高校生の塾にかかる費用はいくら?出費を抑える4つの方法

高校生の塾にかかる費用はいくら?

高校生は塾に行くべき?みんなの利用率を調査

 大学受験の準備等の理由で、高校生が塾に通うのはもはや当たり前という時代になりつつあります。実際に「高校生の子どもを持った経験のある方」にアンケートを実施したところ、高校生が塾に通っている割合は81.4%で、多くが塾に通っていることが分かります。

子どもが高校生のときには塾に通っていましたか?
調査概要

高校生はいつから塾に入っている?

 先ほどのアンケート調査で「塾に通わせていた」と回答した方に向けて、「いつから通っていたのか」についても調査をしました。結果、1年生の前半から通っていた方が約3割と、多くの割合を占めています。一方で、3年生の前半に入塾した方が約1/4と、こちらも一定数いるようです。

塾にはいつから通っていましたか?
調査概要

 この結果から、入学してすぐに入塾するパターンと、2年生までは部活などに打ち込み、3年生から本格的に大学受験の対策をするパターンが多いのではと考えられます。

高校生の学習塾の年間平均費用は?

 それでは、高校生は塾にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。2018年に文部科学省が行った調査によると、高校生の学習塾の年間平均費用は、以下のとおりです。

区分 公立の高校 私立の高校
平均 106,884円 129,313円
第1学年 71,534円 85,200円
第2学年 98,567円 120,636円
第3学年 150,650円 183,807円

 公立の高校に通う高校生の場合、1年間にかかる平均は106,884円、私立の高校生であれば129,313円ということが分かります。大学受験が近づくにつれて塾に入るケースが多いため、学年が上がるごとに平均費用は高くなっています。また意外にも、公立と私立とでは、1年間の塾の費用はそこまで大きな差はないことが分かります。

高校生の塾タイプ別の費用を比較

 先ほどの調査結果はあくまで平均金額ですが、実際には塾のタイプや家庭教師かどうかによっても費用は変わってきます。ここでは、集団指導・個別指導・家庭教師など、タイプ別にかかる費用について解説をしていきます。

①集団指導タイプの塾

 下表は、集団指導タイプの塾の年間費用の一例です。

コース 入会金 年間授業料 合計
高校1年(120分通常講座) 17,000円 441,200円 458,200円
高校1年(120分特別講座) 17,000円 493,700円 510,700円
高校2年(120分通常講座) 17,000円 441,200円 458,200円
高校2年(120分特別講座) 17,000円 493,700円 510,700円

 上記の金額は、英数国3科目で1~3期合計の受講料です。複数講座を受講した際の割引適用後の金額になります。特別講座は、通常講座とは授業の目的やスタイルが異なる、どちらかといえば超難関校向けの講座のことを指しています。

 高校1年生と2年生の受講料に変わりはありません。ですが、先ほど紹介した「子どもの学習調査」よりは、年間の費用はかなり高くなっていることが分かります。では、続いて3年生の受講料を見てみます。

コース 入会金 1・2期受講料 夏期講習・冬期講習・冬期直前講習受講料 合計
高校3年(120分講座) 17,000円 327,000円 193,800円 537,800円
高校3年(240分講座) 17,000円 652,200円 240,300円 909,500円
  • 対象は、英数国3科目で1~3期合計の受講料(複数講座受講割引適用後の金額)。

 夏期講習は5日間講座、冬期講習は一般的な大学進学コースを、冬期直前コースは1授業時間80分の講座を、それぞれ受講すると想定しています。

 高校3年生になると大学受験が迫ってくるため、夏期講習や冬期講習、受験前の直前講習など、様々な講座があります。それらの講習を受けるとほとんどのケースで追加費用が発生します。

