ペーパードライバーは運転時にどこに注意すべき?克服する方法も解説

ペーパードライバーは運転時にどこに注意すべき?

ペーパードライバーが運転することはある?

 もし、急に自ら自動車を運転しなければならなくなった時、あなたは運転をする自信がありますか?運転免許は持っているが普段はほとんど運転する機会のない、いわゆる「ペーパードライバー」の方でも、急に運転を任される可能性はありますよね。

ペーパードライバーなのに、運転しないといけなかった経験をしたことはありますか?
調査概要

 実際に、ペーパードライバーの方を対象に「ペーパードライバーなのに、運転しないといけなかった経験をしたことはありますか?」というアンケート調査を行ったところ、約8割の方が「ある」と回答しました。大半の方が、運転に自信がないにもかかわらず、運転せざるを得なかったという状況を経験しているようです。

ペーパードライバーが運転することの多いケース

具体的にはどのようなケースで運転をしましたか?

 また、具体的にどのようなケースで運転をしたかについても聞いたところ、「友達と出かけたときに頼まれた」が37%、「家族が病気になった」が31%、「帰省中に運転を頼まれた」が23%という結果に。友人とドライブに行った際に、運転を担当したというケースが最も多いようです。最初は運転担当ではなかったとしても、長距離のドライブで友達に運転を任せきりにするのは心苦しく、やむなく交代したという方もいるのではないでしょうか。

ペーパードライバーを克服するための方法とは

ペーパードライバーを克服するための方法

 ペーパードライバーにとっては、急に運転を任されると動揺してしまうもの。そのような状況になって初めて「普段から練習しておけば…」と思う人も多いのではないでしょうか。

 ペーパードライバーを克服するためにはやはり実際に運転してみることが大切です。以下では、ペーパードライバー克服へ向けた練習法をご紹介いたします。

家族や友人と練習をする

 一人で運転するのは心配だという人は、家族や友人と練習する方法がおススメです。家族や友人に同乗してもらうことで、車庫の出入りや交通量の多い道路は交代してもらうなど、安心して練習することができます。

 慣れない間は簡単な道路から練習するのが良いでしょう。例えば、公園の無料駐車場や深夜の道路などであれば人も少なく練習しやすいです。同乗者がいることで運転中に様々なアドバイスをもらうことができ、運転感覚を取り戻すうえで効果的な練習を行えます。

 同乗する家族や友人の方は怖がるかもしれませんが、ペーパードライバーを脱却したい気持ちをうまくアピールし、協力してもらえるようにお願いすると良いでしょう。

出張レッスンやペーパードライバー向けの講習を受ける

 長年ブランクがあり操作をほとんど覚えていないという人は、出張レッスンやペーパードライバー向けの講習を活用することも選択肢の一つです。また、市街地に住んでおり練習できるような広い場所が近所にない場合や、同乗してくれる運転に長けた人が身近にいないような場合にも、このようなサービスを利用するメリットがあるでしょう。

 多くの教習所では、ペーパードライバーのための講習が行われています。内容や料金は教習所により異なりますが、1日~5日間の日程かつ1日大体1~2時間で10,000円~25,000円くらいが相場となっています。自動車教習所の学科試験のようなテストも受けることが可能です。

 ペーパードライバーの方は道路標識などの知識が抜けている人も多いです。そのため、お金はかかりますが、講習を受けることがペーパードライバー克服の近道と言えるでしょう。わざわざ教習所まで通うのが面倒だという方は、出張教習もあるため、利用してみてはいかがでしょうか。

ペーパードライバーの運転で発生しやすい問題

ペーパードライバーの運転で発生しやすい問題

 ペーパードライバーであれば運転することも久々であることが多いため、様々な問題が発生しやすいです。あらかじめどのような問題が起こりやすいかを把握しておき、事前に対策することが大切になります。以下ではペーパードライバーの運転で発生しやすい問題について記載していくため、参考にしてみてください。

