1人暮らしに必要なお金は1か月に合計いくら?

 1人暮らしを始めると、費用のなかから自分で家賃や食費などの生活費をやりくりする必要があります。そのためには月にいくら必要なのか、目安を知っておく必要があります。1人暮らしの人が1か月に必要なお金について解説します。

1人暮らしに必要なお金

1か月の消費支出

 消費支出とは、個人や家族が生活を維持するために行う支出のことをいいます。「生活費」と呼ばれることもあります。

 総務省の調査によると、2022年における単身世帯の消費支出平均はおよそ16万2千円という結果が得られています。過去数年についてもほぼ同様の数字であり、いずれも1年間の中では9~12月期の支出が最も多くなっています。

費用の内訳と節約術

 では、消費支出(生活費)の内訳はどのようになっているのでしょうか?

 項目別に考察しながら、節約術についても考えてみることにしましょう。

住居費

 住居にかかる費用(賃料、住宅ローン、リフォーム費用など)のことを「住居費」といいます。水道光熱費まで住居費に含むという考え方もありますが、今回は別々にご説明します。

 単身世帯における住居費の平均は、2万3千円ほどとなっています。住居費としては少ない金額のように思えますが、これは給与住宅や持ち家などの家賃が格安・もしくはゼロである世帯も含めた平均値であるためです。

 家賃や住宅ローンなどはそう簡単に金額が変動するものではないため、住居費をコンスタントに節約するのは少々難しいと言えます。金額を抑える余地があるとすれば、賃貸物件に入居するタイミング。オフシーズンに入居するなどの工夫をした上で交渉すれば、家賃や敷金・礼金などを値引きしてもらえる場合もあります。

 住居費について、詳細はこちらの記事をご覧ください→「賃貸を契約するときの初期費用とは?内訳や安くする方法を解説!」

食費

 自炊のための材料費や外食費など、日々の食事にかかるお金は「食費」としてカウントします。こちらの平均は4万3千円ほど。思ったより高い金額ではないでしょうか?

 よく言われていることですが、食費を抑えるには自炊と上手に付き合うことが大切です。お祝い事やお付き合い以外の外食はなるべく控え、時間がある日はできるだけお弁当を作るようにすると、かなりの節約につながります。

光熱費・水道代

 「光熱費」とは電気・ガス・灯油など生活に必要な光や熱を生み出すエネルギーを購入するためにかかる費用を、「水道代」は上下水道の料金を指します。この2項目を合わせた平均は1万3千円ほど。節約したいときには小さな努力が実を結びます。

 調理の際の火加減や給湯器の温度設定を見直したり、余熱をうまく利用したり、節水タイプのシャワーヘッドに換えてみたり。また、生活スタイルに応じて料金プランの変更をし、無駄を省くのもよい方法です。

衣料品

 服・靴など身に付けるものを購入した金額を示す「衣料品代」の月額平均は5千円ほどです。人によってかなり差が出る項目といっても良いでしょう。

 無駄な衣料品を買わないことはもちろん、手持ちのアイテムをきちんと把握・管理しておくことや、不要になったものは迷わず売ったり捨てたりすることなども節約のポイントです。

保険医療

 ケガや病気で医療機関を受診した際にかかる費用が「保険医療費」です。診療費・調剤費・入院に際する費用などが含まれます。保険医療にかかる金額の平均は7千円ほどとなっています。

 普段からかかりつけ医を持っておいたり(初診・再診などの際に特別料金を追加されずに済むケースが多いため)、後発医薬品(ジェネリック医薬品)を希望したりといった心がけによって節約をすることができます。

交通・通信費

 交通機関を利用した際の運賃を「交通費」、電話・インターネット・有料放送の視聴・郵便などに関する費用を「通信費」といい、合計で2万円弱の金額が使われています。

 できるだけ定期券のルートを活用して移動することや回数券を利用すること、電話やインターネットのプランを見直すことなどが節約のカギと言えます。

教養娯楽

 「教養娯楽費」とは、習い事にかかる費用や、趣味のものを買ったり映画やコンサートなどのために使ったりする費用のことをいいます。冠婚葬祭のための費用や会社の歓送迎会などについては「交際費」と呼ばれることもありますが、教育娯楽費との分類が難しい場合も多いため、今回はこの2項目を合わせた金額をご紹介します。

 教養娯楽費(含交際費)の平均は、1万9千円ほどとなっています。衣料品代と同じく、個人によって幅がありそうな項目といえます。

 お付き合いでの出費がかさんだ月は自分の楽しみを我慢する、欲しいものの購入のために無駄遣いを減らすなど、いろいろな工夫で節約することができるでしょう。

貯蓄はコツコツと

 "1人暮らし"とひとくくりにしてお話をしてきましたが、仕送りをもらっている学生であったりお給料でやりくりをする社会人であったりと経済状況や生活環境は人によってさまざまです。

 けれど、どんな状況の単身世帯であっても共通しているのは、「コツコツと貯蓄をしておくに越したことはない」ということです。

NISA

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 「フリーローン」は満20歳以上の方が対象で、正社員の方だけでなく、安定的な収入があれば契約社員やパートタイマーのご利用も可能です。

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(2024年1月4日)

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以 上

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