②個別指導タイプの塾

 次に、個別指導タイプの塾の年間費用の一例です。

学年 入会金 週3回通塾の場合の年間受講料 週5回通塾の場合の年間受講料
高校1年 0円 505,440円 790,560円
高校2年 0円 544,320円 855,360円
高校3年 0円 583,200円 920,160円
  • 対象は、英数国3科目で1回の講座は90分であり、受講料に教材費は含まれていますが、教室維持費、夏期講習や冬期講習、模試などの費用は含まれていません。

 完全に同一の条件で塾の費用を比較することは難しいですが、集団指導タイプの塾よりも個別タイプの塾のほうが費用は高いと言えます。

 ただし個別指導には、1人で授業を受けるため生徒に合った授業内容で学べるほか、講師との信頼関係も築きやすいといったメリットがあります。どちらのタイプを選ぶかは、子どもの性格に合わせて決めるのも良いでしょう。

家庭教師

 塾は苦手という子どもの場合は、家庭教師という選択肢もあります。その場合の費用の一例をご紹介します。

家庭教師ランク 1時間あたりの料金 月額 年額
一般 4,500円 36,000円 432,000円
中級 6,000円 48,000円 576,000円
上級 7,000円 56,000円 672,000円
最上級 9,000円 72,000円 864,000円
  • 1回2時間、月4回の場合で科目の指定はなし、指導料の他に交通費の実費が必要であるが、入会金、教材費は不要です。

 大学受験の家庭教師は、家庭教師センターなどから派遣されるのが一般的ですが、数は限られています。センターにより費用は変わりますが、一般的には塾よりも高くなると考えておきましょう。

 ただし家庭教師には、教師とマンツーマン指導で丁寧に教われる点や、家で勉強する習慣が身につきやすいなどのメリットがあるので、費用だけで判断せずに、子どもの状況に合わせて決めるようにしましょう。

高校生の塾選びにおける注意点

 塾の費用について理解したら、実際にどの塾に入るかを考える方も多いはず。ただし、やみくもに塾を選ぶと、長続きせず途中でやめてしまうなどのリスクもあるので注意が必要です。ここでは、高校生の塾を選ぶ際の4つの注意点について解説します。

塾を選ぶうえでの注意点

塾に入る目的をよく考える

 まず最初に、なぜ塾に入るのか、目的をよく考えましょう。補習塾に行くのか、進学塾に行くのかで、学ぶ内容が変わってきます。一般的に、補習塾は授業のフォローやテスト対策が目的ですが、進学塾は受験合格を目的としています。

 受験合格を目的としているのに補習塾に通ってしまうと、期待していた水準の授業が受けられず、受験の対策も難しくなります。また同じ受験合格でも、志望校のレベルによっても選ぶ塾は変わってくるので、注意しましょう。志望校への合格者数などの情報も参考にすると良いでしょう。

子どもの勉強ペースに合う塾を見つける

 また、子どもの勉強ペースに合う塾を見つけることも大切です。授業のスピードは塾によって異なり、スピード重視なところもあればゆっくり丁寧に教えてくれるところもあります。

 子どもにとって塾の授業スピードが速すぎる場合、分からない所があるのに質問できずそのままにしてしまったり、やる気が続かずに途中で行かなくなってしまったりなどのリスクがあります。塾を選ぶ際は、授業のペースを体験するためにも、体験講座や無料講座に行くことをおススメします。

塾に入るタイミングを見極める

 塾に入るタイミングも重要です。塾に入るタイミングは、どのようなカリキュラムを組んでいるのかや、部活に入っているか、志望校のレベルと学力の差によっても左右されます。

 例えば2月~3月は、1年間の総復習を塾のカリキュラムとして組み込んでいることが多いので入塾タイミングの1つであると言えるでしょう。部活に打ち込んでいる高校生の場合は時間の確保が難しいので、季節講習だけ受講するという選択肢もあります。難関の大学を志望している場合は、2年生までに基礎を固めて、3年生で受験に向けて対策に集中するのも良いでしょう。

