転職におススメの資格9選!働きながら取れて将来活かせる資格を厳選

転職におススメの資格9選!

 転職を検討している方の中には、「資格を取得したい」「どのような資格があればもっと有利に転職できるのか」と考える方もいるのではないでしょうか。

 中途採用の募集要項には特定の資格や経験が要件として記載されていることも少なくありません。自身のキャリアの目標に合わせて適切な資格を取得することで、仕事の幅が広がります。

 この記事では、資格を取るメリットをおさらいしたうえで、資格選びのポイントや転職におススメの資格を紹介します。

資格を取るメリット

 まずは、資格を取得することで具体的にどのようなメリットがあるのか、改めて見ていきましょう。資格を取得するメリットには、主に以下の3つがあります。

資格を取得するメリット

就職先の選択肢が広がる

 企業への就職を目指す中で資格を取得していると、希望職種の採用条件によっては選べる職種の選択肢が広がる場合があります。

 特に専門職を希望している場合、そもそも資格を持っていなければ採用されないこともあります。例えば、医師、薬剤師、会計士、電気工事士などの職業がこれに該当します。

 必須の資格でなくても、保有していることで業務上確実に役に立つと判断される資格であれば、採用時に有利になることはあります。

熱意をアピールできる

 業務を行ううえで役に立つと判断され、かつ一定の難易度がある資格であれば、取得していることで面接官に熱意をアピールすることもできます。即戦力になれるように自分で考え、行動できる人という印象を与えられれば、選考に有利になることもあるでしょう。

 ただし、実務と資格の関連性が低い場合や、業務と関連性があっても短期間勉強すれば誰でも合格できるような資格は、転職の助けにならない可能性が高いです。

 また、30歳以上など、ある程度年齢が高くなると実務経験が重視されることも多いので、アピールできるような実績を残すほうが転職時に有利に働くケースもあります。

企業によっては資格手当が支給される

 法律上の決まりはありませんが、企業によっては資格手当を支給されるところもあります。

 例えば、医師免許や弁護士など資格を保有していないとできない仕事や、TOEICや簿記など持っていると業務に役立つ資格には手当が支給される傾向にあります。また、すでに企業に就職している場合は就業規則を読み、手当が支給されるのか確認することをおススメします。

資格選びの3つのポイント

 転職で有利になりうる資格は数多くありますが、自分の目標とする職種の専門性や取得したい資格の難易度を考慮して、資格を取得しましょう。

 ここでは、資格選びのポイントを3つ紹介します。

資格選びの3つのポイント

資格の種類を知る

 広く「資格」と呼ばれるものには国家資格、公的資格、民間資格の3つの種類があります。

 国家資格は主に、医師や弁護士など国から認定を受けた人が取得できる資格です。難易度が非常に高い資格ですが、法的裏付けがあるという点で他の資格よりも高い信用性があります。

 さらに、国家資格は「業務独占資格」、「名称独占資格」、「任用資格」の3種類に分かれます。中でも「業務独占資格」は資格を保有していないとできない仕事が多く、資格取得者のみが独占的に仕事をできることが最大の特長です。

 公的資格は、国家資格に準ずる資格であり、財団法人や社団法人が認定しています。主に、簿記や介護職員などの資格があり、社会的信用も比較的高い資格です。

 民間資格は、業界の発展や向上を目的とし、民間の団体が独自の基準で認定しています。民間資格の種類は数多くあり、資格の種類によって信用性は変わってきます。民間資格を取得する際は、事前に信用性の高さを調べておくと良いでしょう。

 以上の資格の種類の違いをあらかじめ把握しておくことで、目標に合わせた資格を選択することができるでしょう。

資格の難易度を知る

 資格を取得する前に自分が狙っている資格がどのくらいの難易度なのかを知ることは大切です。

 資格の難易度を知らないと、無謀な挑戦となってしまい時間や労力を無駄にしてしまうことになりかねません。また、簡単に合格できるとうたっているような資格は、社会的な信用性が高くない可能性もあります。

 自分の目標や準備期間に合わせて最適な難易度の資格を選ぶことがポイントです。

自分の興味がある資格を選ぶ

 何かしらの資格を取得したいと考える場合、就職で有利になるような資格を前提にしている方も多いでしょう。

 しかし、就職で有利になるような資格を取得することを優先するあまり、興味のない分野の資格を目指すのはおススメしません。なぜなら、興味がない資格を取り就職をしても続かない可能性のほうが高いためです。

 あくまでも自分の興味や関心に沿った資格を取得することで、長く楽しく働くことにつながります。

転職におススメの資格9選

 前章では、自分のキャリア目標に合わせて資格を選ぶ際のポイントを紹介しました。「選び方は理解できたが、転職におススメの資格には具体的にどのようなものがあるのか?」と疑問を持っている方もいるでしょう。

 ここでは、転職におススメの資格を9つ紹介します。

医療事務資格

 医療事務は、未経験でも就業しやすいとされており、事務職のなかでも人気があります。医療事務に関連する資格としては「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」「医療事務管理士技能認定試験」「診療報酬請求事務能力認定試験」「医療事務認定実務者」の4つが挙げられますが、合格しなければ職につけないわけではありません。

