デンタルローンとは?条件やメリット、デメリットを解説

高額な歯科医療を受けたいが、費用面で躊躇してしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。
そういったときには、歯科医療費に利用可能なデンタルローンを組むことが可能です。
この記事ではデンタルローンの基本情報について解説します。メリットやデメリット、融資の受け方についても紹介していくので参考にしてください。
デンタルローンとは

まずは、デンタルローンの基本的な詳細、どこで申し込みができるのかなどローンの条件を解説します。
それぞれの内容について詳しく解説するので参考にしてください。
使用目的が歯科医療費に限定されたローン
デンタルローンは、使用目的が「歯科医療」に限定されたローンです。必ずしも歯科医療費のすべてが対象となるわけではなく、治療費のどこまでが対象になるのかは金融機関によって変動します。
一般的には、保険適用外となるインプラントや歯列矯正、セラミック治療、ホワイトニングなどで利用可能です。
融資の申し込みは金融機関や歯科医院
デンタルローンを利用するには、金融機関で申し込むのが一般的です。インプラントや歯列矯正など高額な治療費が必要な施術をする歯科医院でも申し込みが可能なケースもあります。
例えば、常陽銀行の場合は「常陽フリーローン(デンタル編)」が利用できます。お申し込みから契約までスマホで完結可能なため、利便性の高さも魅力です。
歯科医院でデンタルローンを取り扱っているケースもあるため、治療を受ける前にデンタルローンを利用できるかどうか確認しておきましょう。
デンタルローンが組める条件
デンタルローンを利用するにはいくつかの条件をクリアする必要があります。ここでは常陽銀行の条件を例に解説します。
- 申込時の年齢が満20歳以上65歳未満で、最終返済時71歳未満の方
- 勤務地または居住地が常陽銀行の対応エリア内である方
- 安定・継続した収入の見込める方(年金受給者を含む)
- 銀行が指定する保証会社の保証が受けられる方
デンタルローンのメリット

デンタルローンのメリットについて解説します。
妥協しないで歯の治療が可能
歯は健康な生活を送るうえでも重要な身体の一部です。ただし、保険が適用されない治療の場合は、治療費が高額になることもあります。
デンタルローンを利用すれば、治療費を分割して少しずつ支払っていくことが可能なため、まとまったお金が手元にないからといった経済的な理由で治療を妥協したり、諦めずに済みます。
デンタルローンは医療費控除の対象
デンタルローンは医療費控除の対象になる点もメリットの1つです。医療費控除は、年間で支払った医療費が一定額を超えると、確定申告で所得控除を受けられる制度です。
医療費控除の対象となる治療費は次の通りです。
- 一般的に支出される水準を著しく超えると認められる特殊なものは医療費控除の対象外。金やポーセレンは歯の治療材料として一般的に使用されているため、これらを使った治療の対価は医療費控除の対象になる。
- 発育段階にある子どもの成長を阻害しないようにするために行う不正咬合の歯列矯正のように、歯列矯正を受ける人の年齢や矯正の目的などからみて歯列矯正が必要と認められる場合の費用は、医療費控除の対象になる。ただし、同じ歯列矯正でも、容姿美化を目的とするための費用は、医療費控除の対象外。
- 治療のための通院費も医療費控除の対象になる。子どもの通院など付添が必要な場合は、付添人の交通費も通院費に含まれる。ただし、自家用車で通院した場合のガソリン代や駐車場代などは医療費控除の対象外。
デンタルローンのデメリット

デンタルローンは返済期間が最長10年間と長い点が特長ですが、申し込み前に知っておいてほしいデメリットもいくつかあります。
デンタルローンが組める保証はない
デンタルローンを利用するには、審査に通る必要があります。
デンタルローンを利用するための条件は金融機関によって異なるため、条件に当てはまらない場合には断られる可能性があります。
例えば、安定した収入がないと返済が滞る可能性があると判断され、審査に落ちることも考えられるでしょう。支払いの延滞履歴がある場合も同様です。また、治療の内容によってはローンの対象外になる場合もあります。
このように、確実に利用できる保証がない点はデメリットと言えます。
長期のローンでトータルの負担は増える
デンタルローンは返済期間を長く取ることができます。しかし、返済期間を延ばしてしまうと、総支払額が増えてしまいます。
返済に無理のない範囲で、借入期間を可能な限り短くしておいたほうが良いでしょう。もしも変動金利の場合は、返済中に金利が上昇することで負担が増える可能性があることも理解しておきましょう。
借入先によっては保証人が必要
デンタルローンを利用する場合、雇用形態がバイト・パートの人は、連帯保証人が必要になることがあります。
気軽に連帯保証人を頼める人がいれば良いですが、ローンの連帯保証人は依頼する側もされる側も気分的に前向きになれるものではありません。
フリーローンは歯科治療にも利用可能

