【2026年最新】年代別の平均貯金額・中央値は?30代・40代の貯金事情と効率的な貯め方
物価上昇や金利環境の変化、将来不安の高まりを背景に、「みんないくら貯金しているのか?」という疑問を持つ人は少なくありません。特に教育費や住宅ローンなど支出が増えやすい30代・40代にとって、同年代の平均貯金額や中央値は、自身の家計状況を客観視する重要な指標です。
本記事では、最新データをもとに年代別の平均貯金額・中央値を整理し、年代別の貯金事情を解説します。さらに、収入やライフステージに応じた効率的な貯め方や資産形成の具体策も紹介します。将来に備えるために、今から何をすべきかを明確にしていきましょう。
目次
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1.
年代別の平均貯金額と中央値 -
2.
毎月の貯金額の目安って? -
3.
貯金ができない3つの理由と対策 -
4.
貯金だけでなく資産運用も検討しよう -
5.
【年代別・ライフステージ】おススメの貯金方法 -
6.
よくある質問 -
7.
まとめ
1.年代別の平均貯金額と中央値
まずは、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」より、全世代、そして年代別の金融資産保有額の平均値と中央値を確認してみましょう。
全世代の平均貯金額と中央値
全世代の金融資産保有額の平均と中央値は以下の通りです。
| 世帯 | 平均値 | 中央値 |
|---|---|---|
| 単身世帯 | 919万円 | 130万円 |
| 2人以上の世帯 | 1,940万円 | 720万円 |
平均値と中央値の考え方
金融資産保有額の平均値を見ると、「みんな結構貯めているな」と思われた方も多いのではないでしょうか。ここに「平均値」のトリックが隠されていることを忘れてはいけません。
「平均値」の中には高額の貯蓄をしている一部の富裕層も含まれているため、「みんな普通はどれくらい貯金しているの?」という感覚で言うならば、この「平均値」とはかけ離れた数字になってしまいます。
そこで、富裕層の影響を受けにくい「中央値」で考えてみましょう。中央値とは、データを大きさ順に並べた際の中央にくる値で、より実態に近い貯蓄状況を示します。自身の貯蓄状況を比較する際は、中央値を参考にすると良いでしょう。
20代の貯金状況
20代の貯金状況は以下の通りです。
| 世帯 | 平均値 | 中央値 |
|---|---|---|
| 単身世帯 | 255万円 | 37万円 |
| 2人以上の世帯 | 525万円 | 125万円 |
20代は働き始めたばかりの方も多く、貯蓄まで手が回らないケースもあります。金融資産非保有(貯金ゼロ)世帯は単身世帯で33.2%、2人以上の世帯で21.6%です。
30代の貯金状況
30代の貯金状況は以下の通りです。
| 世帯 | 平均値 | 中央値 |
|---|---|---|
| 単身世帯 | 501万円 | 100万円 |
| 2人以上の世帯 | 1,096万円 | 311万円 |
30代は結婚、出産、住宅購入などのライフイベントを迎える方が多い年代です。費用もそれなりにかかってきますので、貯蓄を増やすことを意識することが重要です。ライフイベントごとにかかる費用の例をご紹介します。
- 結婚費用:約330万円(挙式、披露宴など)
- 出産費用:約50万円(入院・分娩・検査・処置等の費用)
- 住宅購入費用:約3,800万円(建売:約3,800万円、マンション:約4,900万円)
40代の貯金状況
40代の貯金状況は以下の通りです。
| 世帯 | 平均値 | 中央値 |
|---|---|---|
| 単身世帯 | 859万円 | 100万円 |
| 2人以上の世帯 | 1,486万円 | 500万円 |
お子さんがいる40代の方は、成長にともない進学費用の負担が大きくなります。幼稚園から高校までは公立、大学のみ私立に通う場合、約1,100万円程度の教育費が必要です。
50代の貯金状況
50代の貯金状況は以下の通りです。
| 世帯 | 平均値 | 中央値 |
|---|---|---|
| 単身世帯 | 999万円 | 120万円 |
| 2人以上の世帯 | 1,908万円 | 700万円 |
50代は定年後の生活を具体的に考え始める年代です。退職金の見込み額を把握し、定年退職後の働き方も検討しましょう。
なお、生命保険文化センターの「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査」によると、夫婦2人で老後生活を送るために必要と考える最低日常生活費は23.9万円/月となっています。
60代以上の貯金状況
60代以上の貯金状況は以下の通りです。
| 年代 | 世帯 | 平均値 | 中央値 |
|---|---|---|---|
| 60代 | 単身世帯 | 1,364万円 | 300万円 |
| 2人以上の世帯 | 2,683万円 | 1,400万円 | |
| 70代 | 単身世帯 | 1,489万円 | 500万円 |
| 2人以上の世帯 | 2,416万円 | 1,178万円 |
退職金を受け取る60代以上は貯蓄額が最も多くなっています。ただし平均寿命は男性81.09歳、女性87.13歳と長期化しているため、65歳で定年退職しても20年近く老後生活が続く可能性があります。公的年金額を把握し、計画的にお金を使いましょう。
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以 上
田尻 宏子
2016年からライター活動を開始。金融機関ホームページ、お金の情報サイトでローン、投資、保険などマネー系記事の執筆を数多く手掛ける。分かりやすく、役に立つ記事を書くことがモットー。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員1種資格保有。