調和&先駆 行員紹介 01

法人渉外

石崎 大祐

支店長代理 2010年入行

融資や預金だけでない
ソリューション営業への進化

 生まれ育った茨城県で、学生時代に学んだ財務・経営学を活かして働きたいと考え、金融機関に絞って就職活動を行いました。常陽銀行の支店訪問を体験した時に対応してくださった支店長から銀行業務の幅広さを伺い、多くの人や企業に喜ばれる仕事ができると確信。茨城県のリーディングバンクである当行に入行しました。
 現在は法人向けの“ソリューション営業”を行っています。その名の通り、従来型の融資業務や預金業務にとどまらず、お客さまとの会話から課題やニーズをキャッチし、課題解決や業務改善につながるサービスを提供しています。お客さまからは、「電気代が高くなったが何か良い対応策は?」「求人をしても人が集まらなくて困った」などさまざまなご相談が寄せられます。銀行が直接的に解決できない場合は、当行のお取引先様やニーズに合った企業をご紹介するビジネスマッチングにより親身に対応しています。

事業承継で得た
安堵と感謝の言葉

 銀行は事業経営へのコンサルティングに加え、企業の血液である「事業資金」を「融資」という形で提供できることが強みであり、それによりお客さまの成長や課題解決の力となることができます。
 以前、事業承継に悩んでいる経営者ご夫妻から、「社長が元気なうちに息子になるべく負担がない形で会社を継がせたい」というご相談を受けました。本部の専門部署と連携して、融資を含めた事業承継スキームをご提案・実行し、社長様から「これで安心して勇退できる」という言葉をいただくことができました。社長様が亡くなられた後にご夫人や新社長様からも「あの時、常陽銀行さんに相談して本当に良かった」と言っていただけたことが今でも心に残る一番の思い出です。この事業承継には5年がかりで粘り強く取り組みましたが、その間、お客さまから当行に寄せられる信頼の大きさ、その信頼を築き上げてきた諸先輩方の偉大さも実感しました。

幅広い知識を身に着け
時流に乗ったご提案を

 今後の目標は、コンサルティング営業にさらに磨きをかけることです。特に、高度化するIT分野やDXについてはお客さまが課題に気づいていない“見えないニーズ”があると感じており、「こういうシステムを導入すれば業務が効率化し、利益率が上がりますよ」など、こちらから積極的にご提案していくことが重要です。また、世界的に関心が高まっているSDGsへの取り組みに関しても、銀行でお手伝いできることはたくさんあります。
 このように多種多様なコンサルティング営業を展開していくためには、私たち銀行員が幅広い知識と知見を持ち合わせていなければなりません。行内でも、取り組み事例に基づく勉強会をはじめ、新商品の勉強会、オンライン研修などを実施しています。理想とするのは、お客さまから「銀行に相談すればなんでも解決してくれる」と思っていただくこと。それを目指し、幅広い知識の習得に努めています。

学生の皆さんへ 
~入行後に広がる多種多様な選択肢~

 常陽銀行は、多様な働き方への対応や福利厚生などが充実しており、安心してキャリアを築いていける環境が整っています。また、銀行業務はますます多様化しており、自身のキャリア形成を考えたときに多種多様な選択肢があることは、皆さんにとって大きなメリットとなるでしょう。入行後に、「この業務が面白いので、もっと極めたい」と目標が見つかるかもしれません。当行はトレーニー制度や研修などで、キャリア形成の後押しをしてくれます。外部講師から銀行の外の話を聞くこともでき、私自身、受講したすべての研修が役に立っていると感じています。やる気さえあれば道が開け、なりたい自分に近づける銀行です。