ローン審査の基準を知ってから申し込みをしよう

なぜローンに審査が必要なの?

住宅ローンや自動車ローンなど、ローンを組む際には必ず審査があります。審査基準を知っておくことも大切ですが、その前になぜローンに審査が必要なのかを見ていきましょう。
返済能力を見極めるため
ローンに審査がある理由は、申し込む人の返済能力を見極めるためです。ローン会社は、貸したお金を返済してもらわなければならないため、継続して返済できるかどうか、いくつかの項目でチェックします。チェックする項目は、例えば、年収はいくらなのかや継続的な収入があるかなどが挙げられます。審査基準については、後ほど詳しく解説します。
ローンの審査はどのような流れなのか?

ローンの審査はどのような流れで進められるのでしょうか?以下では、実際の審査の流れについて詳しく紹介します。
ローン申し込みから利用開始まで |
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申し込み前の準備
ローン審査に申し込みをする前に、事前に必要な書類を準備しておきましょう。一般的にローン審査に必要な書類は、以下の通りです。
- 銀行の通帳やキャッシュカード
- 収入証明書
- 本人確認書類
銀行の通帳やキャッシュカードは、借り入れをする際の入金や返済する際などに使用します。利用予定の金融機関名・口座番号・支店名・口座名義などを準備しておきましょう。
収入証明書は、申込者の返済能力を確認するために使用します。最新のものを準備しておきましょう。
本人確認書類として認められるものの例は、以下の通りです。
本人確認書類の例 |
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申し込み
ローンの申し込み方法としては、主にインターネット、電話、郵送、実店舗での申し込みがあります。インターネットであれば、自宅にいながらすぐに申し込みができます。
書類の提出
ローンの申し込みが完了すると、申込先から手続き完了の通知が送られてきます。一般的に、通知書にはローンの審査に必要な書類が記載されていますので、それらの提出が必要となります。
申込者の審査
提出書類を申込先に送ると、その内容をもとに審査が行われます。審査では、主に返済能力について確認します。提出された書類や過去に金融事故がないかの信用情報の照会など、詳しく審査を行います。審査が完了すると、メールや電話を通じて申込者に連絡がいきます。
入金
審査に無事通ることができれば、登録した銀行口座に入金されます。
以上が、一般的なローン申し込みから利用開始までの流れとなります。ローンの種類によっては流れが異なる場合もあるので、ローン会社に問い合わせるか、ウェブサイトを確認してみましょう。
ローン審査の基準とは?

では、ローン審査の際には、具体的にどのような点をチェックされるのでしょうか?以下では、審査のチェック項目や審査基準について詳しく解説します。
審査のチェック項目とは?
ローン審査でチェックされる主な項目を下表にまとめました。
審査項目 | 詳細内容 |
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勤務先 | 一般的に勤務先の会社規模が大きいほど審査に有利となります。 |
勤務形態 | 勤務形態は、正社員が審査に有利となりますが、契約社員や派遣社員でも、継続した収入があるとみなされれば、審査に通過できる場合があります。 |
勤続年数 | 一般的に勤続年数は長いほど審査に有利となります。 |
年収 | 必要とされる年収の水準はローンの種類によっても異なります。収入と返済額のバランスが重要です。 |
健康状態 | ローンの種類によっては生命保険への加入が必要となる場合もあります。 |
所有資産 | 住居が持ち家か賃貸かも審査の参考にされます。 |
返済負担率 | 年収に対する年間返済額の割合です。 一般的に返済負担率は20~25%以内であれば無理なく返済が可能とみなされるため、借り入れ後に25%を超える場合は審査が通りにくい場合があります。 |
信用情報 | クレジットカードの返済遅延があるなど、過去に支払いが滞ったことがある場合には、審査で不利になります。 |
審査基準は会社によって異なる
上記で主な審査基準について解説しましたが、詳細な基準はローンの申し込み先によって異なります。返済能力を確認するという点では同じですが、審査基準は非公開のため、各社とも全く同じ審査基準というわけではありません。
例えば、同じ内容で審査に出し、A社では通ったがB社では落ちたというケースもあるため、1社で審査に落ちても諦める必要はないと言えます。
ローンに通らない理由とは?
ローンの審査に落ちる理由にはどのようなものがあるのでしょうか?以下で、ローン審査に通らない主な理由について詳しく紹介します。

借入希望額が高すぎる
ローンの審査は、借入希望額が高すぎてしまうと審査落ちとなるケースが多いです。なぜならば、貸金業法で年収の3分の1までしか借りることができないからです。この3分の1までしか借りられない仕組みを、「総量規制」と呼びます。
万が一、総量規制以上の申し込みで審査に通ったとしても、限度額が決められてしまいます。また、他の金融機関ですでにローンを受けているのであれば、その金額と合算し計算されます。
他社にも連続で申し込んでいる
1カ月以内など、短期間にいくつもの会社にローンを申し込んでいる場合、ローン審査に通らない要因となり得ます。
過去の申し込み履歴は、信用情報機関に登録され、審査の際に参考にされます。短いうちに連続して申し込みをすると、金銭面で余裕がなく返済能力が低いとみなされる可能性があります。
支払いの滞納がある
過去に何らかの支払いの滞納があると、審査に通らない要因となります。クレジットカードの利用代金、携帯電話の端末代、税金、保険料の未払いなどでも信用情報に登録されてしまいます。
先に述べたようにローン審査では信用情報を照会します。将来、ローンを利用したいと考えているのであれば、滞納することがないように注意しましょう。
在籍確認が取れない
申告した勤務先の在籍確認が取れない場合、審査に通らない要因となります。在籍確認は、申し込み情報が正しいかを判断するために行われ、一般的に職場へ連絡をしてきます。会社が休みで在籍確認の電話を誰も受け取ることができないようなときは、金融機関にあらかじめ伝えておきましょう。
目的に応じたローンを選ぼう

ローン選びは、ローンの特長と自分の目的をしっかりと照らし合わせて選ぶことが大切です。例として、常陽銀行が取り扱っているローンを紹介します。
商品名 | 特長 |
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常陽銀行マイカーローン「JOYO車」 |
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常陽銀行教育ローン「学援生活」 |
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常陽銀行カードローン「キャッシュピット」 |
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常陽銀行リフォームローン |
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このように、常陽銀行では、様々なローンをご用意しております。
ローン審査をスムーズに通るには?

スムーズにローン審査に通るには、ゆとりのある返済プランが立てられていることが大前提です。ここで紹介した審査基準を参考に、借入金額や返済期間について考えてみましょう。
審査基準は金融機関によって異なるので、診断コンテンツや仮審査をうまく活用し事前に確認しましょう。いくつかの金融機関を比較することで、自分にぴったりのローンが見つかりやすくなるでしょう。
自分に合ったローンを選ぶことで、生活が変わり新しい未来が拓けてくるかもしれません。まずは、お気軽に事前診断コンテンツを利用してみてはいかがでしょうか。
(2021年2月22日)
本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
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以 上