合宿免許のメリットとデメリットは?

合宿免許とは

 自動車の免許をとる際、自宅から教習所に通い、運転に必要な技能と知識を学ぶのが一般的です。一方、一部の自動車教習所では、寮やホテル、旅館などの宿泊施設に泊まって教習を行う「合宿教習」を行っているところがあります。この合宿教習に参加して運転免許を取得する方法を「合宿免許」と呼んでいます。

 合宿免許は短期間に集中して自動車の運転に必要な技能と知識を身につけることを目的にスケジュールが組まれているため、自動車教習所よりも安い費用で早く教習を終えることができます。また、宿泊施設があるため遠方でも好きな場所を選ぶことができ、友人と旅行気分で通うことができるなど、学生など若い年代を中心に人気のある免許の取得方法です。

 この記事では、合宿免許のメリットとデメリットのほか、免許取得までにかかる費用を抑え、低予算で免許を取得するコツを紹介します。

合宿免許の期間

 普通自動車の運転免許を取得する場合、教習所に通うと卒業までには早くて数週間、通常であれば約2〜3カ月の期間がかかります。

 しかし、合宿教習で普通免許を取得する場合、早ければ2週間程度で教習所を卒業することが可能です。取得する免許によって卒業までにかかる期間は若干異なり、普通免許(AT限定)の場合は最短で14日間、普通免許(MT)は最短16日間。普通二輪免許の場合は最短9日間が一般的です。

 そのほか、大型二輪免許(普通二輪免許を取得済み)の場合は最短6日間、準中型免許(普通免許MTを取得済み)は最短6日間、大型免許(中型8t限定MT免許取得済み)は最短9日間というケースが多いです。

合宿免許の教習内容とスケジュール

日程 教習内容の一例
1日目 入校説明・適性検査・学科教習・技能教習
2〜6日目 第一段階(学科教習・技能教習・効果測定・みきわめ)
7日目 修了検定・仮免許学科試験・仮免取得
8〜13日目 第二段階(学科教習・技能教習・効果測定・みきわめ)
14日目 卒業検定・合宿終了

 ここでは、取得者の多い普通自動車の免許を例に、合宿教習の流れを解説していきます。

 約2週間にわたって行われる合宿免許の教習内容とスケジュールの一例を上表にまとめています。初日に教習所の入校説明や適性検査などがあり、最初の1週間が仮免許を取得する「第一段階」、2週目は免許を取得するために必要な検定などが行われる「第二段階」という構成が一般的です。

 第一段階では、仮免許取得までに必要な、車を運転するうえでの交通ルールや心構えなどを学ぶ学科教習が10時限、運転技術を学ぶ技能教習はAT限定が12時限、MTは15時限となっています。6日目、7日目に行われる各種テストの内容は以下のとおりです。これらに合格すると、仮免許を取得することができ、免許取得に必要な路上教習を始めることができます。

日程 テスト内容 詳細
6日目 効果測定 仮免許学科試験対策の模擬試験。50問中45問以上の正解で合格。
みきわめ 修了検定に進むための技能教習。
7日目 修了検定 仮免許を取得するための技能検定。第一種免許の場合は70点以上で合格。
仮免許学科試験 仮免許を取得するための学科試験。50問中45問以上の正解で合格。

 2週目の第二段階も第一段階同様に進められ、最終日の教習が終了後、卒業検定となります。卒業検定では規定の路上コースを実際に走行して運転技能をテストし、第一種免許は70点以上をとることができれば合格、教習所卒業となり、本免許学科試験を受けることができます。

合宿免許のメリット

合宿免許のメリット

 運転の経験のない人が免許を取得するための方法には、主に「教習所に通う」「合宿教習」の2つがあります。ここでは、宿泊施設に滞在して免許取得のための教習を受ける合宿免許のメリットについて解説していきます。

短期間で免許を取得できる

 教習所に通う場合、通うペースや教習所の混雑具合にもよりますが、通常、普通自動車の運転免許取得コースでは卒業までに数週間〜数カ月の期間がかかります。しかし、合宿教習なら早ければ普通自動車(AT限定)は約14日間、普通自動車(MT)は最短16日間で卒業することが可能です。

