1年で100万円のお金を貯める方法は?貯蓄方法と継続のコツ、挫折を防ぐ考え方を解説

2026.07.14
「1年で100万円貯めたい」と考えたことのある人は多いのではないでしょうか。一方で、現実的に貯蓄可能なのか、そもそもどのように貯めれば良いのか分からず、なかなか行動に移せない人もいるでしょう。
1年で100万円を貯めるには、計画的な資金管理と続けやすい仕組みを取り入れることが重要です。本記事では、必要な貯蓄額の目安と具体的な方法、無理なく継続するためのポイントを具体的に解説します。
目次
-
1.
貯金100万円を持っている人はどのくらいいる? -
2.
お金を貯めることが大事な理由 -
3.
1年で100万円を貯めるには毎月いくら必要? -
4.
1年で100万円貯めるためにやめるべきこと -
5.
1年で100万円を貯める5つの方法 -
6.
挫折しないための4つのマインド -
7.
よくある質問 -
8.
まとめ
1.貯金100万円を持っている人はどのくらいいる?
金融経済教育推進機構(J-FLEC)の調査によると、100万円以上の金融資産を保有している人の割合は全体の半数以上です。
| 【単身世帯】金融資産保有額 | 割合 |
|---|---|
| 金融資産ゼロ~100万円未満 | 43.8% |
| 金融資産100万円以上 (うち、金融資産100~200万円未満) |
53.9% (8.5%) |
※無回答者2.3%
| 【2人以上の世帯】金融資産保有額 | 割合 |
|---|---|
| 金融資産ゼロ~100万円未満 | 23.3% |
| 金融資産100万円以上 (うち、金融資産100~200万円未満) |
74.7% (6.2%) |
※無回答者2.0%
出典)家計の金融行動に関する世論調査 2025年(金融経済教育推進機構(J-FLEC))
特に2人以上のファミリー世帯になると貯蓄額が増える傾向にあり、およそ7割の人が100万円以上の金融資産を有しています。ただし、実際の貯蓄額は世帯主の年齢や年収によって異なり、金融資産がまったくない人も一定数存在します。
貯蓄100万円は誰にでも達成できるものではなく、明確な目標設定と継続できる仕組み作りが必要と言えるでしょう。
2.お金を貯めることが大事な理由
そもそも、なぜ貯蓄が必要なのか分からない人もいるでしょう。
貯蓄はただ突然の出費に備えるだけの物ではありません。人生の可能性を広げ、万が一の際には自分と家族の生活を守るセーフティネットとしても機能する役割があります。
避けられない出費に対応できる
まとまった貯蓄があれば、「日常生活を送るうえで避けられない出費」にすぐ対応できます。
冠婚葬祭費や家電製品の買い換え費用など、人生には避けられない出費が多数あります。猛暑が続く夏場にエアコンが故障したり、仕事に欠かせないスマホを紛失したりして、早急に買い換えが必要になることもあるでしょう。
誰にでも起こりうる突然の出費に対処するには、貯蓄が欠かせません。
人生の可能性が広がる
貯蓄があれば選択肢が増えるため、人生の可能性が一気に広がります。
例えば、資格取得のためのスクール費用や書籍代といった自己投資も、貯蓄があれば迷わず踏み出せます。気になるオンライン講座に申し込んだり、キャリアアップにつながる資格試験に挑戦したりと、金銭的な余裕があるほど選択肢は広がります。
こうした自己投資の積み重ねはスキルや知識として蓄積され、昇給・転職・副業など、将来の収入増につながる可能性があります。貯蓄は単なる「備え」ではなく、人生をより豊かにするための投資資金にもなるのです。
生活防衛費として機能する
生活防衛費とは、病気やケガ、失業や災害といった予期せぬ事態が発生した時、自分や家族の生活を守るための貯蓄です。
一般的に「毎月の生活費の3~6カ月分」が目安とされていて、生活費が毎月20万円であれば、100万円の貯蓄は5カ月分の生活防衛費に相当します。
勤務先が突然倒産して職を失ったとしても、生活防衛費があれば当面の暮らしは保障されます。「何があっても数カ月は生活できる」という余裕があることで、失業時でも冷静な判断力を失わずに対処できるのは心強いメリットです。
3.1年で100万円を貯めるには毎月いくら必要?
