。

 審査結果が出たら、メールまたはショートメールで通知が来ます。回答結果は6カ月間有効で、仮審査を通過した場合はこのまま正式審査に進めます。もしローンを利用しない場合、この時点で手続きは終了です。

3.正式審査を申し込む

 仮審査を通過できたら、正式審査に申し込みます。こちらもWEBの申し込み用マイページから手続きができます。

 正式審査では以下の書類が必要です。事前に用意しておきましょう。

 必要書類も全てWEB上でアップロードできるため、来店しての押印や書類の郵送は不要です。必要事項を漏れなく入力して手続きを進めましょう。

 なお、このときにあわせて普通預金口座の開設も可能です。口座をまだ所有していない人は、あわせて開設しましょう。

 また、正式審査の手続きは窓口でも可能ですが、窓口での手続きでは金利が上乗せされるため注意が必要です。必要以上のコストをかけたくない人は、WEBで手続きすると良いでしょう。

4.正式審査の結果を受け取る

 正式審査の申し込みが完了したら、正式審査に移ります。

 正式審査では、申込時に入力した情報に加えて、収入証明書類や購入する車の金額など、提出書類に関する内容もチェックされます。仮審査よりも細かい内容を確かめられるとおさえておきましょう。また、たとえ仮審査に通過しても、正式審査では落ちてしまう可能性があることも頭に入れておくと良いです。

 正式審査に通過したら、契約が完了します。

5.融資(入金)を受ける

 融資までには正式審査の完了後7営業日程度かかります。

 融資(入金)以降の流れは、以下のとおりです。

  • 1.指定の口座に入金される
  • 2.入金後に、自動車販売店へ入金されたお金が振り込まれる

 振り込み手続きはすべて銀行が行います。自分で口座のお金を引き出す必要はありません。

 常陽銀行は変動金利を採用しているため、金利は融資(入金)時点のものが適用されます。なお、変動金利とは、ご契約後であっても、適用金利が見直されるものです。

 直近の金利がどのくらいになっているか、事前に確かめておくと良いでしょう。

 銀行のマイカーローンは、車を購入する際に多くの人が検討するものです。ローン商品は銀行以外にもディーラーで提供されていますが、銀行のマイカーローンとディーラーローンはどの点が違うのでしょうか。銀行のマイカーローンの特徴を、ディーラーローンと比較しながら見ていきましょう。

銀行のマイカーローン 一般的なディーラーローン
金利 一般的に低い傾向にある 一般的に高い傾向にある
保証料 金利に含まれているなど、
かからないケースが多い
金利とは別にかかるケースがある
繰上返済時の手数料 かからないケースが多い かかるケースがある
返済期間 7〜10年程度 6〜8年程度
車の所有者 自分の名義になる ディーラーの名義になる
距離数制限 なし 残価設定ローンの場合はあり

 銀行のマイカーローンは金利が一般的に低い傾向にあり、保証料や繰上返済の手数料がかからないことが多いです。一方、ディーラーローンは金利と別に保証料が必要だったり、繰上返済時に手数料が発生したりと費用がかかりやすく、総返済額も高い可能性があります。

 また、車の名義は銀行のマイカーローンは自分の名義となりますが、ディーラーローンではディーラー名義となります。車がディーラー名義だと、自由に車の売却や譲渡ができません。加えて、もし事故を起こしてしまうと、ローンの一括返済を求められる場合があります。車の名義を自分自身にしたい人は、銀行のマイカーローンを借りると良いでしょう。

 マイカーローンの審査では、以下の点が重視されます。

 理想のマイカーローンを見つけられても、審査落ちしてしまうと利用できません。審査に落ちてしまわないよう、事前にポイントを確かめたうえでマイカーローンに申し込みましょう。

安定した収入を得ているか

 審査では、安定した収入があるかをチェックされます。安定収入があれば返済が問題なくできると判断されやすいためです。

 安定収入には収入額に加えて、勤務先や勤続年数もチェックされます。会社員や公務員といった人であれば、比較的安定収入があると認めてもらいやすいでしょう。パートやアルバイトでも、定期的に出勤していれば安定収入があるとみなされやすいです。

 一方、収入が月によって異なる個人事業主や短期労働を中心としている人などは、安定収入があると認められにくいため注意が必要です。

信用情報に延滞や滞納の記録がないか

 信用情報の状態も、審査に影響します。信用情報とは、ローンやクレジットの利用履歴がまとめられているものです。延滞や滞納の記録も残るため、審査で十分な支払い能力があるかどうかを判断する材料となります。

 適切に支払いがされていれば、延滞や滞納の可能性が低く、十分な支払い能力があると判断されやすいでしょう。しかし、延滞や滞納の記録がある場合には審査は通りにくくなる可能性があるため注意が必要です。

 自分に適したマイカーローンを選ぶには、以下の3点を重視しましょう。

 手数料や返済までの期間を考慮しながら、自分に合ったマイカーローンを選びましょう。

金利が低いものを選ぶ

 金利が低いものを選べば、返済の負担を減らせます。金利の低さは毎月の返済額や総返済額に直結します。できる限り返済の負担を減らしたい場合は、金利が一般的に低いローンを契約すると良いでしょう。

 銀行のマイカーローンは、ディーラーローンに比べて金利が一般的に低い傾向にあります。金利の低さを優先する人は銀行のマイカーローンから契約するものを探すと良いでしょう。

保証料がかからないものを選ぶ

 保証料がかからないマイカーローンを選べば、返済以外の支出を抑えられます。保証料とは、返済ができなくなった場合に、マイカーローン利用者に代わって金融機関に返済する保証会社に支払う手数料です。