 いつ入塾するかで費用も大きく変わるので、子どもの進路希望についてよく話し合ったうえで、塾に入るタイミングを見極めましょう。

夏期・冬期講習や受験前の特別講習は別費用

 気を付けなければならない点として、塾にかかる費用は、受講料だけではないということがあげられます。上記でも述べたとおり、夏期講習や冬期講習などの特別講習は、別費用となります。毎月の月謝のみで見積もっていると、3年生になって費用が支払えなくなることもあり得るので、注意しましょう。

高校生の塾代を安く抑える方法

高校生の塾代を安く抑える方法

 ここまで、高校生の塾の費用についていくらかかるのか説明しました。最後に、高校生の塾代をなるべく安く抑える方法を、ご紹介します。

塾の入会キャンペーンを利用する

 塾によって異なりますが、入会するとキャッシュバックを貰える場合があります。例えば、ギフト券のプレゼントや入学金全額免除などです。キャンペーンの適用を受けるには、入塾期間や条件等が定められている場合もあります。塾の費用を少しでもおトクにしたいのであれば、事前に塾の入会キャンペーンを確認しましょう。

受講する科目を絞る

 塾の科目をたくさん受講すると当然、その分お金はかかります。塾によって受講内容は異なりますが、5教科からしか受講できない塾や1教科からの単科で受講できる塾などがあります。受講科目を成績をアップしたい科目に絞ることにより、費用を抑えることができます。

勉強に自信があれば特待生制度を狙う

 塾によって特待生制度がある場合とない場合がありますが、特待生制度に合格すれば塾の費用が免除される場合があります。特待生制度は、成績が優秀である生徒に対して、入塾や月々の授業料などの費用を全額、あるいは一部免除する制度のことです。

 入塾テストの結果や模試などの結果等により、判定されます。また、特待生制度に合格すれば、トップクラスの大学対策講義を受講することが求められることも多いです。もちろん難易度は高めなので、学力に自信がある場合は特待生制度について問い合わせてみると良いでしょう。

オンライン塾という手段もある

 塾に通うよりも、オンライン塾のほうが費用を抑えられる場合があります。オンライン塾とは、動画だけで授業を受けられる塾です。動画配信後に、オンラインで確認テストを受けることも可能なため、学習の進捗も確認できます。

 また、地方に住んでいながら都心の有名講師の授業を受けたり、好きな時間に受講することができたりなどのメリットがあります。一方、その場で質問ができないため、分からないまま先に進まなければいけなかったり、学習意欲がなければあまり身にならないというデメリットもあります。

 オンライン塾をうまく使いこなせるかは、子どもの性格にマッチするかにも左右されるので、興味がある場合は体験講座を受けてみると良いでしょう。

大学に入ってからもお金はかかる

 大学受験時の塾選びは、必ずしも大手や知名度の高い塾に入れば良いというわけではありません。塾に入る目的や勉強ペースなど、子どもに合った塾選びが必要です。また、塾に入った後も夏期講習・冬期講習・冬期直前講習受講料などのお金がかかるため、直接資料を請求し総コストをしっかりと確認しておくことも大切です。

 また、費用面では高校卒業がゴールではない点は覚えておきましょう。高校受験を無事突破したら、今度は大学入学でお金がかかります。例えば、入学金や授業料、施設維持費や教材費などです。また私立大学(とくに理系)に入学する場合や、親元を離れて1人暮らしをする場合はさらにお金が必要になるのでしっかりと準備しておきましょう。

 大学受験の費用も大切ですが、高校から大学までの7年間におけるトータル教育費で考えることも必要になります。その後の資金作りの方法としておススメなのが、常陽銀行の「教育ローン」です。

 常陽銀行の教育ローンなら、最大1,000万円までお申し込みができ、繰上返済手数料や保証料が無料などのメリットがあります。来店も不要で、すべてネットで完結することができます。教育ローンをお考えの方、詳しい内容をお聞きになりたい方は、ぜひお気軽に窓口やお電話でご相談ください。

教育ローンについてはこちら

(2020年12月10日)

本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
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以 上

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