デンタルローンという名称でなくても、フリーローンという名目で融資を受けて歯科治療の費用に充てるという方法があります。フリーローンを歯科治療の費用に充てるメリットには次のような点があげられます。
- 使い道が自由
- 歯科診療先を決める前でも申し込みが可能
- 金利が低いケースがある
- 銀行店舗に行かずにスマホでお申し込みからご契約まで完結
常陽銀行のフリーローンの申し込み方法

常陽銀行のフリーローンの申し込み方法について詳しく解説します。
スマホやパソコンから仮審査申し込み
常陽フリーローンでは、ネット上で借り入れ可能か否かすぐ分かる「5秒診断」があります。
常陽銀行のホームページからフリーローンのページに飛ぶと、「5秒診断」というボタンがあり、クリックすると診断がスタートします。
入力するのは年齢、前年度年収、現在の借り入れ状況の3つです。これらを入力して診断ボタンを押すと、借入可能額が表示され、そのまま仮審査に進めます。
スマホやパソコンから24時間いつでも仮審査を受けることが可能であり、最短で申し込み当日中に仮審査の結果が出ます。
必要な書類をそろえて申し込み手続きに進む
仮審査に通ったら、必要な書類をそろえて申し込み手続きに進みます。フリーローンの申し込みに必要な書類は次の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)
- 前年の年収が確認できる書類(源泉徴収票や公的証明書)
- 使いみちの確認できる見積書や契約書など
融資額が50万円を超える場合には、前年の年収が確認できる書類が必要です。さらに融資額が300万円を超える場合には、使いみちや見積書、契約書なども必要です。店頭での申し込みの際には印鑑も用意しましょう。
融資を受けて歯科医療費の支払い
審査通過後に正式な申し込みを行うと、指定した口座に7営業日程度で入金されます。
無理のない返済計画を立てて、上手にフリーローンを利用しましょう。
デンタルローンのよくある疑問

デンタルローンを利用する前に、気になる疑問を解消しておくと安心です。
デンタルローンを利用する際の疑問点について解説していきます。
デンタルローンはいくらまで融資を受けられるか?
デンタルローンの融資額は融資先によって異なりますが、歯科診療にも利用可能な常陽フリーローンの場合は、上限が500万円、下限は10万円となっています。融資額は1万円刻みで指定できるため歯科治療に必要な金額だけを借りて返済していくことが可能です。
デンタルローンで頭金はあったほうが良いか
デンタルローンは頭金なしでも組むことは可能ですが、頭金があると融資額が減り、審査に通りやすくなります。
また、融資額が減ることで月々の返済額の負担も軽くなるため、無理のない範囲で頭金を用意しておくと良いでしょう。
どこのデンタルローンがおススメか?
デンタルローンの借入先を選ぶ際には、金利の低さや借入額、借入期間、利用できる場所などで選ぶと良いでしょう。
ここでおススメするのは常陽銀行のフリーローンです。使い道の自由度や金利の低さ、保証人不要、保証料が無料であるなど多くのメリットがあります。
ネット上で借り入れ可能か否かすぐ分かる「5秒診断」を行い、そこから仮審査に進むことができるため時間がない人でも手間をかけずに利用できる点も魅力です。
まとめ

歯科治療は保険が適用されないと治療費が高額になることもあります。歯科医療費が高額で治療を迷っている場合には、デンタルローンも選択肢の1つになります。
利用できる条件や、借り入れ可能な金額は金融機関によっても異なります。
常陽フリーローンの仮審査結果は最短当日中にご回答という特長があり、さらに銀行店舗に行かずにお申し込みからご契約まで全てスマホで完結可能です。歯科治療を早く進めたい場合にも利用しやすいローンの1つであると言えるでしょう。
(2022年12月26日)
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以 上