住宅ローンのプロが語る住宅ローンの賢い選び方 4つのポイント
表に出ている金利だけで選んでいませんか?
長年茨城県内の住宅ローンに関わってきた常陽銀行の専門スタッフが、住宅ローンの賢い選び方をお教えします。
ポイント
「実際の金利」は、直接聞かないとわからないもの
店頭やインターネットに出ている金利だけで比較するのは不十分
「金利が低い方がいい」といって、インターネットや店頭などに出ている金利だけで比較していませんか?
実は、そうした表に出ている金利だけで判断するのは、不十分です。
店頭やホームページの金利だけで判断しないでください

ホームページに出ている金利は一番低かったのに、いざ借りようとしたら他よりも高い金利を提示された…

店頭の金利が高くて敬遠していたけれど、自己資金が多いことを伝えたら他よりも有利な金利を案内してもらえた
ポイント
金利だけでなく、「トータルでの返済額」で考えましょう
賢く選ぶなら、金利以外の費用にも目を向けるべき
住宅ローンの契約にはいろいろな費用や手数料がかかります。賢く住宅ローンを選ぶなら、金利だけでなく、こうした費用も含めて「結局いくら借りて、いくら返すのか」というトータルでの返済額で考える必要があります。
金利以外で特にチェックすべき諸費用
- 団体信用生命保険
最近では「銀行が負担します」というケースも多いですが、別途負担のケースもあるので注意しましょう。 - 保証料
信用保証会社によって金額に差があります。 - つなぎ融資の有無
「つなぎ融資」※が必要な場合、その間の利子や手数料が掛かります。※ご自宅を新築される場合、家が完成してからはじめて融資が実行される場合が一般的です。その場合、完成までに必要な工事資金を支払うための「つなぎ融資」が必要になり、予想外の手数料や利息負担などが発生します。
ポイント
「店舗やATMが近くにあるかどうか」も意外と重要

何かあったときの相談や手続きがすぐにできる
「繰上返済したい」「固定金利から変動金利に変更したい」「返済が一時的に厳しくなりそうなので相談したい」など、何かあったときの相談や手続きをしたいときに、店舗が近くにあると便利で安心です。

入金の手間や手数料も、長い目では意外と負担に
いちいち入金するために銀行に行く必要があったり、そのたびに手数料が掛かると、長い目で見ると意外と負担になります。
そのため、給与振込口座からそのまま返済できたり、ATM手数料が無料だったりすることも、大きなポイントかもしれません。
ポイント
契約手続きは、「対面」の方が安心
住宅ローンの契約手続きは、難しいものです。
住宅ローンの契約には、10種類以上の書類の準備が必要なため、郵送での手続きは、慣れていない方には意外に大変。近くの窓口で、専門スタッフと対面しながら契約できると安心です。
住宅ローンの契約手続は意外に大変

申込書の書き方や、書類の揃え方がわからなくて不安になることも

もしも書類に不備があったら、何度もやりとりしなければならない
対面なら、プロと相談しながらスムーズに手続きができる

- プロのアドバイスを受けながら、簡単に契約書を記入できます。
- 契約に際して不明なことはその場で聞けるので、安心です。
- ほとんどの場合、手続き自体は1時間程度で完了できます。
ご自分に合った住宅ローンを、賢く選びましょう
ここに挙げた4つのポイントを参考にして、ご自分にとって最適な住宅ローンを選んでください。
自分だけで判断するのが難しい場合、銀行の専門窓口に相談してみるのもよいでしょう。