学童保育とは?費用はいくらくらい?月の料金相場や預かり時間の違いを解説

学童保育とは?費用はいくらくらい?月の料金相場や預かり時間の違いを解説
2026.05.20

学童保育とは、放課後や長期休暇中に保護者が就労等で不在となる小学生に、安全で安心できる生活の場を提供する制度です。
公立と民間で料金やサービス内容は異なり、利用できる学年や夏休みなど長期休暇中の開所状況、補助制度の有無なども自治体や施設ごとに違いがあります。
本コラムでは、学童保育の基本的な仕組みや費用、利用条件、支援制度までを分かりやすく解説します。

学童保育の仕組みや現状を確認しておきましょう。

学童保育の定義と役割

学童保育とは、放課後や夏休みなどの長期休暇中に小学生を預けることができる施設のことです。学童クラブや放課後児童クラブとも呼ばれています。2015年度からは、対象児童が小学3年生から6年生までに引き上げられ、小学生全体が学童保育の利用対象になりました。

学童保育では、主に職員と一緒に宿題をしたり遊んだりして過ごします。また、両親の仕事が忙しい家庭のために、施設によっては夕食をとり夜まで過ごすこともできます。

学童保育の種類と特徴(公設公営、公設民営、民設民営)

学童保育は、設置・運営している団体によって「公設公営」「公設民営」「民設民営」の3つに分けることができます。

それぞれの概要や違いは、下表でまとめています。

運用形態 概要
公設公営 自治体が設置・運営しているもの。料金は月3,000~7,000円程度が多い。
公設民営 自治体が設置し、NPOや民間企業、父母会が運営しているもの。料金は月3,000~7,000円程度が多い。
民設民営 民間企業が設置し、運営しているもの。夜遅い時間帯まで預かるサービスや、英語の教育をするなど、施設によって差はあるが、公設よりサービスは手厚い。しかし国からの補助金は受けられないことが多いため、料金は月30,000~50,000円以上かかる場合もある。

学童保育の種類と受けられるサービス(放課後児童クラブ、放課後こども教室、民間学童保育)

ここでは、学童保育の種類と受けられるサービスを詳しく紹介します。

・放課後児童クラブ

放課後児童クラブは、こども家庭庁が管轄し、自治体や自治体から委託されたNPO法人や民間企業が運営を行う小学生のための遊びおよび生活の場です。保護者の方が就労などの理由により、子どもの面倒を見ることができない家庭が対象となります。

主に、職員と遊んだりおやつを食べたりしながら、放課後を過ごします。実施場所は、小学校の空き教室や児童館、公民館などです。原則250日以上開所し、長期休暇中も利用ができます。

・放課後子ども教室

放課後子ども教室は、地域の子ども会やボランティア団体が運営する子どもたちの放課後の活動場所です。

指導員として地域ボランティアや退職教員、保護者などが配置され、学校の空き教室や校庭などを利用しスポーツや交流活動などを行います。親の就労有無を問わず、全ての小学生が対象です。

・民間学童保育

民間学童保育は、民間企業や学校法人が運営を行っている民設民営の学童保育です。親の就労有無は問わず利用することができます。

民間企業や学校法人の運営であることからサービスには力を入れており、学習塾やスポーツ教室など、様々なプログラムを選択することが可能です。

また、夜遅くまで預かるサービスや夕食の提供などを行っているところもあります。職員は、一般的に保育士や幼稚園教諭、教員免許などの資格保持者です。

放課後児童クラブと学童保育の違いは?

放課後児童クラブと学童保育には特に違いはありません。どちらも児童福祉法第6条の3第2項の「放課後児童健全育成事業」のもと運営されている制度となります。

出典)放課後児童健全育成事業について(こども家庭庁)

学童保育の利用者数と待機児童の現状

こども家庭庁が発表した「令和7年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」より、学童保育(放課後児童クラブ)の現状をご紹介します。

利用時間帯

全国の学童保育の開所時刻は授業終了後の13〜14時台が全体の約82%を占めます。終了時刻は18時以降も利用可能なクラブが約84%にのぼり、共働き家庭の就労時間帯に幅広く対応しています。

利用者数(登録児童数)

2025年5月1日現在、学童保育の登録児童数は1,570,645人です。2024年の1,519,952人と比較すると、50,693人増加しています。

待機児童数

2025年5月1日現在の待機児童数は16,330人です。2024年から1,356人減少しています。

学年別の待機児童数の内訳は以下の通りです。

  • 小1:1,966人
  • 小2:1,805人
  • 小3:3,305人
  • 小4:5,589人
  • 小5:2,644人
  • 小6:1,021人

本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
コラム内容を参考にする場合は、必ず出典元や関連情報により最新の情報を確認のうえでご活用ください。

以 上

田尻 宏子

2016年からライター活動を開始。金融機関ホームページ、お金の情報サイトでローン、投資、保険などマネー系記事の執筆を数多く手掛ける。分かりやすく、役に立つ記事を書くことがモットー。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員1種資格保有。

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