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へそくりとは?こっそり楽に貯める方法と安全な保管場所を解説

へそくりとは?こっそり楽に貯める方法と安全な保管場所を解説

2026.07.14

「自分のために気兼ねなく使えるお金がほしい」「家計がピンチな時の備えにしたい」といった理由で"へそくり"を考える人は少なくないでしょう。

近年はネット銀行の浸透やキャッシュレス決済の広がりにより、へそくりの形も多様化しています。そこで本記事では令和におけるへそくりの実態を解説しながら、効率良く貯めて増やす方法や安全な隠し場所、口座を分けるメリットなどを紹介します。

ここでは、へそくり本来の意味や預貯金との違いを解説します。

「へそくり」の定義

へそくりとは、家族には知らせず個人的に蓄えているお金のことです。昔の裁縫文化を語源とする説と、江戸時代の習慣に由来する説があります。

  • 綜麻繰り(へそくり)説:女性が糸巻き(綜麻と呼ぶ)の内職で得た報酬を家計とは別で管理していたことに由来
  • 臍繰り(へそくり)説:江戸時代、肌着や帯の中(へそ周辺)にお金を入れていた説に由来

へそくりと「預貯金」の違いは?

へそくりも預貯金もお金を蓄える点は同じですが、言葉のニュアンスが微妙に異なります。

「預貯金」は銀行や郵便局の口座に預けているお金全般を指します。そのため、預貯金の一部にへそくりが含まれるケースもあるでしょう。一方で、「へそくり」は単に貯蓄を表すだけではなく、家計外のお金を家族に内緒で蓄えるという含意があります。

へそくりの平均額や貯める目的など、一般的な家庭における実態を解説します。

へそくり保有率・平均額

へそくりは決して珍しい行為ではありません。スパークス・アセット・マネジメント株式会社によると、調査対象のうち半数の人が「パートナーに隠れてへそくりをしている」と回答しています。

へそくり保有率 へそくり平均額
全体 48.7% 302万円
男性 47.2% 236万円
女性 50.2% 365万円

出典)夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査 2024(スパークス・アセット・マネジメント株式会社)

女性は男性に比べてへそくりの平均額が100万円以上あり、お金の管理にシビアな傾向が分かります。

へそくりをする目的

へそくりの目的は趣味や娯楽費、将来の老後資金など、人によって異なります。中には、目的が決まっていない人もいるでしょう。

目的が決まっていない場合はあえて使い道を決めず、その時々のライフイベントや状況に応じて柔軟に活用するのも1つの方法です。

例えば、普段は自分の趣味や娯楽費のために使い、緊急時には生活費や各出費の補てんに使います。また、万が一ライフスタイルが変化した際は新生活のための資金にする方法もあります。家計とは別に自由に使えるお金があれば、精神的なゆとりや将来に対する不安の緩和にもつながるでしょう。

プライベート性と利便性を保ちつつ、効率的にへそくりを増やすコツを4つ紹介します。

500円玉貯金はカモフラージュして使う

500円玉貯金(貯蓄)はへそくりの定番方法ですが、通常の貯金箱だと家族に気付かれる懸念があります。

へそくりの際は、一見しても貯金箱とは分からないカモフラージュタイプの製品を活用しましょう。近年はインテリアに馴染むオブジェ風の製品など、存在を隠しやすい貯金箱が増えています。目立ちにくく、容易に開封できないものを選んでください。

電子マネー・プリペイドカードにチャージ

よく使うキャッシュレス決済にチャージして、目に見えない「デジタルへそくり」として管理する方法もあります。

キャッシュレス決済には、スマホで使うQRコード決済やカード型のプリペイドカード、交通系ICなどの種類があります。数百円単位で気軽にチャージできるものを選べば、日常の延長線上で気軽にデジタルへそくりを始められるでしょう。

節約分をすぐ別の口座に移す

家計のやりくりで節約できたら、その分を別口座に移して貯める方法です。「セール品を購入して通常価格より1,000円も安く買い物ができた」という時、節約できた1,000円をへそくりとして別口座に移します。