 保証料が金利に含まれていれば、毎月の返済だけで支出が済み、そのほかの費用はかかりません。しかし、保証料が別途必要であれば、金利に保証料が上乗せされることが多く、返済負担が増えてしまいます。

 コストを抑えるなら、保証料がかからないものを契約しましょう。

返済期間を長めに設定できるものを選ぶ

 返済期間を長く設定できるローンであれば、月あたりの返済額を抑えられます。返済期間を短期間にするほど、早く返済が終わりますが月々の返済額は高くなります。返済期間を長く設定できれば、月々の負担を抑えられるため支払いが滞る可能性を少なくできるでしょう。

 ただし、期間が長くなるほど金利の影響で総返済額が増えてしまう点には注意しなければなりません。前述のように一般的に金利の低いローンを選び、月々の返済額も総返済額もできる限り抑えれば、返済の負担を最小限にとどめられるでしょう。

 マイカーローン契約前の注意点として、以下の2つをおさえておきましょう。

 マイカーローンを契約する前には、毎月の返済額・総返済額の確認をし、綿密な返済計画を立てるのが重要です。また、審査手続きもできる限りスピーディーに進めましょう。

事前に返済シミュレーションをしておく

 車をローンで購入する際は、事前に返済シミュレーションをしておきましょう。同じ金額を借りる場合でも、金利が異なれば月々の返済額や総返済額が変わるためです。

 返済シミュレーションをすると「返済する金額はいくらか」「毎月の返済額を適切に支払っていけるか」を確かめられます。返済額の見当がつけば、返済計画を立てやすくなるでしょう。

 実際に、銀行のマイカーローンとディーラーローンで返済額をシミュレーションしてみましょう。次の条件でシミュレーションすると、毎月の返済額や総返済額は以下のようになります。

毎月の返済額 総返済額
銀行のマイカーローン 53,573円 3,214,380円
ディーラーローン 56,476円 3,388,560円

 金利が2%以上異なると、同じ金額を借りても、毎月約3,000円、総返済額で約17万円の差が生まれます。もし返済額に負担感がある場合には、返済年数を延ばしたり、金利が一般的に低い金融機関で契約したりすることを検討すると良いです。

 常陽銀行では、返済シミュレーションページを用意しています。返済額を実際に試算して、おおよその返済額を確かめてみましょう。

常陽マイカーローン
返済シミュレーションはこちら

常陽マイカーローン 金利一覧はこちら

  • ※総返済額は、元利均等毎月返済方式にて算出した金額です。計算結果は概算ですので、実際と異なる場合があります。
  • ※総返済額は、完済までお借入時の金利が継続した場合の試算です。
  • ※なお、常陽銀行のマイカーローンは、変動金利(年1回)のため、市場金利の動向によって金利が変更になる場合がございます。

仮審査完了から期間を空けずに次のステップに進む

 仮審査が完了してからは、できる限りすぐに正式審査へ移行しましょう。仮審査の審査結果には有効期限が定められている場合が多く、期限を過ぎてしまうと審査結果が無効となってしまいます。審査結果が無効となった場合は、再度仮審査を受け直さなければなりません。

 仮審査完了後は、すぐに正式審査に移れるよう車の購入手続きを済ませておくと良いでしょう。

 マイカーローンの申し込みに関する質問や疑問について回答します。ローン契約時などの参考にしてください。

借り換えるときのマイカーローンの申し込みの流れは?

 借換時のマイカーローンの申し込みも、基本的には仮審査を受けてから正式審査を受ける流れとなります。

 前述のとおり、事前に返済シミュレーションをして、返済負担を抑えられるかどうかをよく確かめておきましょう。

マイカーローンはいつ申し込む?

 マイカーローンの申し込みタイミングは、基本的に購入する車の価格が把握できた段階です。借りる金額を把握するためにも、見積書などを提示してもらった段階などで申し込み手続きをはじめましょう。

 ただし、購入が決まっていない場合でも仮審査までなら申し込みできるマイカーローンもあります。早めに申し込んでおけば、スムーズに手続きが進められるうえ、仮審査の結果次第でどれくらいの金額を借りられるか見当をつけられます。

マイカーローンは自分の口座に振り込まれる?

 マイカーローンで借りたお金は一度自分の口座に振り込まれてから、自動車販売店に入金されます。自動車販売店への入金は銀行側で行うため、自分で振り込みなどの手続きをする必要はありません。ただし、入金の確認は忘れずに行いましょう。

マイカーローンの融資までの時間はどれくらい?

 マイカーローンの融資までの時間は金融機関ごとに異なりますが、10日間~2週間程度かかります。クレジットカードやカードローンのように即日で契約が完了するものではないため、時間に余裕を持って申し込みましょう。

 マイカーローンの申し込みは仮審査と正式審査の2つの手続きが必要になります。融資までには最短で10日間程度、人によってはさらに時間がかかる場合もあります。スケジュールに余裕を持って手続きを進めるためにも、比較的スピーディーに手続きができるWEB完結で申し込めるマイカーローンを契約すると良いでしょう。

 常陽銀行のマイカーローンは、スマホやPCなど、WEB上で手続きが完結します。WEB申し込みなら窓口よりおトクな金利となるため、返済の負担を緩和できます。低金利で借りられるため返済の負担を緩和できるでしょう。

 また、カンタン5秒診断も用意しているため、瞬時に借入可能額も確かめられます。ローンを組んで車を購入しようと考えている人は、利用を検討してみてください。

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(2025年8月8日)

本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
コラム内容を参考にする場合は、必ず出典元や関連情報により最新の情報を確認のうえでご活用ください。

以上

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