 ただし、上記の試験に合格することで医療事務の就職で有利になる、給料が増える可能性が増えるといったメリットがあります。

 医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関で医療費の計算や患者様の対応などを行う仕事です。業界未経験でも年齢を問わず就職することができ、人気の高い仕事なので医療事務としてキャリアアップしたい方は医療事務資格の取得をおススメします。

ファイナンシャルプランナー(FP)試験

 ファイナンシャルプランナー(FP)は人生設計や資金計画などをプランニングする仕事で、FP資格を保有していると金融系の企業への就職で有利になる場合があります。また、就職以外でも金融系の企業で社内昇進などという形でのキャリアアップにも繋がるでしょう。

 FP試験を通過するためには不動産や保険、住宅ローンなど幅広い金融関係の知識が必要になります。

 また、FP試験は難易度によって1~3級という区分に分かれています。3級が一番難易度が低く、1級が最も難易度が高い設定になっています。

 さらに、FP3級の試験は受験資格がない一方で2級の試験では「3級試験の合格」、1級の試験では「2級試験合格後の実務経験が1年以上または実務経験5年以上」が必要要件となっています。

 自身の経験や知識に応じて段階的に試験を受けていきましょう。

日商簿記検定

 日商簿記検定の資格を取得することで、企業の経理事務や会計管理、経営管理などの知識がつきます。さらにビジネスをするうえで必要なコスト管理能力もつくため、どの企業でも優遇される資格と言えるでしょう。

 また、多くの企業が簿記検定の資格を推奨しており、取得すれば会社からの信頼性も高まると言えます。社会人であれば取得しておきたい資格の一つです。

基本情報技術者試験

 基本情報技術者試験は、情報技術の知識やプログラム設計書の作成など、上級工程を担当するための国家試験です。

 ITエンジニアを目指すのであれば、取得しておきたい資格です。難易度が高い反面、合格すれば会社からの評価や就職活動を有利に行うことができる資格です。

公認会計士試験

 公認会計士は、企業の監査や会計を行う仕事です。公認会計士として認められるためには公認会計士試験に合格する必要があります。

 経営者が基本的に1年に1度、経営状況を株主に報告する際に虚偽の報告がされないよう監査をするのが公認会計士の役目です。

 また、公認会計士は税理士の試験を受けることなく、税理士として業務を行うこともできます。税理士になれば個人や中小企業などもクライアントとなるため、公認会計士が税理士として独立するケースも多いのです。

宅地建物取引士試験

 宅地建物取引士は土地の売買や賃貸物件のあっせんなどを行う仕事で、宅地建物取引士試験(以下宅建試験)を通過しなければ、宅地建物取引士を名乗ることはできません。

 宅建試験に合格すれば、国家資格を取得することができます。宅地建物取引士の主な業務は、不動産取引をする際にお客さまが不当な契約を結ばないようにするために、事前に詳しく説明をすることです。しかし、2020年度の合格率は17.6%と低く、難易度が高い資格であることが分かります。

税理士試験

 税理士は、企業や個人の代理として確定申告を行ってくれることや税務調査の立ち会いなど、税金関係のありとあらゆることを行う仕事です。税理士になるために必要なのが税理士試験です。

 税理士試験に合格すると独占業務を行うことができるため、独立開業し高収入を得ることも夢ではありません。ただし税理士試験には所定の受験資格があるうえ、2019年度の合格率は18.1%と狭き門であることが分かります。

調剤薬局事務資格

 調剤薬局事務は、調剤薬局で薬剤師のサポートをする仕事です。調剤薬局事務として働くためには必ず資格が必要というわけではありませんが、有利に就職をしたい方には資格の取得がおススメです。

 また、調剤薬局はコンビニよりも店舗数が多いと言われているため、調剤薬局事務資格を取得して就職に成功すれば基本的に場所を選ばずに働くことが可能です。薬局の立地によっては家の近くで働ける可能性もあります。

保育士資格

 保育士資格を保有することで、保育士として就職する場合に有利になります。

 資格がなくても保育士として働くことは可能ですが、業務内容に制限が出てきてしまいます。保育士をするのであれば、保育士の資格は必須と言えます。ただし、保育士の試験は誰でも受験できるわけではなく、一定の条件を満たさなければ受験できません。受験をする際は、受験資格を事前に確認しておきましょう。

資格取得の費用はローンを検討するのもおススメ

 参考書の購入費や、通信講座やスクールの受講料など、資格取得を目指すと何かと費用がかかるものです。まとまったお金を準備するためには、ローンを使うのもおススメです。

 そこでおススメしたいのが、常陽銀行の「常陽フリーローン」です。常陽フリーローンは、幅広い目的に活用できる便利なローンです。融資金額は最大500万円、返済期間は最長10年、保証料は無料です。銀行に行かずに申し込みから契約までスマホやパソコンで完結するローンです。借入可能額がすぐに分かる「5秒診断」や、最短当日で借り入れ可能か分かる「仮審査申し込み」も用意しているので、まずはお気軽にご相談ください。

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(2021年3月26日)

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以 上

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