車を発進させる方法を忘れている

 ペーパードライバーの方は、そもそも車を発進させる方法を忘れてしまっている場合もあります。事前にどのような手順で発進させるのかをおさらいしておけば、車に乗り込んでから焦ることがありません。以下のステップを参考にしながら対応するようにしましょう。

  • 車に乗り込み、運転姿勢を整えます。
  • 両足をブレーキペダルとフットレストに乗せて、余裕がある部分でシートのスライド位置を固定させましょう。
  • ハンドル上部を両腕で握り、肘が少し曲がる位置でシートのリクライニングを固定しましょう。
  • ルームミラーとバックミラーを調整し、シートベルトを締めましょう。
  • AT・CVT車の場合はブレーキを踏みながらシフトレバーの位置を確認しましょう。PもしくはNにレバーがあれば、エンジンをかけましょう。
  • ブレーキを踏みながら、シフトレバーをDにして、パーキングブレーキを解除しましょう。
  • 安全確認を行い、ウインカーを点滅させてブレーキペダルから足を離し、アクセルを踏んで加速させます。

運転感覚を忘れている

 久々の運転であれば、車両の距離感やその他の感覚を忘れていることがあります。ペーパードライバーの方が車両の感覚や車幅の感覚を取り戻すためには、運転に慣れている方にアドバイスをもらうのが良いでしょう。その際には、隣から随時指摘してもらい、車間距離などを調整していくことが大切です。

 もし、そのようにアドバイスをもらえる方がいない場合には、他の車両の迷惑にならない白線が引かれてある駐車場などで練習することがおススメです。駐車場であれば動いている車も少なく、事故を起こすリスクを下げながら練習することができます。

 駐車場に引かれてある白線に沿って駐車や発進を繰り返したり、前進や後退を行うと良いでしょう。このように、ゆっくりと運転に慣れていき、運転感覚を取り戻していくようにしましょう。

運転することを怖がってしまう

 今まで運転していなければ運転自体が怖いものに思えてしまう可能性もあります。もし、運転することに恐怖心を感じてしまう方は、交通量が少ない時間帯に練習することがおススメです。

 例えば、早朝の時間帯や深夜などであれば、比較的に交通量も少なく、安心して運転することができます。運転に少しずつ慣れてくれば、時間帯をずらしていきましょう。このように、恐怖心がある場合には、いきなり車の多い場所で運転するのではなく、徐々に慣らしていくことが大切です。

駐車がうまくできない

 ペーパードライバーにとって大きな課題となるのは駐車でしょう。長い間運転していない方にとって、駐車は非常に難しく、練習が必要になります。駐車を練習する際にも、運転感覚の練習と同じく、駐車場での練習がおススメです。

 この際、できるだけ運転に長けた人に助手席に座ってもらうようにしましょう。アドバイスをもらいながら練習することで、駐車技術を効率良く高めることができます。

 駐車の際に特に意識すべきなのは、バックミラーと内側のサイドミラーの使い方です。内輪差を意識しながらミラーをうまく活用して駐車を行えば、スムーズに操作することができるでしょう。

高速道路の合流ができない

 ブランクがある方にとって、高速道路も課題の一つでしょう。特に、合流する際にうまく合流できないという方が多いです。高速道路で合流する際にはスピードに注意することや目視での確認が大切です。

 先行車との距離や速度、後方にいる車両との感覚を見ながら、速度差がないように加速させていくことがポイントです。非常に難しい部分ですが、スピードを出し過ぎても、落とし過ぎても事故になってしまうリスクがあります。

 そのため、合流の際はミラーでの確認だけではなく、自分の目で良く確認することが大切です。

ペーパードライバーが運転をする際にしておくべきこと

ペーパードライバーが運転をする際にしておくべきこと

 久しぶりの運転では、様々なことに注意する必要があります。以下では、ペーパードライバーが久々に運転する際に気を付けるべきことを具体的に解説していきます。

リラックスと体調管理

 運転するのが久々であれば、当然緊張しがちになります。リラックスした状態で運転しなければ、事故につながってしまうかもしれません。そのようなことにならないためにも、まずは万全の体調管理を行うことが大切です。

