学童保育とは:月の料金相場はどのくらい?

学童保育とは

学童保育とは

 学童保育とは、放課後や夏休みなどの長期休暇中に小学生を預けることができる施設のことです。学童クラブや放課後児童クラブとも呼ばれています。2015年度からは、対象児童が小学3年生から6年生までに引き上げられ、小学生全体が学童保育の利用対象になりました。

 学童保育では、主に職員と一緒に宿題をしたり遊んだりして過ごします。また、両親の仕事が忙しい家庭のために、施設によっては夕食をとり夜まで過ごすこともできます。

 学童保育は、設置・運営している団体によって「公設公営」「公設民営」「民設民営」の3つに分けることができます。

 それぞれの概要や違いは、下表でまとめています。

運用形態 概要
公設公営 自治体が設置・運営しているもの。
料金は3,000円~7,000円程度が多い。
公設民営 自治体が設置し、運営はNPOや民間企業、父母会がしているもの。
料金は3,000円~7,000円程度が多い。
民設民営 民間企業が設置し、運営しているもの。
夜遅い時間帯まで預かるサービスや、英語の教育をするなど、施設によって差はあるが、公設よりサービスは手厚い。
しかし国からの補助金は受けられないことが多いので、料金は月30,000円~50,000円以上かかる場合もある。

 公設公営と公設民営では、主に自治体が設置し運営をしているため、料金は3,000円~7,000円程度と安い傾向にあります。

 民設民営は、民間企業が設置し運営を行っているため、料金は月30,000円~50,000円以上かかる場合がありますが、夜遅めの時間帯まで預けられる場合や、英語の教育も提供している場合もあり、各家庭のニーズに合わせて多様なサービスを展開しています。

 公設公営と公設民営は、月々の料金を少しでも安くしたい方や夜6~7時までにお迎えに行ける方などにおススメです。

 一方で、民設民営は、仕事の都合上夜6~7時以降のお迎えになってしまう方や、放課後の時間を教育の観点から有意義に過ごさせたい方におススメといえるでしょう。

学童保育の種類と受けられるサービス

 ここでは、学童保育の種類と受けられるサービスを詳しく紹介します。

学童保育の種類と受けられるサービス

放課後児童クラブ

 放課後児童クラブは、厚生労働省が設置や運営を行っているため、公設公営の学童保育です。保護者の方が就労などの理由により、子どもの面倒を見ることができない家庭が対象となります。

 主に、職員の方と遊んだりおやつを食べたりして、一緒に過ごします。実施場所は、小学校の空いている教室や児童館、公民館などです。

 職員は、1名以上が義務付けられており、原則250日以上開所し、長期休暇中も利用することができます。料金は有料で、自治体にもよりますが月額5,000円~10,000円程度かかります。

 少しでも料金を安くしたい、夜6時までにお迎えに行ける方などは、放課後児童クラブを検討してみましょう。

放課後子ども教室

 放課後子ども教室は、文部科学省が設置し運営はNPO法人や民間企業、父母会が行っているため、公設民営の学童保育です。

 全ての小学生が対象であり、学校の空き教室や校庭などを利用しスポーツや交流活動などを行います。地域ボランティアや退職教員、父母の方などが配置されており、料金は3,000円~7,000円程度の場合が多いです。

 また場所によっては、料金が発生しない場合もあります。実施日は、継続的に行っているところもあれば単発で行っているところもあり、年間の開設日数は平均120日間程度です。

 また、開設時間は、放課後児童クラブと比べると短い傾向にあり、基本的に子供の人数確認なども行いません。子供の所在を明らかにし帰宅時間をきちんと管理したいのであれば、放課後児童クラブのほうががおススメです。しかし、子供が大きく自分一人で留守番や学校と家を安全に行き来できるのであれば、放課後子ども教室を検討してみましょう。

民間学童保育

 民間学童保育は、民間企業や学校法人が行っているため、民設民営の学童保育です。年齢制限がないことや親の就労有無は問わず、利用条件も特になく利用することができます。料金は、月30,000円~50,000円以上が一般的であり、放課後児童クラブと放課後子ども教室と比較すると高い傾向にあります。

 しかし、民間企業や学校法人が行っているということもあり、サービスには力を入れています。例えば、学習塾の習い事教室やスポーツ教室など、様々なプログラムを選択することが可能です。

 子どもが自由にプログラムを選択でき、また、夜遅くまで預かるサービスや夕食の提供などを行っているところもあります。職員は、一般的に保育士や幼稚園教諭などの資格保持者が雇用されています。

 仕事が忙しくお迎えが夜遅くなってしまう方や子供により良い教育をさせたいという方などは、民間児童保育を検討してみましょう。

学童保育が児童を預かってくれる平均時間帯

 このように便利な学童保育ですが、働く親にとっては実際にどの時間帯に子どもを預けることができるのかが気になるもの。ここでは、学童保育施設の開所時刻と終了時刻について、厚生労働省が行った調査をもとに解説します。

 まずは平日の開所時刻と終了時刻から見ていきましょう。

平日の開所時刻
平日の終了時刻

 上記のグラフのとおり、平日の学童保育は、全体の約8割が14時までには開かれており、学校が終わる時刻にそのまま学童に預けることが可能となっています。

 また終了時刻は、少なくとも18時まで開いている施設が約7割、18時30分までは開いている施設も約5割なので、放課後から仕事が終わる時間まで子どもの面倒を見てほしい親にとっては非常に便利なサービスと言えるでしょう。