 合宿教習では卒業までのスケジュールがあらかじめ決まっているため、決められたカリキュラムを効率良く短期間で終えることができるのがメリットです。

格安で免許を取得できる

 合宿教習は教習所が最短で卒業できるスケジュールを組んでいるため、通学教習と比べると、安く免許を取得することができます。ほとんどがパック料金となっており、教習料、宿泊費など、必要な費用はすべて含まれています。宿泊費や食費など教習料以外の費用込みでも安く済むことがほとんどです。補習や再検定を受ける場合の追加費用も不要、交通費も一部または全額支給となっている教習所が多く、費用面でも多くのメリットがあります。

 また、プランによってはおトクな特典がついていたり、タイミングによって早割やインターネット割など割引価格で申し込みができることもあります。

乗車予約の手間が不要

 自動車教習所に通う場合、技能教習を受けるときは乗車予約をする必要があります。しかし、教官や教習車の数には限りがあるため、夕方以降や長期休暇中など教習生が集中する日時にはなかなか予約がとれないこともあり、卒業が遅くなるケースもあります。

 一方、その都度乗車予約をする必要がないのが合宿教習です。合宿教習ではすでに乗車スケジュールが決まっているので予約の手間がなく、効率良くスムーズに技能教習を進めることができます。

旅行気分を味わえる

 合宿免許は通常、地元を離れて遠方で免許を取得するプラン。教習所の中にはプランに観光やアクティビティなどをつけているところもあり、海に近い施設ならマリンスポーツ、山であれば冬季はスノーボードなど、地域によって特色があります。合宿先で旅行気分を味わえる点も合宿免許が人気となっている理由の1つです。また、環境の違う土地に約2週間滞在することで合宿教習自体が旅行になると考え、自動車教習と旅行を兼ねて友人と一緒に申し込むケースも多いようです。

合宿免許のデメリット

合宿免許のデメリット

 車の免許を取得するにあたり、期間や費用の面など、通学教習と比較すると様々なメリットのある合宿免許ですが、それらのメリットが一部の方にとってはデメリットにもなってしまうこともあります。ここでは、合宿免許のデメリットについて見ていきます。

長期休暇を取る必要がある

 合宿免許の一番のデメリットはスケジュールの問題です。短期間で教習所を卒業できるのは合宿教習の大きなメリットの1つですが、卒業するまでは合宿施設に滞在する必要があります。合宿免許の場合、普通免許は約2週間、普通二輪免許では約9日間の時間を確保したうえで参加する必要があります。そのため、長期の休みがとれなかったり、合宿の日程が合わない場合は入校することができません。

 学生は夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して参加することができますが、社会人の場合、ある程度のまとまった休みをとることができなければ、合宿での免許取得は難しいでしょう。

自分のペースで教習を受けられない

 教習所に通う場合は、ある程度自分のスケジュールやペースに合わせてカリキュラムを進めることができます。しかし、合宿免許ではスケジュールが決まっており、自分のペースでカリキュラムを進めたり、個人の都合でスケジュールを変更することはできません。効率が良い分、通学教習のような自由やゆとりはないため、短期間で集中的に学ぶことが苦手な方には向かない方法とも言えます。運転に必要な技能や知識をきちんと習得できなければ教習所に通う意味がないので、教習のスタイルも違うことを理解したうえで参加することが大切です。

合宿と通学の違いは?