節約分がそのままへそくり資産になるため、日常的に支出を抑える意識が身に付くでしょう。

フリマアプリやネットショップ、ポイントの活用

フリマアプリやネットショップ、ポイントサイトを活用して、へそくりの種銭を作る方法です。

  • フリマアプリ:家に眠る不要品を売却してお金を作り、売上金を積み立てる
  • ネットショップ:ハンドメイド作品などを売却してお金を作り、売上金を積み立てる
  • スキルを売買できるプラットフォーム:特技や知識を活用して利益にし、売上金を積み立てる
  • ポイントサイト:複数のポイントサイトで買い物やゲーム、広告閲覧などの「ポイ活」を行い、換金性のあるポイントを貯める

なお、不要品売却やポイ活などはある程度の作業時間を求められるため、時間的な余裕が必要です。

へそくりの保管場所はどこが良いのでしょうか。

現金保管のリスクやメリットと合わせて、家族に気付かれにくい隠し場所について解説します。

現金保管のリスクとメリット

現金保管(タンス預金)は買い物の残金や家計の余りを貯めやすく、必要な時にすぐ使える利便性がメリットです。

一方で、現金だと災害時に消失・紛失する、空き巣が入った際には盗難に遭うリスクがあります。また、インフレ下では現金の資産価値が将来的に目減りする可能性も否定できません。現金だと利息も付かないため、へそくりの額が増えてきたら、銀行口座で管理することも検討しましょう。

それでも自宅保管する際の注意点

へそくりの金額が大きくなるまで現金で保管する場合は、以下のポイントに気を付けて管理を徹底してください。

  • 家族に気付かれにくい保管場所に入れる:カモフラージュ貯金箱の活用
  • 防災・防犯を意識する:災害に強い耐火バッグや鍵付きの金庫に保管
  • 年齢によっては相続時の対策も意識する:自分が亡くなった後に家族が見つけやすいよう遺言書にへそくりの隠し場所を書いておく

ネットバンキング対応の銀行口座は安全に管理できる

へそくりを安全に管理するなら、災害や盗難リスクに強く、利息も付くネットバンキング対応の銀行口座が適しています。

銀行口座だと「カードや通帳でへそくり口座が見つかってしまうのでは」と思うかもしれません。しかし、ネットバンキングだと通帳やキャッシュカードなしで振り込みや残高照会などの取引が可能です。

また、近年はスマホのみでATMから入出金可能なカードレス口座も出てきています。この場合はキャッシュカードや通帳なしで口座を使えるため、カード紛失リスクにも対応できるでしょう。

「緊急時に備えて一部は現金保管」の考え方も有効

災害時や銀行のシステム障害など、緊急時に備えて一部を現金で保管する考え方は有効です。

停電や通信障害が発生すると、一時的に電子決済やATMの利用ができなくなる可能性があります。へそくりの一部を現金として手元に置いておけば、有事の際も各種支払いに対応しやすくなるでしょう。

へそくりを銀行口座に保管する際は、家計用口座とは分けた別口座に預けましょう。

口座を分けるメリットや普通預金と定期預金の使い分け、口座開設方法を解説します。

へそくり用に口座を分ける4つのメリット

へそくりを別口座に保管するメリットは主に4つあります。

  • 家計と分けて管理しやすい
  • 無駄遣いを防ぎやすい
  • プライベート性・安全性が高い
  • 利息が付く

家計用口座とへそくりを保管する口座を分けることで生活費と区別でき、日常の中で「つい使ってしまう」機会を少なくできます。災害や盗難リスクにも備えつつ、プライベートな資金として管理しやすくなります。また、銀行口座であれば預けた年月に応じて利息が付くため、保管期間が長くなるほど現金より有利です。

普通預金と定期預金の使い分け

普通預金口座と定期預金口座は、お金の役割に応じて使い分けるようにしましょう。

  • 普通預金口座:急な出費や生活費の補てん用にする
  • 定期預金口座:将来使うための貯蓄用にする

普通預金はATMなどで気軽に引き出しやすい一方で、定期預金の方が普通預金よりも金利が一般的に高い傾向があります。しかし、定期預金から現金を引き出す場合には、一度普通預金に移す必要があるため注意しましょう。へそくりの中でも使ってもいいお金は普通預金口座に、将来のために貯めておきたいお金は定期預金口座に入れておくのが良いでしょう。