 続いて、平日だけではなく夏休みなどの子どもの長期休暇中の開所時刻と終了時刻についても見ていきましょう。

長期休暇等の開所時刻
長期休暇等の終了時刻

 長期休暇の時期では、ほとんどの施設が8時59分以前に開所していることが分かります。会社に遅刻の連絡をすることなく、子どもを預けてから出社できるので非常に便利です。一方で、長期休暇中の閉所時刻には平日と大きな差はなく、18時30分以降まで開いている施設が過半数ということが分かります。学童保育を検討する際は、これらの時間帯についておさえておくと良いでしょう。

学童保育の現状と課題

 ここまで学童保育の種類やサービス内容について解説してきました。しかし、学童保育は年々待機児童が増加しているなど、現在さまざまな問題を抱えています。ここでは学童保育の現状と課題について詳しく解説していきます。

学童保育の利用者数

学童保育の利用者数

 学童保育の利用者数を表す登録児童数は、低学年・高学年ともに年々増加傾向にあります。特に、2015年度からは、対象児童が小学3年生から6年生までに引き上げられたことにより、登録児童数の伸びが加速していることが分かります。

学童保育の待機児童数

学童保育の待機児童数

 学童保育の待機児童数は、2015年度から対象児童が小学3年生から6年生までに引き上げられて以降、大幅に拡大していることが分かります。そのため、待機児童は依然として多く、この問題は徐々に深刻化しているのが現状です。

 このような事情で、小学生の子どもを持つ親が仕事を続けることをあきらめるケースや、子どもに留守番をさせるケースが増えているとされています。学童保育のスタッフのなり手が少ないこともこの問題の一因となっています。

学童保育の月の平均利用料金

 それでは、仮に学童保育が利用できるようになったとして、月額いくらの利用料がかかるのでしょうか。ここでは利用料の平均額について解説します。

利用料の月額 全体に占める割合
2,000円未満 2.6%
2,000円~4,000円未満 19.5%
4,000円~6,000円未満 28.1%
6,000円~8,000円未満 22.6%
8,000円~10,000円未満 12.9%
10,000円~12,000円未満 7.6%
12,000円~14,000円未満 2.5%
14,000円~16,000円未満 1.6%
16,000円以上 2.7%

 学童保育の月の平均利用料金は、4,000円~6,000円未満が28.1%と最も多く占めています。次に、6,000円~8,000円未満が22.6%、2,000円~4,000円未満が19.5%となっています。ただし、上記の数字は公的機関が運営しているものとなり、民間の場合の費用は40,000円~50,000円以上かかる場合もあります。

 公的機関の運営する学童保育を検討している場合は、こちらの金額を目安とすると良いでしょう。

学童保育料金の支払いに不安があるなら

 学童保育の料金について解説してきましたが、家庭によっては支払いが困難な場合もあるでしょう。ここでは、学童保育料金の支払いが難しい場合の対処方法について解説していきます。

学童保育料金の支払いに不安があるなら

学童保育の減免・免除制度を確認する

 まず、学童保育の減免・免除制度について確認しましょう。住んでいる市区町村によっては、特定の条件を満たす場合は学童保育の料金が減額や免除になる場合があります。

 例えば、生活保護を受けている世帯や住民税が非課税の世帯は学童保育の料金が減額・免除されるケースが多いです。また、一人親家庭の場合は、申請書を提出して承認されれば助成金がもらえる場合もあるので、まずは自分の住んでいる市区町村に確認してみましょう。

教育ローンを組む

 子どもに良い教育をさせたいとお考えの親御様はたくさんおり、学童保育だけではなく塾代や習い事など、実際はもっと多くのお金が必要になります。良い教育はさせたいけど金銭面で不安をお持ちであれば、教育ローンがおススメです。

 幼稚園や保育園から大学、各種専門学校など、幅広く活用いただける常陽銀行の教育ローンの場合、お子様の在学中は利息のみのお支払いにすることもでき、繰上返済手数料もかからないため、家計に優しいお借り入れが可能です。お子様の進学先が決まっていなくてもお申し込みができます。

 また、常陽銀行の教育ローンは、保証料が金利に含まれているため、追加の金利がかかってくるということもありません。簡単な質問にお答えいただく借入可能額が分かる「かんたん5秒診断」や、口座なしでのお申し込みや後日キャンセルもOKな「インターネット仮審査」もございます。ぜひ常陽銀行の教育ローンをご検討ください。

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まとめ

 学童保育は、学校終わりの放課後に小学生の受け入れを行っている施設のことです。公的に運営されているものや民営が運営しているものなどがあります。

 料金は、公的に運営されている学童保育が3,000円~7,000円程度、民間が運営している学童保育は月30,000円~50,000円程度と、民間のほうが高い傾向にあります。

 しかし、民間の学童保育では、習い事や塾など様々なプログラムが提供されているため、より多くのサービスを受けることが可能です。

 また、学童保育だけではなく習い事や塾などにも通わせたいという場合は、さらに資金が必要になります。もしも金銭面で不安というのであれば、学童保育の減免・免除制度や教育ローンを検討してみましょう。

(2020年12月10日)

本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
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以 上

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