 そのためには、運転する前日の夜は早めに眠ることがおススメです。十分な睡眠が取れていれば、当日に寝不足で注意が散漫になる心配もありません。

 また、運転前の食事などはあまり食べすぎないほうが良いでしょう。お腹いっぱいに食事を取ってしまえば、運転中に眠気に襲われる可能性もあります。

 ペーパードライバーの運転には緊張がつきものですので、あらかじめ体調管理を徹底しておくようにするのが大切です。

運転時に必要になる器具の操作をおさらいしておく

 実際に運転する時に焦ってしまわないように、ある程度は器具の操作をおさらいをしておくことも良いでしょう。

 例えば、アクセル、ブレーキだけでなく、ワイパーやライト等の操作も復習しておけば運転中に天候が崩れたり、夜になった場合にも焦らないで済みます。他にも、自分が必要だと思う箇所についてはあらかじめおさらいしておくとなお良いです。

 使い方が分からない場合には市販の教材などで確認したり、動画サイトなどで検索すれば分かりやすく解説されています。また、家族や友人などに教えてもらえば、実演を踏まえて教わることができるため、効率的に復習が行えるでしょう。

 このように、不安がある場合は運転する際に必要になる器具についておさらいしておくことが大切です。

初心者マークでアピール

 他の車の運転手から怒鳴られたり、煽られたりすると焦ってしまって平常心で運転することが難しくなります。周囲の運転手にはあなたがペーパードライバーであるかどうかは分かりません。

 そのため、初心者マークをつけて周囲への注意を促しましょう。初心者マークを貼ることで、周囲の車も気を付けてくれたり、運転がもたついていても、怒鳴られたりクラクションで煽ったりされる機会は極力少なくて済むはずです。

 初心者マークは免許を取得してから1年間は義務で付けなければいけません。2年目以降、運転の経験をある程度積んだら外すのが一般的なマナーですが、ペーパードライバーに限らず、初心者マークは免許を取得してから1年以上経っていても道路交通法の違反にはなりませんので、安心して貼っておいてください。

 久しぶりすぎて昔使っていた初心者マークがどこにいったか分からない人は、カー用品のお店や100円均一ショップでも買うことができるので、早めに手に入れましょう。

標識をあらかじめ復習しておく

 ペーパードライバーは標識について忘れてしまっている可能性があるため、事前に良く確認しておくことが大切です。

 運転する前に身の回りにある標識などをチェックし、自分でインターネットで検索してみましょう。もし、駐停車禁止や進入禁止、一方通行などの標識の意味が分からなければ、大変な事故につながってしまう場合もあります。

 そのようなことにならないためにも、不安がある場合にはある程度の標識の意味が分かる状態で運転するようにしましょう。

自動車保険に入っているかチェック

 ペーパードライバーは事故を起こす可能性も高いです。仮に大きな事故を起こした際は、1億円を超えるなどの多額の賠償金が科せられることもあります。そのため、あらかじめ自動車保険に入っているかチェックするようにしましょう。

 もし、他人の車を運転する場合は保険の適用外になっていないかを確認することが大切です。親などの車を借りて運転する場合には注意が必要になります。

 また、他の人に車を借りずにレンタカーを利用する場合にも自動車保険には加入しておくことがおススメです。1日単位で当日に加入できる保険もあるので、事前に調べておくようにしましょう。

車を買うのも、ペーパー脱却への近道

 車を購入して運転機会を増やすというのもペーパードライバー脱却の方法の一つです。ペーパードライバーから脱却すれば、旅行や買い物などの行動の範囲が広がります。もし、乗りたい車があれば、この機会に購入することも選択肢の一つです。車を所有すれば、運転する機会も増えます。

 とは言え、自動車の購入にはある程度のコストが必要になります。購入したいと思っていても、なかなか難しい場合もあるでしょう。

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(2021年1月25日)

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以 上

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