調和&先駆 行員紹介 03

人事部

小林 仁美

ダイバーシティ推進室
調査役 2006年入行

女性活躍推進から
ダイバーシティへ

 常陽銀行では、以前から女性活躍推進やワークライフバランスに取り組んできましたが、より戦略的かつスピーディに推し進めようと、2021年10月1日にダイバーシティ推進室が設置されました。年齢・性別・国籍・障がいに関わらず、皆が自分らしく活き活きと働くための環境整備を目的としています。
 その中で、地域金融機関において中核となるのは女性活躍推進です。女性が働きやすい環境の整備だけでなく、育児休職や不妊治療など、様々な制度に関する情報発信や、各種研修会などを通じたロールモデルの周知活動も行っています。このようなダイバーシティ推進室の活動を進めるうちに、行員の皆さんから悩みやご意見を伺う機会が増えてきました。「この部署に相談してみたら何とかなるかもしれない」と期待していただけるような存在になりたいと思っています。

育児休職制度を改定!
復職セミナーも実施

 当行は子育てサポート企業として、厚生労働大臣から『プラチナくるみん』の認定を受けています。育児休職の期間も4月の保育園入園に配慮して、お子さんが2歳になって初めて迎える5月までに延長しました。
 さらに、育児休職からスムーズに復職してもらうための「復職予定者向けセミナー」を実施しています。これは当行独自の取り組みであり、県内企業が見学にいらっしゃったこともあります。現在はオンラインで行っていますが、赤ちゃんを抱っこして画面に映る方がたくさんいて、先輩復職者から体験談を聞くこともできます。セミナー参加者から「今日から復職しました。セミナーや小林さんのおかげで何とか頑張れそうです」とお電話をいただいた時は涙が出そうになりました。この仕事をしていて良かったと思う瞬間です。

互いを認め合い
さらにより良い銀行に

 私自身、ダイバーシティ推進を担当したことで大きく意識が変わり、また業務内容も広がりました。例えば、皆さんがキャリアを描くきっかけとなるような座談会やミーティングを企画したり、本部の業務内容を紹介する動画を作成して当行YouTubeチャンネルにアップしたりしました。こうした仕事を通して、誰もが働きやすい職場になれば、相乗効果で仕事でも最大限のパフォーマンスを発揮できるようになると感じています。ダイバーシティ推進は私たちだけでできるものではなく、行員一人ひとりが自分事としてとらえる必要があります。すぐに結果につながるとは限らず、目に見えづらい取り組みではありますが、いつか「女性活躍推進」「ダイバーシティ推進」といったワードがなくなるくらい当たり前になる日がくるよう、地道に頑張っていきます。

学生の皆さんへ 
~すべての経験がキャリアにつながる~

 常陽銀行の求める人材像は、新しいことに躊躇せずチャレンジできる人だと思います。最近はDX化をはじめ社会がめまぐるしく変化しています。それに対応していくには、未知のことに挑戦するポジティブな姿勢が必要です。新しい業務は誰もが最初は不安に思うものですが、これまでの経験が無駄になることはなく、必ずどこかで役に立ち今後のキャリアにつながっていきます。それにより視野が広がり、仕事だけでなく人生にも厚みが出てくると私たちは考えています。私もまさか、銀行員生活で動画を制作するとは思ってもいませんでしたが、インタビューしたさまざまな本部部署について理解が深まり、完成した時の達成感は非常に大きかったです。