スマホアプリ・WEBでも手軽に口座開設可能

ネットバンキング対応の銀行であれば、スマホアプリやWEBで手軽に口座を開設できます。

特にへそくり管理におススメの方法は銀行のスマホアプリです。アプリ1つで入出金明細をすぐ確認でき、振り込みや積立設定なども行えるため、仕事や家事で忙しくても無理なくへそくりを貯められます。

常陽銀行では、振込手数料がおトクになる「常陽バンキングアプリ」を無料で提供しています。アプリがあればへそくりの残高をすぐ確認できるため、紙の通帳を記帳する必要はありません。普通預金・定期預金の両方に対応しており、スマホだけで気軽にデジタルへそくりを始められます。

常陽銀行のバンキングアプリ

へそくりの金額が増えてきたら、さらに資金を増やすことを検討しても良いでしょう。ここでは、へそくりに適した方法を3つ紹介します。

定期預金

もっとも元本保全性の高い方法は定期預金です。

定期預金は原則として元本が保証されます。加えてペイオフ(預金保険制度)の対象になるため、万が一金融機関が破綻しても元本1,000万円とその利息は保証されます。投資ではないため大きなリターンは期待できませんが、安全性を保持しつつ着実に貯蓄することが可能です。

常陽銀行の定期預金 常陽銀行の円預金金利

投資信託・NISA(少額投資非課税制度)

資産運用に挑戦してみたい場合は、NISAで投資信託を行う方法があります。

通常、運用で得た利益には約20%の所得税・住民税がかかりますが、NISA口座で運用した場合は非課税です。投資信託は複数の資産が内包されていて資産分散効果が高く、少額でも始められるため、初心者にも適しているでしょう。

ただし、投資信託は値動きのある金融商品のため元本保証はない点に注意が必要です。へそくり全額を運用するのは避け、普通預金や定期預金といった元本確保型の商品と合わせ持つようにしましょう。

常陽銀行の投資信託 常陽銀行のNISA

外貨預金

円安による物価高が進む中、日本円以外の通貨でへそくりを持ちたい人もいるでしょう。外貨預金であれば気軽に外貨を保有でき、一般的に日本円よりも高い金利を期待できます。

ただし、外貨預金は為替変動リスクがあるため、元本保証はありません。高金利を期待できる一方で元本割れの可能性があること、ペイオフ(預金保険制度)の対象外になる点には注意しましょう。投資信託と同様に、元本確保型の商品など安全性が高い資産と合わせ持つことをおススメします。

常陽銀行の外貨預金

へそくりに関してよくある質問をQ&A形式で解説します。

Q

へそくりを銀行に預けるメリットは?

Q

配偶者・パートナーに見つかりにくい口座の作り方は?

Q

取引報告書や通帳など書類で配偶者に分かってしまいませんか?

Q

500円玉貯金を銀行に持ち込むと手数料がかかるのでは?

Q

贈与税や相続税の心配はある?

へそくりは、単に「家族に内緒で貯めるお金」というだけでなく、将来への備えや精神的な安心感につながる大切な資産形成の1つです。

近年は500円玉貯金のような従来の方法に加えて、キャッシュレス決済サービスやポイント、ネットバンキングを活用したデジタルへそくりという選択肢もあります。自分に合った方法でへそくりを積み立てて、ある程度まとまった金額になったら別口座に移すようにしましょう。

家計の口座とは分けて管理すれば、安全性・プライベート性を維持しつつさらに増やす方法も検討できます。元本保証の定期預金を中心に、NISAや外貨預金も組み合わせて、将来の安心につなげてみてはいかがでしょうか。

本コラムの内容は掲載日現在の情報です。
コラム内容を参考にする場合は、必ず出典元や関連情報により最新の情報を確認のうえでご活用ください。

以 上

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