合宿で免許取得の場合 通学で免許取得の場合
免許取得期間 約2週間〜3週間 約1カ月〜3カ月
料金 約16万円〜25万円 約20万円〜30万円
交通費 合宿により異なるが、プラン料金に交通費が含まれている場合もある 交通費は出ないが、教習所まで無料バスを出しているところが多い
追加教習の保証 ついている場合が多い なし

 前述のとおり、合宿と通学での教習には異なる点がいくつかあります。ここでは両者を具体的に比較して見ていきます。

 まずは免許取得までの期間です。通学の場合、教習所の卒業までには1〜3カ月程度かかるのが一般的で、教習所が混み合う繁忙期にはそれ以上の日数がかかることもあります。一方、合宿の場合は通常2〜3週間程度で卒業することができます。教習中、試験に不合格となっても数日の延泊が必要となる程度なので、卒業後すぐに本試験を受けて合格すれば、教習開始から1カ月以内に免許をとることも可能です。

 また、費用面にも一定の差があり、場合によっては約10万円程度の費用差が出ることもあります。教習料金は教習所によって違うため、詳細な金額は前後しますが、通学時の費用の相場は20万円〜30万円程度、合宿時の費用は通学よりも安く設定されているケースがほとんどです。ただし、合宿の場合は食事や部屋、宿泊施設のグレード、観光プランなど、内容によって価格が大きく変動するため、選ぶ内容によっては通学よりも高くなることがあります。

 さらに、合宿と通学では追加教習を受ける際の保証も異なります。合宿は追加教習が必要な場合の保証があるケースが多く、試験などに不合格となっても同じ教習を無料で受けることが可能です。しかし、通学の場合は追加教習を受けるときの保証がなく、不合格となり再教習を受けるときには、追加で費用を支払う必要があります。

合宿免許の費用を抑えるコツは?

合宿免許の費用を抑えるコツは?

 教習所に通うよりも教習料を抑えることができる合宿免許ですが、入校のタイミングやプランの内容によっては通学教習とさほど変わらない金額だったり、通学教習よりも割高になってしまうこともあります。

 ここでは、合宿免許の費用を抑えるコツをご紹介します。

安い時期を狙って入校する

 教習所にも繁忙期と閑散期があります。閑散期は教習料金を安く設定している教習所が多いので、合宿教習の場合も、閑散期の安い時期を狙って入校すると費用を抑えることができます。学生が集中する春休み、夏休み以外の時期が狙い目です。

いくつか見積もりをする

 合宿免許は場所に関係なく教習所を選ぶことができます。地域や教習所によって料金設定は違うので、いくつか見積もりをとり、料金の比較をすると良いでしょう。遠方で選ぶ場合、チェックすべきポイントは交通費です。教習料金が安いからという理由で地方の合宿教習に申し込んでも、交通費を入れるとかえって割高になることもあります。交通費に関しては教習所や条件により一部または全額支給してくれるところもあるため、交通費も含めて費用を比較・検討すると良いでしょう。

安い宿泊プランを選ぶ

 合宿免許は旅行気分を味わえるのが魅力の1つでもあるため、滞在先が観光地だった場合などは、プランや宿泊施設によって料金に大きな差が出ます。あくまで運転免許取得が目的で、免許取得にかかる費用を少しでも抑えるのであれば、食事なしの自炊プランや相部屋利用など、娯楽要素のないプランを選ぶと良いでしょう。教習料以外の無駄な費用を省いていけば、かなり安く済ませることも可能です。

 その他、学割・早割などの割引キャンペーンを実施しているところも多いので、詳しくチェックしてみると良いでしょう。

合宿免許を活用すれば費用を抑えつつ免許が取れる

 通学と比べ、期間や費用面などで様々なメリットがあり、短期間で自動車の運転免許を取得することが可能な合宿免許。約2週間のスケジュール調整をする必要はありますが、それさえクリアできれば通常よりも早く安く免許を取得することができます。

 運転免許を取得したら、次に必要となるのは自動車です。免許取得後、なるべく早く車を買いたいと考えている方におススメなのが、立て続けの大きな出費を回避できる「マイカーローン」の利用です。マイカーローンはカーディーラーなどでも契約することができますが、金利や手数料の安さで選ぶなら、銀行など金融機関のマイカーローンがおトクです。

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常陽マイカーローンについて

(2020年9月29日)

本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
コラム内容を参考にする場合は、必ず出典元や関連情報により最新の情報を確認のうえでご活用ください。

以 上


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