1年で100万円を貯める場合、単純に計算すれば毎月約8万3,000円の積み立てが必要です。ただし、ボーナスの有無によって毎月の貯蓄額は異なります。
ボーナスがある場合:毎月5万円
厚生労働省の調査によると、2025年の平均賞与額は以下のとおりです。
- 夏期賞与:42万6,337円
- 年末賞与:42万4,889円
※いずれも事業所規模5人以上の結果
出典)毎月勤労統計調査(政府統計の総合窓口「e-Stat」)
1回のボーナスの半額相当になる20万円を夏・冬それぞれ貯蓄すれば、毎月の積立金額は5万円で目標額の100万円に到達します。
- 夏期賞与・年末賞与からの貯蓄:20万円×2回=40万円
- 毎月の貯蓄:5万円×12回=60万円
上記はあくまで平均値を参考にしているため、実際のボーナス額に合わせて積立金額は調整してください。
ボーナスがない場合:毎月8~9万円
ボーナスがない場合は毎月8~9万円の積み立てが必要です。
手取り収入が24~25万円の場合、収入の3割に相当する貯蓄が必要になるため、容易に達成できる目標ではないかもしれません。
それでも1年で100万円の貯蓄を実現したい人は、次の章で紹介する方法で支出を徹底的に見直しましょう。
4.1年で100万円貯めるためにやめるべきこと
1年という短期間で100万円を貯めるには支出の見直しが欠かせません。
「何から見直せば良いの?」という人のために、支出削減効果が出やすい見直しポイントを5つ紹介します。
役に立っていない固定費の削減
節約を考える時、真っ先に見直したいのは「固定費」の削減です。固定費とは毎月・あるいは毎年など決まったタイミングで支払いが発生する費用のことで、生活動向にかかわらず一定額の支払いを求められます。
【固定費の例】
- 住居費:家賃、住宅ローン、マンションの管理費・修繕積立金など
- 通信費:スマホの基本料金、インターネット通信費
- 光熱費:電気・ガスの基本料金部分
- 保険料:生命保険、自動車保険、火災保険などの保険料
- サブスクリプション:動画配信サービスやアプリの定額利用料
固定費は契約に基づいて毎月費用が発生するため、より安いプランに見直せば、無理なく支出を削減できます。まずは毎月のスマホやインターネットの契約プラン、サブスクリプションサービスなど、身近なものから見直してみてください。
付き合いによる出費の見直し
飲み会やイベント、友人からの遊びやランチの誘いで出費がかさんでいる場合は、「本当に行きたいものだけ参加する」ようにしましょう。
飲み会や友人との遊びは人生を豊かにしうるものですが、参加が重なれば負担ばかりが増えてしまいます。心から行きたいものにだけ参加するようにすれば、負担も自然と抑えられるでしょう。
頻繁な外食
外食中心の生活は支出が増える要因です。
例えば、会社員で毎日の昼食を外食にしているとします。1日のランチ代が1,500円だとすると、20日の外食で合計3万円もの出費です。夜の外食はさらに単価が高くなるため、数回出かけるだけで数万円の支出になることもあります。
外食の頻度が多い人は回数を減らし、普段はできる限り自炊して、昼食はお弁当を作るようにしてみてください。月20日のランチを月10回に減らすだけでも、1万円以上の支出削減効果が期待できます。
余分な日用品の購入
日用品は生活必需品のイメージが強く、無意識に節約対象から外している人もいます。
しかし、必需品だからといって日用品をまとめ買いすると、必要以上に消費してしまい、結果として余分な費用がかかることがあります。「在庫を持ちすぎない」 「あまり使わない商品は買わない」など、少し気を付けるだけでも支出の無駄を抑制できるでしょう。
衝動買い
広告やTVで見た商品の衝動買いをやめ、「1週間保留してから買う」方法も有効です。
衝動買いは気分が高揚している時や退屈な時に生じやすいと言われています。無性に買いたい物が出てきた際はまず自身の精神状態を確認し、1週間だけ購入するのを保留にしてください。購入タイミングを少しずらすだけでも、急激に発生した購買意欲を落ち着かせる効果があり、結果として無駄な買い物を少なくできます。
5.1年で100万円を貯める5つの方法
1年で100万円貯めるには、支出の見直しと合わせて継続しやすい仕組みを取り入れることが重要です。ここでは、実践しやすい5つの方法を紹介します。
先取り貯蓄(自動積立定期預金)を活用する
確実に100万円を貯めるためには、収入から一定額を積み立て、残りのお金で生活する「先取り貯蓄」が有効です。銀行の自動積立定期預金を利用し、給与日と同日に一定額を貯蓄するよう設定すれば、毎月無理なく積み立てを継続できるようになります。生活費の残りを貯蓄するのではなく、貯蓄を差し引いた残りで生活する意識を大切にしましょう。
また、常陽バンキングアプリでは「目標貯金」機能を利用して、旅行や家電の購入など目標別に積立を管理することができます。モチベーションを保ちながら計画的に貯蓄を進めたい方はぜひ活用してみてください。
常陽銀行の定期預金・積立についてはこちら 常陽銀行の金利についてはこちら家計簿で支出を可視化する
家計簿によって収支を可視化すれば、貯蓄と節約のモチベーション維持につながります。
自分が何にお金を使っているのかを数字で把握すれば、無駄な支出に気付きやすくなり、積立額を見ることで貯蓄意欲が高まったりします。銀行口座やキャッシュレス決済と連携できる家計簿アプリを使えば無理なく収支を把握できるため、一度使ってみると良いでしょう。
月初に費目別の予算を決める
毎月の始めに費目別の予算を設定し、決めた金額内でやりくりするように心がけましょう。
特に食費や交際費といった変動費は毎月の行動によって費用が異なるため、ついつい使い過ぎてしまう費目です。趣味や遊びを過度に制限する必要はありませんが、ある程度上限を決めておけば月末になって慌てることは少なくなります。まずは無理のない範囲で予算を決め、やりくりしてみてください。
ポイント・クーポンを賢く使う
ポイントやクーポンをうまく活用し、日常的な支出を抑えることも大切です。
よく行くお店で使えるポイントやクーポンがあれば積極的に使う、クレジットカードやスマホ決済はポイント還元率が高い決済手段を選ぶ方法があります。ただし、ポイントやクーポンはあくまで支出を減らす手段の1つにしか過ぎません。ポイント獲得やクーポン利用そのものが目的化しないよう注意しましょう。
フリマアプリで不用品を売る
代表的なフリマアプリを利用し、不要品を売却して現金化する手段も有効です。
自宅に眠っている衣類や日用品、ゲームやおもちゃ、書籍などを売却すれば、思わぬ臨時収入につながることがあります。不要品を手放す際は複数のフリマアプリを確認し、販売実績があるかどうかを確認してみましょう。直近で実績がある場合、不要品を現金に換えられる可能性があります。
6.挫折しないための4つのマインド
1年で100万円の貯蓄目標には地道な継続が欠かせません。継続が不安な人のために、挫折を防ぐ考え方を紹介します。
目標を明確にする
100万円貯めることをゴールにするのではなく、貯めたお金を何に使うのか、お金の使い道・目標を明確にしましょう。「仕事を辞めて3カ月間語学留学したい」「100万円でどこまで旅行に行けるか試してみたい」など、具体的な目標があれば貯蓄のモチベーションを維持しやすくなります。
身の丈に合った計画を立てる
「収入の半分以上を貯蓄する」など、無理のある金額設定は続きません。毎月の積立金額が自身の収入水準に見合っていないと感じたら、身の丈に合った目標になるよう計画を見直してみてください。
例えば、毎月7~8万円の積み立てが難しい場合は毎月5万円に変更し、20カ月(1年8カ月)かけて100万円貯める目標にします。積立金額や貯蓄期間を見直し、現実的な計画を立てることも継続のポイントです。
「足るを知る思考」を持つ
自分にとって心から満足できる基準を見極め、本当に必要な物にだけお金を使う考え方も必要です。
「自分の人生にはこれさえあれば十分」という基準に気付くことができれば、生活の満足度を保ったまま、貯蓄を無理なく継続できるでしょう。
他人と比べない
他者との比較を理由にしたり、外的評価を基準にしたりしてお金を使うことをやめましょう。
「あの人も持っていたから」「他人からおしゃれに見られたい」ではなく、「自分が本当に必要としている」という理由でお金を使うようにするだけでも、日常の支出を減らしやすくなります。
7.よくある質問
1年で100万円を貯める際、よくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q
年間100万円貯金するには月いくら必要?
Q
年収が少なくても100万円貯金は可能ですか?
Q
貯金100万円を達成したら次のステップは?
8.まとめ
1年で100万円貯めるには、無理のない範囲で積み立てを継続するための仕組み作りが重要です。ボーナスがある場合は毎月5万円、ない場合は8~9万円程度を目安にして、「先取り貯蓄」や「固定費の見直し」など、継続しやすい仕組みを取り入れてみてください。
なお、計画を立てることは重要ですが、身の丈に合わない目標設定では長続きしません。1年で100万円が難しいと感じたら、「1年半で100万円」あるいは「1年で80万円」など、貯蓄額や貯蓄期間を柔軟に見直すことも1つの方法です。
貯蓄習慣が身に付いた後は資産運用を始めてみるなど、長期的な資産形成も視野に入れ、人生のお金をどうするか考えてみると良いでしょう。
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以 上